第7回「情報倫理(2)」
今回は、参考文献の「インターネットの光と影 Ver.4」から、
第5章「インターネットと教育」を扱います。
5.4節の「有害情報をフィルタリング」の内容を読んで、
フィルタリング機能についての小レポート(調査報告レポート)を作成するための、
情報収集に取り組みます。
インターネット上での情報収集(新聞雑誌の記事)
一部の新聞社や雑誌出版社の過去の記事については、
大学が契約している、オンライン・データベースが利用できます。
なお、有料サービスのため同時アクセス数が制限される場合もあるので、
利用する際には注意してください。
- 新聞・報道各社
- 新聞・雑誌記事検索
参考文献の示し方(基礎ゼミIの資料より一部抽出)
レポートや論文を書くときに、
参考にしたり直接引用した資料・文献があれば、
その出典(情報の出所)を「参考文献」や「参考資料」として、
リストアップしておきます。
なお、参考文献として示すのに必要な情報は、
書籍の場合は奥付(巻末の著者・出版社などの情報が書かれた部分)に、
論文や記事の場合は余白部分などに書かれています。
- 単行本(単著、共著)
- 書式:著者名(出版年)『書名』,出版社.
- 例:増田直紀・今野紀雄 (2005)『複雑ネットワークの科学』,産業図書.
- 単行本(編著)
- 書式:編著者(出版年)『書名』,出版社。
- 例:佐藤嘉倫・平松闊編 (2005) 『ネットワーク・ダイナミクス』,勁草書房.
- インターネット上の情報
- 書式:著者名または発行者名「ウェブページの題名」,URL(参照 閲覧した西暦での日付).
- 新聞・雑誌の記事
- 掲載紙(紙)名(発行年)「記事の題名」発行日時 朝刊・夕刊と面数.
- 例:朝日新聞 (2011) 「大阪駅、iPadでご案内 コンシェルジュ常駐」2011年4月28日 夕刊12面.
参考文献のリストを書くときには、次のことに注意してください。
- 複数の参考文献を書くときは、著者名の名字のアルファベット順に並べる
- 参考文献の示し方は、分野や年代によって違いがあるので注意すること(ただし、書く項目はほぼ同じ)
レポートで正確な文章を書く(基礎ゼミIの資料より一部抽出)
- 文体は「である体」で書く
- 主語と述語の関係を明確にする
- 「こそあど」言葉(指示代名詞)を多用しない、体言止めは使わない
- 文章の長さは短めにする
- 読点(、)は、動詞を含む部分が2つ以上ある場合は、その間に打つ
- 数字の書き方を統一する
- 用語や名称は統一し、むやみに省略して書かない
宿題(次回のゼミで提出)
5.4節の「有害情報をフィルタリング」の内容を読んで、
小レポート(調査報告レポート)を作成しなさい。
題名(テーマ)は、「携帯電話でのフィルタリング機能の利用について」です。
様式と内容、提出方法は次のとおりです。
- 様式
- 用紙はA4サイズで、枚数は2枚まで
- 文字サイズは、10.5〜11ポイント程度(1ページの行数は35〜37行程度)
- そのほかは、レポートのサンプル(別紙)を参照すること
- 内容(全体の構成)
- 1. フィルタリング機能とは
- 2. フィルタリング機能を利用する際の利点
- 3. フィルタリング機能の利用に関する問題点
- 4. まとめ
- 参考資料
- 提出方法
- 期限は、次回のゼミ(11月16日)まで(厳守)
- レポートが複数枚の場合は、重ねて、左上をホッチキスで止める
参考文献
- 情報教育学研究会 情報倫理教育研究グループ編「インターネットの光と影 Ver.4」, 北大路出版 (2010.01).
- 中澤務・森貴史・本村康哲編「知のナヴィゲーター」, くろしお出版 (2007.04)
- 南田勝也・矢田部圭介・山下玲子「ゼミで学ぶスタディスキル」, 北樹出版 (2011.04)