第13回「成果の発表(1)」
今後のスケジュール
第13回 (2012-07-04) | アウトラインを作成して提出する |
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第14回 (2012-07-11) | 自分のレポートを作成して、添削を受ける プレゼンテーションの練習をして、その内容を見直す |
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第15回 (2012-07-18) | 完成したレポートを提出する 最終のプレゼンテーションして、内容をお互いに評価する |
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レポートの提出について
- 枚数:表紙1枚+レポート本文3枚以上
- 原則として、ワープロで作成すること(文字サイズは 10〜11ポイント)
- 提出期限(必ず 2回とも提出すること)
- 期限(1回目):2012年7月11日(水) 9時まで(時間厳守)→添削して返却
- 期限(2回目):2012年7月18日(水) 9時まで(時間厳守)
- 提出方法・提出先
- 印刷した紙(ホッチキス止めしない)+データのファイル(USBメモリに入れておく)
- 担当者の研究室 1E302研究室 (もし不在の場合は提出用の箱に入れる)、または、ゼミの時間
引用のしかた
「引用」とは、レポートや論文のなかで自分の意見を明確にするために、
他の文献の意見や考えを紹介することです。
引用で一番注意すべきことは、
どの部分が引用なのかをわかるように書くことです。
他人の意見を自分の意見のように書くことは、
他人の文章を盗んで自分のものとして発表する「盗作」、
いわゆる「剽窃」は絶対に行ってはいけません。
また、引用だけで自分の意見を述べるのではなく、
引用は必要最低限にとどめて書くことも大事です。
- 要約して引用:必要かつ十分な長さで要約する
- 短い引用(2行以内):引用文をカギカッコ(「」)でくくる
安田(1997)は、人々から組織の関係をとらえるのに「現象から記号(すなわち)
モデルを投資するような柔軟性を備えなければならない」と述べている。
- 長い引用(3行以上):引用文の前後に1行空けて、左側を2〜3文字分字下げする
安田は、『ネットワーク分析』のなかで、次のように述べている(安田 1997)。
言葉をかえて言うならば、「行為者の行為を、個人的な属性からでは
なく、その行為者を取り囲むネットワークによって説明する」ための
分析をおこなうのが、ネットワーク分析です。
つまり……
なお、2番目や3番目のような引用では、元の文章と一字一句正確することが大事で、
勝手に加筆・訂正してはいけません。
引用するときは必ず、
(次に説明する)どの参考文献から引用したかがわかるように、
「河野(2009)は」「河野(2009)によれば」や「…である(河野, 2009)。」のように
著者の名字と発行年(出版年)を書いて、引用元を明らかにします。
参考文献の示し方
引用したり参考にした資料・文献があれば、
その出典(情報の出所)を「参考文献」として書きだしておきます。
なお、参考文献として示すのに必要な情報は、
書籍の場合は奥付(巻末の著者・出版社などの情報が書かれた部分)に、
論文や記事の場合は余白部分などに書かれています。
- 単行本(単著、共著)
- 書式:著者名(出版年)『書名』,出版社.
- 例:安田雪 (2001) 『実践ネットワーク分析』,新曜社.
- 例:増田直紀・今野紀雄 (2005)『複雑ネットワークの科学』,産業図書.
- 単行本(編著)
- 書式:編著者(出版年)『書名』,出版社。
- 例:佐藤嘉倫・平松闊編 (2005) 『ネットワーク・ダイナミクス』,勁草書房.
- 翻訳書
- 書式:原著者名(出版年)『書名』,翻訳者名,出版社.
- 例:アルバート=ラズロ・バラバシ (2002) 『新ネットワーク思考』,青木薫訳,NHK出版.
- 学術雑誌の論文・記事
- 書式:著者名(発行年)「論文名・記事タイトル」『雑誌名』,巻・号,ページ.
- 例:中山洋・大和雅俊・山口正二・玉田和恵・松田稔樹 (2007) 「情報ののぞき見を題材とした情報モラル指導教材へのVRの活用に向けた実験的研究」『教育システム情報学会誌』,Vol.24 No.1,pp. 26-34.
- インターネット上の情報
- 書式:著者名または発行者名「ウェブページの題名」,URL(参照 閲覧した西暦での日付).
- 新聞・雑誌の記事
- 掲載紙(紙)名(発行年)「記事の題名」発行日時 朝刊・夕刊と面数.
- 例:朝日新聞 (2011) 「大阪駅、iPadでご案内 コンシェルジュ常駐」2011年4月28日 夕刊12面.
参考文献のリストを書くときには、次のことに注意してください。
- 複数の参考文献を書くときは、著者名の名字のアルファベット順に並べる
- 同じ著者で、同じ発行年(出版年)の文献を挙げる場合は、発行年の後に a、bとアルファベットを追記しておく
- 参考文献の示し方には、分野や年代によって書き方の違いがあること(ただし、何を書くかはだいたい同じ)
参考文献
- 科学技術振興機構「参考文献の役割と書き方 科学技術情報流通技術基準(SIST)の活用」,http://sist-jst.jp/pdf/SIST_booklet2009.pdf (参照 2011-07-11).
- 藤田哲也編著「大学基礎講座 改増版」, 北大路書房(2006.03)
- 南田勝也・矢田部圭介・山下玲子「ゼミで学ぶスタディスキル」, 北樹出版 (2011.04)
- 学習技術研究会編著「知へのステップ 第3版」, くろしお出版 (2011.03)
- 佐藤望編著, 湯川武, 横山千晶, 近藤明彦「アカデミック・スキルズ」, 慶応義塾大学出版会 (2006.10).
- 小笠原喜博「大学生のためのレポート・論文術」(講談社現代新書 1603), 講談社(2002.04).
- 泉忠司「90分でコツがわかる!『論文&レポート』の書き方」, 青春出版社 (2009.07).