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基礎ゼミ - 2014zemi1/10th のバックアップ(No.2)

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    • 1 (2014-06-03 (火) 17:25:31)
    • 2 (2014-06-17 (火) 18:42:08)

第10回 レポートの書き方Ⅱ (2)

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レポートを作成する

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レポートとは

  • 感想文は、自分の経験や自分の気持ち・感情を書き表したもの(主観的な見方)
    • 印象に残った事柄・文章とその理由を述べる
    • 「もし自分なら」「こういう状況なら」など仮定して考えてみる
  • レポートは、調査や実験の結果わかった『事実』と、それに基づく自分の『意見』をまとめたもの
    • 事実:内容が本当かどうか(真か偽か)客観的に確かめられる
    • 意見:書き手の考え(判断、推測)をあらわしている(客観的な事実に基づく)
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レポート作成の手順(タイトルの決定から資料の収集へ)

  1. 背景の把握
    • 大まかなテーマに関する基本的な情報を集める(新聞、インターネット、事典など)
    • テーマとなっている問題や課題について、全体像や大まかな内容を理解する
  2. 問題提起
    • (与えられた)大きなテーマから、具体的なテーマに絞り込む
    • 社会的な問題点や疑問点、興味・関心のあるの具体的な事柄、また明らかにしたいと思う事柄を明確にする
  3. 仮説の提示・主張
    • それらの事柄への対応策・解決策に関する自分なりの考えを仮説として述べる
    • また、調査や研究の必要性やその方針を検討する
  4. 主題(表題)の決定
    • 問題提起や自分の仮説(主張)をもとに、その主張や内容が伝わる、具体的なタイトルを考える
  5. 資料の収集・整理
    • 問題とした事柄や自分の仮説(主張)を裏付けるような、資料を収集する
    • 専門図書や雑誌・論文など、具体的なテーマに関する文献(先行研究、参考文献)を集めて、整理する
  6. レポートの構成の検討、テーマの再検討
    • 集めた資料をもとに、レポート全体の構成(アウトライン)を検討する
    • 集めた資料から、テーマをさらに絞り込んだり、考えなおしたり、再検討する
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テーマを決める方策

  1. 「よくわからない」ような言葉が、テーマの有力候補
    • 「興味があるだけ」ネタでは、思い込みがあったり、つまらないテーマになりがち
  2. 「問い」をたてる
    • テーマの中でできるだけ焦点を絞り込み、表題だけで主張や内容が伝わる、具体的な言葉を考える
    • 「〜について」は駄目(「自分の主張=テーマへの問い」になっていない)
    • 扱う問いは適切に(壮大すぎる問題、二者択一的な問題、専門的すぎる問題は避ける)
  3. テーマは絞り込んでいく
    • 基本的情報(背景、キーワード)→<社会的な問題、自分の興味・関心>→明らかにしたい課題(具体的テーマ)
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アイデアをひき出す・整理する

アイデア(発想)をひき出したり整理する方法として、 以前紹介したマインドマップのほかに、次の方法があります。

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皆でアイデアをひき出す(ブレインストーミング:ブレスト)

  1. 与えられたテーマについて思いついたことを、カードや大型のポストイットに、1枚につき1件書く
    • 「最低一人○件以上」という条件をつけるとよい
  2. 全員のカードやポスイットを、壁や模造紙などに張って、簡単に説明する
  3. 説明に対してはポジティブに反応し、反対意見がある場合は新しいアイデアとして提案する
  4. 他のひとの意見やアイデアを参考にして、新しいアイデアを出してもよい
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自分でアイデアを整理する(KJ法、親和法)

  1. ブレストをして出てきたアイデア全部を一覧できるようにする
  2. アイデアの意味や特徴を確認しながら、似ているものを集める
  3. 集められたカードやポストイットのグループに、名前を付ける
  4. グループに分けたアイデアを参考に、グループごとや全体について、最初からの作業を何回か繰り返す
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参考文献

  • 森時彦, ファシリテーターの道具研究会「ファシリテーターの道具箱」, ダイアモンド社 (2008.03).
  • 石井力重「アイデア・スイッチ」, 日本実業出版社 (2009.07).
  • 南田勝也・矢田部圭介・山下玲子「ゼミで学ぶスタディスキル」, 北樹出版 (2011.04)
  • 学習技術研究会編著「知へのステップ 第3版」, くろしお出版 (2011.03)
  • 中澤務・森貴史・本村康哲編「知のナヴィゲーター」, くろしお出版 (2007.04)

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