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第3回「情報倫理の概説/ソーシャルメディア」

情報倫理:情報化社会の光と影

  • 情報化社会の現状
    • インターネットが生活の一部に:携帯電話の契約数は1億4千以上(2014年6月末現在)
    • インターネットが既存のメディアに迫っている(例:広告効果はテレビや新聞に次ぐ)
  • 光の側面
    • ブログ、SNS、Twitter、Facebookなどで誰もが情報を発信できる(総表現者社会)
    • 大勢の個人の知識を集約できる(群衆の叡智、例:ウィキペディア)
    • 手軽に専門知識を得たり専門スキルを修得できる(知識の高速道路)
  • 影の側面
    • 情報漏えい、誹謗中傷、有害情報、迷惑メール(精神的な被害)
    • 知的財産権の侵害、売買のトラブル(経済的な被害)
    • 名誉毀損、違法/危険物販売、ネット詐欺、コンピュータウィルス(犯罪による被害)
  • 情報化社会を支える三本柱
    • 技術:情報技術による対策(フィルタリング、バイオメトリックス:生体認識、等)
    • 規制:法律の整備(不正アクセス禁止法など)、警察による監視、民間の自主規制
    • 倫理:個人の自覚・自律を高める(情報教育、啓蒙活動)
情報倫理
インターネット社会(あるいは、情報社会)において、生活者がネットワークを利用して、互いに快適な生活をおくるための規範や規律
出典:情報教育学研究会 情報倫理教育研究グループ編(2014)「インターネットの光と影 Ver.5」

最新事情と諸問題

ソーシャルメディアとスマートフォン(用語解説)

ソーシャルメディア
ブログ、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、動画共有サイトなど、利用者が情報を発信し、形成していくメディア。利用者同士のつながりを促進する様々なしかけが用意されており、互いの関係を視覚的に把握できるのが特徴。
スマートフォン
従来の携帯電話端末の有する通信機能等に加え、高度な情報処理機能が備わった携帯電話端末。従来の携帯電話端末とは異なり、利用者が使いたいアプリケーションを自由にインストールして利用することが一般的。また、スマートフォンはインターネットの利用を前提としており、携帯電話の無線ネットワーク(3G回線等)を通じて音声通信網及びパケット通信網に接続して利用するほか、無線LANに接続して利用することも可能。

出典:総務省「平成26年度版 情報通信白書 用語集」 (2014.09.29).

ソーシャルメディアの利用に関する資料

以前テレビで放送された番組の中から、 ソーシャルメディアの利用に関する映像を視聴します。

映像の内容をもとに、情報社会の問題点について、全員で考えていきます。

次回までの宿題

問題
社会の情報化が進むことで、近年、どのような問題やトラブルが起こっていますか? 各種メディアから、 自分が興味関心がある、または、気になる問題やトラブルを1つ取り上げて具体的に紹介しなさい。
  • メディアは新聞・雑誌・ウェブとし、そのコピーを10部用意すること
    • 授業開始後すぐに配布してもらうので、前日までに準備する
  • 資料をもとに、紹介する内容をまとめて、口頭で説明すること(1人3分間)
    • 説明する形式は自由
    • 資料を印刷してゼミの人数分用意してもよいし、PowerPointの資料を作って発表してもかまわない

参考文献

  • 情報教育学研究会 情報倫理教育研究グループ編「インターネットの光と影 Ver.5」, 北大路書房 (2014.02).
  • 南田勝也・矢田部圭介・山下玲子「ゼミで学ぶスタディスキル」, 北樹出版 (2011.04).

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Last-modified: Mon, 06 Oct 2014 14:32:30 JST (3494d)