TITLE:基礎ゼミ? 第2回 TITLE:第2回 「学習活動における基礎的知識と学習スキル」 *第2回 「学習活動における基礎的知識と学習スキル」 [#h1019ef5] **メンバー紹介 [#ibe9e576] -担当者: 河野 稔(かわの みのる)健康システム学科 講師 --Web: http://arena.hyogo-dai.ac.jp/~kawano/ --E-mail: mkawano@ed.hyogo-dai.ac.jp -ゼミ生 --H2081004 --H2081017 --H2081024 --H2081026 **ゼミの進め方 [#ida8490a] -【全体】テーマに沿って自由に意見を出しあって、問題点や課題を見つけ出す -【全体】大学での学習のための基礎知識と学習スキルを習得する --ノートの取り方、文書表現、レポートの書き方、文献の探し方、プレゼンテーション -【全体】テーマやゼミ活動について疑問・質問があれば、ゼミ全体で考える -【毎回】ゼミまでの1週間で気になったこと・考えたこと等をコメントする(数分程度) -【毎回】ゼミ活動の進捗状況を報告する(数分程度) **ゼミのテーマの基礎知識 [#e30daba5] ***情報モラル:情報化社会の光と影 [#lf786e58] -情報化社会の現状 --インターネットが生活の一部に:携帯電話の契約数は1億以上(2007年末) --インターネットが既存のメディアに迫っている(例:広告効果は、テレビや新聞に次ぐ) -光の側面 --総表現者社会:ブログなどで誰もが情報を発信できる --群衆の叡智:個々の人々が持っている知識を集約できる(ウィキペディア) --知識の高速道路:誰もが手軽に専門知識を得たり専門スキルを修得できる -影の側面 --精神的な被害:情報漏えい、誹謗中傷、有害情報、迷惑メールなど --経済的な被害:知的所有権の侵害、売買のトラブルなど --犯罪による被害:名誉毀損、違法部宇野販売、詐欺、コンピュータウィルスなど -情報化社会を支える三本柱 --技術:情報技術による対策(フィルタリング、バイオメトリックス:生体認識、等) --規制:法律の整備(不正アクセス禁止法など)、警察や民間によるネットの監視 --倫理:個人の自覚・自律を高める(情報教育、啓蒙活動) ***参考文献 [#z2decf3c] -情報教育学研究会 情報倫理教育研究グループ「インターネット社会を生きるための情報倫理 2008年版」, 実教出版 (2007.10). -情報教育学研究会 情報倫理教育研究グループ編「インターネットの光と影 Ver.3」, 北大路出版 (2006.02). -梅田望夫「ウェブ時代をゆく」(ちくま新書 687), 筑摩書房 (2007.11) **学習スキル [#x2972032] ***ノートテイキング(ノートの取り方) [#c7c0eac9] -ノートを活用するには? --授業内容を再現できるように:ただ板書を書き取るだけではダメ --キーワードや要点を逃さない:一言一句書き取っていてもダメ --授業内容を立体的にとらえる:記号や矢印、イラストなどをうまく使う -授業別のノートの取り方 --インプット型(知識説明):復習を重視し、キーワードや要約を書く余白をあらかじめ作る ---例:コーネル大学式ノート --アウトプット型(問題演習):予習を重視し、自分の考えや調べたことと模範解答を比べられるようにする -定期的にノートを読み返す(これが一番重要) --授業前や数週間ごとに読み返して、頭に定着させる ***文房具の利用 [#n8e302d0] -筆記用具 --ボールペン:速記に便利、三色ボールペンで情報を分類 --蛍光ペン:キーワードを中心に、コピーしても写らない -付箋の活用 --いろんな付箋:サイズ(大・中・小)、素材(紙、透明フィルム) --読書ときの目印:気に入ったフレーズに張る、疑問に思ったところに張る --メモや情報の整理に:大きめの付箋に書く、後でグループにまとめる ***参考文献 [#zf128919] -齋藤孝「三色ボールペン情報活用術」(角川oneテーマ21 B-43), 角川書店 (2003.06). -田村仁人「アタマが良くなる合格ノート術」, ディスカヴァー・トゥエンティワン (2007.04). -堀公俊, 加藤彰「ファシリテーション・グラフィック」, 日本経済新聞社 (2006.09). |