TITLE:第3回 「文献検索、資料収集」 *第3回 「文献検索、資料収集」 [#h1019ef5] **前回の宿題 [#t259b62f] +配布されたテキスト「情報倫理2009」の第1章を読んでおくこと --読んだ感想や興味を持った内容について話してもらい、質問をする ---H2091012 ---H2091014 ---H2091028 +図書館でもらった資料とキャンパスガイドの「図書館利用の手引き」(106〜112ページ)を読んでおくこと --図書館の利用について質問をする ---H2091008 ---H2091011 ---H2091019 ---H2091022 **学習スキル [#x2972032] ***ノートテイキング(ノートの取り方) [#c7c0eac9] -ノートを活用するには? --授業内容を再現できるように:ただ板書を書き取るだけではダメ --キーワードや要点を逃さない:一言一句書き取っていてもダメ --授業内容を立体的にとらえる:記号や矢印、イラストなどをうまく使う -授業別のノートの取り方 --インプット型(知識説明):復習を重視し、キーワードや要約を書く余白をあらかじめ作る ---例:コーネル大学式ノート --アウトプット型(問題演習):予習を重視し、自分の考えや調べたことと模範解答を比べられるようにする -定期的にノートを読み返す(これが一番重要) --授業前や数週間ごとに読み返して、頭に定着させる ***文房具の利用 [#n8e302d0] -筆記用具 --ボールペン:速記に便利、三色ボールペンで情報を分類 --蛍光ペン:キーワードを中心に、コピーしても写らない -付箋の活用 --いろんな付箋:サイズ(大・中・小)、素材(紙、透明フィルム) --読書ときの目印:気に入ったフレーズに張る、疑問に思ったところに張る --メモや情報の整理に:大きめの付箋に書く、後でグループにまとめる ***参考文献 [#zf128919] -齋藤孝「三色ボールペン情報活用術」(角川oneテーマ21 B-43), 角川書店 (2003.06). -田村仁人「アタマが良くなる合格ノート術」, ディスカヴァー・トゥエンティワン (2007.04). -堀公俊, 加藤彰「ファシリテーション・グラフィック」, 日本経済新聞社 (2006.09). -太田あや「[[東大合格生のノートはかならず美しい>http://www.amazon.co.jp/dp/4163706208/]]」, 文藝春秋 (2008.09). **資料の検索 [#of6b2723] ***資料の種類 [#cd830228] -参考図書(レファレンス・ブック) --辞書、事典、百科事典、年間、統計資料、白書、文献目録など ---学問的な内容を知りたい場合は、事典類(百科事典、分野別の事典)を参照するのが良い -新聞 --一般紙(全国紙:毎日、読売、朝日、産経、日本経済、地方紙:神戸新聞など) --スポーツ紙・レジャー紙(日刊スポーツ、サンケイスポーツなど) --専門誌・業界紙 --機関紙・広報紙 ---比較的新鮮な情報を入手することができるが、情報が断片的な場合がある -図書/単行本:参考図書でも雑誌でもない図書 --文庫本、新書、専門書など ---特定分野の知識が体系的にまとまっているが、できあがるのに時間がかかるため情報が古い場合がある --一次資料:オリジナルな内容を伝える資料 --二次資料:オリジナルな情報に基づいて書かれた資料(年鑑、索引、蔵書目録も含む) -雑誌、逐次刊行物(定期刊行物) --一般雑誌(月刊誌、週刊誌など) --学術雑誌(学術雑誌、論文誌、講演論文集、学術定期刊行物など) ---一般にいう雑誌よりも意味が広い ---特定分野の現状や新しい情報について、詳しい情報が得られて、内容もコンパクト ---そのかわり、前提知識がないと、内容が読み解けない場合も -CD-ROM、DVD --辞書、事典などを電子化 ---音声、画像、動画などが利用できて、表現力が豊か --資料のデータベース ---新聞記事などをデータベース化(電子化)、検索のテクニックが欠かせない(AND/OR/NOT検索など) -インターネット上の情報 --マスコミのサイト(アサヒ・コムなど) --政府・自治体、企業・各種団体のサイト --個人のサイト(日記、ブログなど) --フリーの百科事典(Wikipediaなど)、まとめサイト ---情報がいつでも書き換えられてしまう(再検証がしにくい) ***ネットで資料を探す [#p5f258ff] -OPAC(蔵書カタログ)の検索 --所蔵図書の目録データベース --Webcat plus(国立情報学研究所:http://webcatplus.nii.ac.jp/ ) --NDL-OPAC(国立国会図書館:http://opac.ndl.go.jp/ ) -書店や古書店のデータベース --Books.or.jp(日本出版協会:http://www.books.or.jp/ ) -雑誌記事検索 --NDL-OPACの雑誌記事検索(国立国会図書館:http://opac.ndl.go.jp/ ) --Web MAGAZINEPLUS(日外アソシエーツ:http://www.nichigai.co.jp/database/mag-plus.html) -電子ジャーナル --J-STAGE(科学技術振興機構:http://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja ) --ScienceDirect (エルゼビア:http://www.sciencedirect.com/ ) -白書、統計資料など --情報通信白書(総務省:http://www.johotsusintokei.soumu.go.jp/whitepaper/ ) --統計調査結果(e-Gov 電子政府の総合窓口:http://www.e-gov.go.jp/link/statistics.html ) ***資料の探し方のポイント [#i403f0b8] +自分だけ情報源をつくり、情報を集めるアンテナを立てる --大学の図書館や近所の公立図書館を利用してみる --本屋や古本屋を利用する --新聞やインターネットなどで最新情報を入手する --インターネットの本屋(アマゾン: http://www.amazon.co.jp/ など)を利用する +調べる前に大事なこと --調べるテーマについて、ある程度下調べ(大まかでいい) --とくに専門用語の意味を確認し、理解しておく +芋づる式に探す --図書や雑誌の索引・参考文献に書かれている資料を読んでみる --複数の資料が参考文献に挙げている資料は、価値が高い! +一次資料(オリジナル)を必ずチェックする --資料に書かれている情報を、そのままうのみにしない&br;→二次情報かもしれない --資料から、事実と著者の意見、引用(他の資料を参考にしたもの)を見分ける +資料としての情報の鮮度と信頼性に注意する --鮮 度:インターネット>新聞>学術雑誌>図書>参考図書 ---インターネットは情報をすぐに公開することができる --信頼性:インターネット<新聞<学術雑誌<図書≒参考図書 ---できあがるまでに多くの人や専門家によるチェックがあるほど、信頼性が高い ***参考文献 [#z2decf3c] -学習技術研究会編著「知へのステップ 改訂版」, くろしお出版 (2006.10) -専修大学出版企画委員会編「知のツールボックス」, 専修大学出版局 (2006.04). -佐藤望編著, 湯川武, 横山千晶, 近藤明彦「アカデミック・スキルズ」, 慶応義塾大学出版会 (2006.10). **宿題 [#e272478f] -次回までに、テキストの2章「情報社会における生活」(22〜40ページ)を読んでおくこと --次回の授業のはじめに、1つのトピックについて解説してもらいます --次回の授業のはじめに、1つのトピックについて解説してもらいます(3分程度) --次回の授業で、内容に関連する文献を調査してもらいます |