TITLE:第3回 資料の収集(1) *第3回 資料の収集(1) [#h1019ef5] **文献検索(図書館の利用) [#x42143a8] 実際に図書館へ行って、図書館の利用について説明を受けます。 -兵庫大学図書館: http://media.hyogo-dai.ac.jp/lib/ -兵庫大学 OPAC(オンライン蔵書目録): http://harmonis.lib.hyogo-dai.ac.jp/mylimedio/ ***大学図書館のサービスの利用 [#ya221de2] -資料の貸出 -レファレンス・サービス(「調べもの、探しもの、お手伝いします」) -コピー・サービス -他大学の図書館などの利用 --閲覧:他大学の図書館を利用できるように「閲覧依頼書」を発行 --複写:文献のコピーを取り寄せる --借用:文献そのものを借りる -購入リクエスト **図書館の資料 [#b90e90a8] ***資料の種類 [#cd830228] -参考図書(レファレンス・ブック):学問全般について知りたい場合に役立つ --辞書、事典、百科事典、年間、統計資料、白書、文献目録など -新聞:比較的新鮮な情報を入手できるが、情報が断片的な場合がある --一般紙(全国紙:毎日、読売、朝日、産経、日本経済、地方紙:神戸新聞など) --スポーツ紙・レジャー紙(日刊スポーツ、サンケイスポーツなど)、専門誌、業界紙、機関紙、広報紙 -図書/単行本:特定分野の知識が体系的にまとまっているが、できあがるのに時間がかかる --文庫本、新書、専門書など ---一次資料(オリジナルの資料)と二次資料(一次資料に基づく資料;年鑑、索引、蔵書目録も含む) -雑誌、逐次刊行物(定期刊行物):特定分野の現状や新しい話題について、詳しい情報が得られて、内容もコンパクト --一般雑誌(月刊誌、週刊誌など) --学術雑誌(学術雑誌、論文誌、講演論文集、学術定期刊行物など) -インターネット上の情報:情報の量は多いが、書き換えや削除されることがあるので、再検証しにくい --マスコミのサイト(新聞やテレビなど報道機関) --行政(政府や自治体)、企業・各種団体のサイト --フリーの百科事典(Wikipediaなど)、まとめサイト、個人のサイト(日記、ブログなど) ***図書館での資料の分類 [#f476ce7e] -日本十進分類法(NDC : Nippon Decimal Classification) --資料の背に張られたシールに書かれている番号 --資料のテーマ(主題、分野)ごとに分かれている (例)芸術→スポーツ、体育→球技 : 「783」 **参考文献の利用 [#w6bb3659] ***引用と剽窃(ひょうせつ) [#e49cedba] レポートなどの自分の文章に、 他の人の書いた文章を取り入れることを「''引用''」といいます。 引用のしかたには、あるきまった作法があります(後日説明します)。 他の人の文章を自分の意見のように書くことは、 「剽窃(ひょうせつ)」、つまり盗作やカンニング扱いとなりますから、 注意してください。 「剽窃(ひょうせつ)」、つまり盗作やカンニング扱いとなります。 自分の文章が「主」、他の人の文章が「従」の関係となるように、 引用は必要最低限にとどめることが求められます。 ***参考文献リストの書き方 [#gf569121] 引用したり参考にした資料・文献があれば、 その出典(情報の出所)を「''参考文献''」として書きだしておきます。 リストとしてまとめておきましょう。 参考文献として示すのに必要な情報は、 書籍の場合は奥付(巻末の著者・出版社などの情報が書かれた部分)に書かれています。 +単行本(単著、共著) --書式:≪著者名≫(出版年)≪書名≫ ≪出版社名≫. ---例:安田雪 (2001) 実践ネットワーク分析 新曜社. ---例:増田直紀・今野紀雄 (2005) 複雑ネットワークの科学 産業図書. +単行本(編著) --書式:≪編著者≫(出版年)≪書名≫ ≪出版社名≫. ---例:佐藤嘉倫・平松闊編 (2005) ネットワーク・ダイナミクス 勁草書房. なお、参考文献のリストを書くときには、次のことに注意してください。 -複数の参考文献を書くときは、著者名の名字のアルファベット順に並べる -同じ著者で、同じ発行年(出版年)の文献を挙げる場合は、発行年の後に a、bとアルファベットを追記しておく -参考文献の示し方には、分野や年代によって書き方の違いがあること(ただし、何を書くかはだいたい同じ) **参考文献 [#z2decf3c] -学習技術研究会編著「知へのステップ 第4版」, くろしお出版 (2015.04) -専修大学出版企画委員会編「知のツールボックス」, 専修大学出版局 (2006.04). -佐藤望編著, 湯川武, 横山千晶, 近藤明彦「アカデミック・スキルズ」, 慶応義塾大学出版会 (2006.10). -科学技術振興機構「参考文献の役割と書き方 科学技術情報流通技術基準(SIST)の活用」,http://sti.jst.go.jp/sist/pdf/SIST_booklet2011.pdf (参照 2013-07-01). -南田勝也・矢田部圭介・山下玲子「ゼミで学ぶスタディスキル」, 北樹出版 (2011.04) **課題 [#s0b1eeb6] 自分が興味のあるテーマについて、キーワードを複数考えて、そのキーワードを使って、大学の図書館の文献検索をしてください。&br; 検索結果から読んでみたいと思う本を5冊選んで、ワークシートに参考文献リストとしてまとめてください。 **次回(5月7日):「資料の収集 (2)」 [#qef35cc8] -パソコンやインターネットを活用した情報収集 -アイデアを引き出してまとめる(発想法) |