第2回 「学習活動における基礎的知識と学習スキル」
メンバー紹介
- 担当者: 河野 稔(かわの みのる)健康システム学科 講師
- ゼミ生
- H2081004
- H2081017
- H2081024
- H2081026
ゼミの進め方
- 【全体】テーマに沿って自由に意見を出しあって、問題点や課題を見つけ出す
- 【全体】大学での学習のための基礎知識と学習スキルを習得する
- ノートの取り方、文書表現、レポートの書き方、文献の探し方、プレゼンテーション
- 【全体】テーマやゼミ活動について疑問・質問があれば、ゼミ全体で考える
- 【毎回】ゼミまでの1週間で気になったこと・考えたこと等をコメントする(数分程度)
- 【毎回】ゼミ活動の進捗状況を報告する(数分程度)
ゼミのテーマの基礎知識
情報モラル:情報化社会の光と影
- 情報化社会の現状
- インターネットが生活の一部に:携帯電話の契約数は1億以上(2007年末)
- インターネットが既存のメディアに迫っている(例:広告効果は、テレビや新聞に次ぐ)
- 光の側面
- 総表現者社会:ブログなどで誰もが情報を発信できる
- 群衆の叡智:個々の人々が持っている知識を集約できる(ウィキペディア)
- 知識の高速道路:誰もが手軽に専門知識を得たり専門スキルを修得できる
- 影の側面
- 精神的な被害:情報漏えい、誹謗中傷、有害情報、迷惑メールなど
- 経済的な被害:知的所有権の侵害、売買のトラブルなど
- 犯罪による被害:名誉毀損、違法部宇野販売、詐欺、コンピュータウィルスなど
- 情報化社会を支える三本柱
- 技術:情報技術による対策(フィルタリング、バイオメトリックス:生体認識、等)
- 規制:法律の整備(不正アクセス禁止法など)、警察や民間によるネットの監視
- 倫理:個人の自覚・自律を高める(情報教育、啓蒙活動)
参考文献
- 情報教育学研究会 情報倫理教育研究グループ「インターネット社会を生きるための情報倫理 2008年版」, 実教出版 (2007.10).
- 情報教育学研究会 情報倫理教育研究グループ編「インターネットの光と影 Ver.3」, 北大路出版 (2006.02).
- 梅田望夫「ウェブ時代をゆく」(ちくま新書 687), 筑摩書房 (2007.11)
学習スキル
ノートテイキング(ノートの取り方)
- ノートを活用するには?
- 授業内容を再現できるように:ただ板書を書き取るだけではダメ
- キーワードや要点を逃さない:一言一句書き取っていてもダメ
- 授業内容を立体的にとらえる:記号や矢印、イラストなどをうまく使う
- 授業別のノートの取り方
- インプット型(知識説明):復習を重視し、キーワードや要約を書く余白をあらかじめ作る
- アウトプット型(問題演習):予習を重視し、自分の考えや調べたことと模範解答を比べられるようにする
- 定期的にノートを読み返す(これが一番重要)
文房具の利用
- 筆記用具
- ボールペン:速記に便利、三色ボールペンで情報を分類
- 蛍光ペン:キーワードを中心に、コピーしても写らない
- 付箋の活用
- いろんな付箋:サイズ(大・中・小)、素材(紙、透明フィルム)
- 読書ときの目印:気に入ったフレーズに張る、疑問に思ったところに張る
- メモや情報の整理に:大きめの付箋に書く、後でグループにまとめる
参考文献
- 齋藤孝「三色ボールペン情報活用術」(角川oneテーマ21 B-43), 角川書店 (2003.06).
- 田村仁人「アタマが良くなる合格ノート術」, ディスカヴァー・トゥエンティワン (2007.04).
- 堀公俊, 加藤彰「ファシリテーション・グラフィック」, 日本経済新聞社 (2006.09).
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