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第6回 学習活動の基礎知識(2)

これまでのゼミの資料は、次のサイトに公開されています。 印刷した資料が必要な場合は、サイトからプリントアウトしてください。

前回の宿題

  • 学習支援センターの方からの宿題「新聞の記事を要約してまとめる」
  • 今日が提出期限なので、まだ提出できていない場合は、できるだけ早く学習支援センターへ提出すること

資料や情報の収集への取り組み方

  1. テーマに関する全般的な知識や動向を調べる
  2. テーマに関する基礎的な知識や専門用語などを調べる
  3. テーマに関する最新の知識や動向を調べる
  4. テーマに関連する他の分野の知識や情報を調べる

調べ出した資料や情報は、メモしたり、コピーまたは印刷して、 記録として残して整理しましょう。

  • 文献などの資料:コピーをしたり、「文献メモ」を作成しておく
  • ネット上の情報:印刷したり、ブラウザの「お気に入り」に追加しておく

資料の種類

  • 参考図書(レファレンス・ブック):学問全般について知りたい場合に役立つ
    • 辞書、事典、百科事典、年間、統計資料、白書、文献目録など
  • 新聞:比較的新鮮な情報を入手できるが、情報が断片的な場合がある
    • 一般紙(全国紙:毎日、読売、朝日、産経、日本経済、地方紙:神戸新聞など)
    • スポーツ紙・レジャー紙(日刊スポーツ、サンケイスポーツなど)、専門誌、業界紙、機関紙、広報紙
  • 図書/単行本:特定分野の知識が体系的にまとまっているが、できあがるのに時間がかかる
    • 文庫本、新書、専門書など
      • 一次資料(オリジナルの資料)と二次資料(一次資料に基づく資料;年鑑、索引、蔵書目録も含む)
  • 雑誌、逐次刊行物(定期刊行物):特定分野の現状や新しい話題について、詳しい情報が得られて、内容もコンパクト
    • 一般雑誌(月刊誌、週刊誌など)
    • 学術雑誌(学術雑誌、論文誌、講演論文集、学術定期刊行物など)
  • インターネット上の情報:情報の量は多いが、書き換えや削除されることがあるので、再検証しにくい
    • マスコミのサイト(新聞やテレビなど報道機関)
    • 行政(政府や自治体)、企業・各種団体のサイト
    • フリーの百科事典(Wikipediaなど)、まとめサイト、個人のサイト(日記、ブログなど)

図書館での資料の分類

  • 日本十進分類法(NDC : Nippon Decimal Classification)
    • 資料の背に張られたシールに書かれている番号
    • 資料のテーマ(主題、分野)ごとに分かれている (例)芸術→スポーツ、体育→球技 : 「783」

インターネットで資料を探す

大学図書館のサイトから利用できるものもありますから、チェックしておきましょう。 なお、有料サービスのため同時アクセス数が制限されれているものもあります。

実際にいくつかのサービスにアクセスしてみましょう。

  1. 全国のOPAC(蔵書カタログ)の検索
  2. 書店や古書店のデータベース
  3. 雑誌記事検索
  4. 文献の題目・著者・本文などで検索
  5. 電子ジャーナル
  6. 白書、統計資料など

資料を探すときに一番手っ取り早いのは「知っている人に聞くこと」ですが、 自分でできることも多くあります。 自力で資料や情報を探すときに、心がけることや、工夫するとよいことを考えてみましょう。

資料としての情報の鮮度・信頼性

  • 鮮 度:インターネット>新聞>学術雑誌>図書>参考図書
    • インターネットは情報をすぐに公開することができる
  • 信頼性:インターネット<新聞<学術雑誌<図書≒参考図書
    • できあがるまでに多くの人や専門家によるチェックがあるほど、信頼性が高い

参考文献

  • 学習技術研究会編著「知へのステップ 第3版」, くろしお出版 (2011.04)
  • 専修大学出版企画委員会編「知のツールボックス」, 専修大学出版局 (2006.04).
  • 佐藤望編著, 湯川武, 横山千晶, 近藤明彦「アカデミック・スキルズ」, 慶応義塾大学出版会 (2006.10).

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Last-modified: Tue, 11 Mar 2014 19:42:02 JST (3702d)