TITLE:第6回 「学習活動の基本スキル(1)」 *第6回 学習活動の基本スキル(1) [#ubae18f0] **レポートを書く(基礎編) [#hc93e149] -感想文は、自分の気持ちや感情を書き表したもの(主観的な見方) --心に残った文章とその理由を述べる --「もし自分なら」「こういう状況なら」など仮定して考えてみる -レポートは、調査や研究の結果わかった『事実』と、それに基づく自分の『意見』をまとめたもの --事実:内容が本当かどうか(真か偽か)客観的に確かめられる文 --意見:書き手の考え(判断、推測)をあらわした文(客観的な事実に基づく) ***レポートを書く手順 [#med9cf03] +大まかなテーマに関する基本的な情報を集める(新聞、インターネット、事典など) --テーマとなっている問題や課題について、全体像や大まかな内容を理解する +基本的な情報からより具体的なテーマを決める --大まかなテーマの中から自分が興味を持てる具体的なテーマに絞り込む +具体的なテーマに関する文献をいくつか集める(専門図書、専門雑誌、論文など) +集めた文献を読んでレポートにまとめる ***表紙のレイアウト [#of60528c] -担当教員名、開講曜日・時限 -「授業名」レポート、レポートのテーマ名(必要であれば) -担当教員名、開講曜日・時限、「授業名」レポート、レポートのテーマ名(必要であれば) -提出日 -学部・学科名、学籍番号、氏名 (表紙の例) 担当教員:河野 稔 水曜日 1時限 「基礎ゼミ?」レポート 2009年6月3日(水)提出 健康科学部 健康システム学科 H2091000 兵庫 太郎 ***レポート作成と提出時の注意 [#n33ceab1] -まずは「キャンパスガイド2009」の83ページで確認 -指定された提出日と時間、また書式などが指定されている場合は、必ず守る -用紙は、とくに指定がなければA4サイズのレポート用紙(ルーズリーフは避ける) -複数枚のレポートは、左上を1か所、または左側を2か所、ホッチキスで止める ***正確な文章を書く [#j66f9d3a] -文体は「である体」で書く --普段の生活で使う「です・ます体」は使わない -主語と述語の関係を明確にする --「こそあど」言葉(指示代名詞)を多用しない、体言止めは使わない -文章の長さは短めにする --読点(、)が少ない文章で、あいまいな表現を避ける -読点(、)は、動詞を含む部分が2つ以上ある場合は、その間に打つ --読点で文章の意味をキチンと区切る -漢字とひらがなを使い分けに注意する --「言う」→「いう」 --「〜する時」→「〜するとき」 --「所謂」→「いわゆる」 --「特に」→「とくに」 --「故に」→「ゆえに」 --「時々」→「ときどき」 --○「いう」、×「ゆう」 --○「とおり」、×「とうり」 -接続詞を正しく使う --結果・帰結:ので、から、だから、したがって、と、それで、すると --逆説・対照:しかし、けれども、のに、ても、ところが --追加・累加:たり、そして、また、なお、ところが --言換・例示:つまり、すなわち、要するに、たとえば --理由・補足:なぜなら、というのは、、ただし、もっとも --話題の転換:さて、ところで -数字の書き方を統一する --アラビア数字(1、2、3、…)なら半角文字で書く -箇条書きを活用する --内容を列挙したり分類するには便利で、要点がはっきりする **参考文献 [#z2decf3c] -学習技術研究会編著「知へのステップ 改訂版」, くろしお出版 (2006.10) -専修大学出版企画委員会編「知のツールボックス」, 専修大学出版局 (2006.04). -佐藤望編著, 湯川武, 横山千晶, 近藤明彦「アカデミック・スキルズ」, 慶応義塾大学出版会 (2006.10). -小笠原喜博「大学生のためのレポート・論文術」(講談社現代新書 1603), 講談社(2002.04). -河野哲也「レポート・論文の書き方入門 第3版」, 慶応義塾大学出版会 (2002.12). **宿題 [#e272478f] -前回図書館で借りた本の書評を書いて提出すること(次回の授業で口頭で本を紹介:5分程度) --使用する紙のサイズは、A4サイズ(枚数は制限なし) --手書きでもワープロで印刷したものでもよい --1枚目の最初には、次のように書いておくこと 「基礎ゼミ?」レポート 2009年6月17日(水)提出 健康科学部 健康システム学科 学籍番号 自分の氏名 |