TITLE:第13回 「成果の発表(1) 」 *第13回「成果の発表(1)」 [#b5637fbb] **今後のスケジュール [#o790091b] #br |CENTER:|LEFT:|c |~第13回 (2013-07-03)|自分のレポートを作成して、添削を受ける| |~第14回 (2013-07-10)|レポートを提出する、プレゼンテーションを練習する| |~第15回 (2013-07-17)|最終のプレゼンテーションをする、内容をお互いに評価する| **レポートの提出について [#ccf630f4] -枚数:表紙1枚+レポート本文3枚以上 --原則として、ワープロで作成すること(文字サイズは 10〜11ポイント) // --表紙には、授業名・担当者名、レポートのタイトル、提出日、自分の学籍番号・氏名を記載 -参考文献(参考にする文献や情報) --図書または雑誌(一般雑誌、学術雑誌)から最低1冊 --インターネット上の情報(ただし、Wikipedia、個人のブログ、SNSやTwitterは除く) -提出期限(必ず 2回とも提出すること) --期限(1回目):2013年7月10日(水) 9時まで(時間厳守)→添削して返却 --期限(2回目):2013年7月17日(水) 9時まで(時間厳守) -提出方法・提出先 --印刷した紙(ホッチキス止めしない)+データのファイル(USBメモリに入れておく) --担当者の研究室 1E302研究室 (もし不在の場合は提出用の箱に入れる)、または、ゼミの時間 **インターネットを利用して関連資料を探す [#p5f258ff] ***資料を探すときの方針 [#m0ce168e] +テーマに関する全体的な知識や動向を調べる +テーマに関する基礎的な知識や専門用語などを調べる +テーマに関する最新の知識や動向を調べる +テーマに関連する他の分野の知識や情報を調べる 探した情報は、どこにある情報かを記録して、コピーまたは印刷して保存しておきましょう。 --ネット上の情報は「お気に入り」に追加しておき、印刷もする --図書・文献は、コピーをしたり「文献メモ」を作成しておく ***資料を探すときの注意点 [#offca5da] -インターネット上の情報に頼りすぎない --インターネット上には膨大な情報がありますが、信頼性が高く内容も正確な情報から、間違っていたり無責任に書かれた情報まで、玉石混淆の状態。 --できるだけ、書籍や新聞、学術論文などで裏付けを取るようにする -集めた情報のほとんどはレポートを書くのに直接は使えない --多くの情報を調べても、そのすべてをレポートに書けるとは限らない --集めること自体が無意味なわけではなく、書くために必要な基礎的な知識となる ***ネットを使って探す(公的情報源、白書、統計資料など) [#s065d0c5] -情報通信白書(総務省:http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ ) -統計調査結果(e-Gov 電子政府の総合窓口:http://www.e-gov.go.jp/link/statistics.html ) -サイバー犯罪対策(警察庁:http://www.npa.go.jp/cyber/ ) -ハイテク対策(警視庁:http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/haiteku/ ) -情報セキュリティ(情報処理推進機構:http://www.ipa.go.jp/security/ ) -インターネットホットライン連絡協議会 (http://www.iajapan.org/hotline/ ) ***ネットを使って探す(専門に関する情報) [#laf58a93] -INETERNET Watch(インプレス:http://internet.watch.impress.co.jp/ ) -ネット・ウィルス情報(asahi.com:http://www.asahi.com/digital/internet/ ) -ネット&デジタル(YOMIURI ONLINE:http://www.yomiuri.co.jp/net/security/ ) -デジタル(日経トレンディネット:http://trendy.nikkeibp.co.jp/digital/ ) ***ネットを使って探す(文献情報など) [#s3a1c765] -文献の題目・著者・本文などで検索 --CiNii 論文情報ナビゲータ(国立情報学研究所:http://ci.nii.ac.jp/ja ) --Google Scholar(Google:http://scholar.google.co.jp/ ) -OPAC(蔵書カタログ)の検索 --大学のOPAC(兵庫大学:http://media.hyogo-dai.ac.jp/lib/ ) --Webcat plus(国立情報学研究所:http://webcatplus.nii.ac.jp/ ) --NDL-OPAC(国立国会図書館:http://opac.ndl.go.jp/ ) -電子ジャーナル --J-STAGE(科学技術振興機構:http://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja ) --ScienceDirect (エルゼビア:http://www.sciencedirect.com/ ) **引用のしかた [#a94e3393] 「''引用''」とは、レポートや論文のなかで自分の意見を明確にするために、 他の文献の意見や考えを紹介することです。 引用で一番注意すべきことは、 ''どの部分が引用なのか''をわかるように書くことです。 ''他人の意見を自分の意見のように書く''ことは、 他人の文章を盗んで自分のものとして発表する「盗作」、 いわゆる「''剽窃''」は絶対に行ってはいけません。 また、引用だけで自分の意見を述べるのではなく、 引用は必要最低限にとどめて書くことも大事です。 +要約して引用:必要かつ十分な長さで要約する +短い引用(2行以内):引用文をカギカッコ(「」)でくくる #pre{{ 安田(1997)は、人々から組織の関係をとらえるのに「現象から記号(すなわち) モデルを投資するような柔軟性を備えなければならない」と述べている。 }} +長い引用(3行以上):引用文の前後に1行空けて、左側を2〜3文字分字下げする #pre{{ 安田は、『ネットワーク分析』のなかで、次のように述べている(安田 1997)。 言葉をかえて言うならば、「行為者の行為を、個人的な属性からでは なく、その行為者を取り囲むネットワークによって説明する」ための 分析をおこなうのが、ネットワーク分析です。 つまり…… }} なお、2番目や3番目のような引用では、元の文章と一字一句正確することが大事で、 勝手に加筆・訂正してはいけません。 引用するときは必ず、 (次に説明する)どの参考文献から引用したかがわかるように、 「河野(2009)は」「河野(2009)によれば」や「…である(河野, 2009)。」のように 著者の名字と発行年(出版年)を書いて、引用元を明らかにします。 **参考文献の示し方 [#dd239c51] 引用したり参考にした資料・文献があれば、 その出典(情報の出所)を「''参考文献''」として書きだしておきます。 なお、参考文献として示すのに必要な情報は、 書籍の場合は奥付(巻末の著者・出版社などの情報が書かれた部分)に、 論文や記事の場合は余白部分などに書かれています。 +単行本(単著、共著) --書式:著者名(出版年)『書名』,出版社. ---例:安田雪 (2001) 『実践ネットワーク分析』,新曜社. ---例:増田直紀・今野紀雄 (2005)『複雑ネットワークの科学』,産業図書. +単行本(編著) --書式:編著者(出版年)『書名』,出版社。 ---例:佐藤嘉倫・平松闊編 (2005) 『ネットワーク・ダイナミクス』,勁草書房. +翻訳書 --書式:原著者名(出版年)『書名』,翻訳者名,出版社. ---例:アルバート=ラズロ・バラバシ (2002) 『新ネットワーク思考』,青木薫訳,NHK出版. +学術雑誌の論文・記事 --書式:著者名(発行年)「論文名・記事タイトル」『雑誌名』,巻・号,ページ. ---例:中山洋・大和雅俊・山口正二・玉田和恵・松田稔樹 (2007) 「情報ののぞき見を題材とした情報モラル指導教材へのVRの活用に向けた実験的研究」『教育システム情報学会誌』,Vol.24 No.1,pp. 26-34. +インターネット上の情報 --書式:著者名または発行者名「ウェブページの題名」,URL(参照 閲覧した西暦での日付). ---例:総務省「平成24年度 情報通信白書」,http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/h24.html (参照 2013年7月3日). +新聞・雑誌の記事 --掲載紙(紙)名(発行年)「記事の題名」発行日時 朝刊・夕刊と面数. ---例:朝日新聞 (2013) 「指先から学びを開く 無料オンライン講座、世界の大学が次々」2013年6月3日 朝刊3面. 参考文献のリストを書くときには、次のことに注意してください。 -複数の参考文献を書くときは、著者名の名字のアルファベット順に並べる -同じ著者で、同じ発行年(出版年)の文献を挙げる場合は、発行年の後に a、bとアルファベットを追記しておく -参考文献の示し方には、分野や年代によって書き方の違いがあること(ただし、何を書くかはだいたい同じ) **参考文献 [#z2decf3c] -科学技術振興機構「参考文献の役割と書き方 科学技術情報流通技術基準(SIST)の活用」,http://sti.jst.go.jp/sist/pdf/SIST_booklet2011.pdf (参照 2013-07-01). -藤田哲也編著「大学基礎講座 改増版」, 北大路書房(2006.03) -南田勝也・矢田部圭介・山下玲子「ゼミで学ぶスタディスキル」, 北樹出版 (2011.04) -学習技術研究会編著「知へのステップ 第3版」, くろしお出版 (2011.03) // -専修大学出版企画委員会編「知のツールボックス」, 専修大学出版局 (2006.04). -佐藤望編著, 湯川武, 横山千晶, 近藤明彦「アカデミック・スキルズ」, 慶応義塾大学出版会 (2006.10). -小笠原喜博「大学生のためのレポート・論文術」(講談社現代新書 1603), 講談社(2002.04). // -河野哲也「レポート・論文の書き方入門 第3版」, 慶応義塾大学出版会 (2002.12). -泉忠司「90分でコツがわかる!『論文&レポート』の書き方」, 青春出版社 (2009.07). |