第10回「演習課題への挑戦(3)」
今後のスケジュール
- 第10回 (2010-06-23) 「演習課題への挑戦(3)」
- レポートのタイトルを決定し、レポートの方針を決める。
- タイトルを決定するのに必要な資料や情報を収集する。
- 第11回 (2010-06-30) 「演習課題への挑戦(4)」
- レポートのタイトルを決定し、レポートの方針を決める。
- 必要な資料を収集し、レポートを作成する。
- 第12回 (2010-07-07) 「学習成果の表現方法について」
- 自分のレポートを作成し、添削を受ける。
- 自分のレポートについて、プレゼンテーションをレジュメ(下書き)を作成する。
- 第13回 (2010-07-14) 「成果の発表(1) 文書や口頭」
- 自分のレポートを完成する。
- 自分のレポートについて、プレゼンテーションの練習をする。
- 第14回 (2010-07-21) 「成果の発表(2) 文書や口頭」
- プレゼンテーションを相互評価する。
- プレゼンテーションの内容を見直す。
- 第14回 (2010-07-28) 「成果の発表(3) 文書や口頭」
- 自分のレポートについて、最終のプレゼンテーションをする。
レポートを書く(実践編)
タイトルの決定から資料の収集へ
- 問題提起
- テーマについて、社会的な問題点や疑問点などの具体的な事柄、また自分が明らかにしたいと思う事柄を明確にする。
(大きすぎるテーマ、専門的すぎるテーマは避ける)
- 仮説の提示・主張
- それらの事柄への対応策・解決策に関する自分なりの考えを仮説として述べる。
また、調査や研究の方針があれば示す。
- 主題(表題)の決定
- 問題提起や自分の仮説(主張)をもとに、主張や内容が伝わる、具体的なタイトル(レポートの題目)を考える。
- 資料の収集
- 問題とした事柄や自分の仮説(主張)を裏付けるような、資料を収集する。
- テーマの再検討
- 集めた情報から、テーマを絞り込んだり、考えなおしたり、再検討する
大まかなテーマ | 「子どもと携帯電話(ケータイ)」または「学校と携帯電話(ケータイ)」 |
---|
具体的なタイトル (疑問文で) |
|
---|
問題提起 |
|
---|
自分の主張(結論) |
|
---|
主張の理由 (資料などにもとづく根拠) |
|
---|
レポート作成の手順
たとえば、2週間程度で書く場合は、次のようなスケジュールになる
- 大まかなスケジュールを立てる(1日程度)
- 話題(テーマ)を絞り込み、レポートでの主張を決める(5〜6日程度)
- 資料を集めて整理する(3〜4日程度)
- 全体の構成やアウトライン(骨組)を決める(1日程度)
- レポートを執筆する(1週間程度)
- レポートを推敲する(1日程度)
- レポートを提出する
レポートの構成の例
- 1. 序論(はじめに、など)
- 2. 本論
- 提起した問題の現状などを説明
- 専門用語を解説(必要に応じて)
- 自分の主張にあった事実・出来事・対策などを説明(必要であれば引用も)
- 反対意見を想定してみて、それに対する解決策を説明
- 自分なりの意見を、論理的に説明
- 3. 結論(まとめ、おわりに、考察、など)
- 全体を通して、自分のをまとめる
- 具体的な提言や、今後の課題などがあれば述べる
- 参考文献
参考文献
- 学習技術研究会編著「知へのステップ 改訂版」, くろしお出版 (2006.10).
- 石坂春秋「レポート・論文・プレゼン スキルズ」, くろしお出版 (2003.03).
- 佐藤望編著, 湯川武, 横山千晶, 近藤明彦「アカデミック・スキルズ」, 慶応義塾大学出版会 (2006.10).
- 小笠原喜博「大学生のためのレポート・論文術」(講談社現代新書 1603), 講談社(2002.04).
- 河野哲也「レポート・論文の書き方入門 第3版」, 慶応義塾大学出版会 (2002.12).