[ ホーム | 一覧 | 検索 | 最終更新 | ヘルプ ] [ 新規 ]

基礎ゼミ - 2012zemi1/2nd の変更点

Top > 2012zemi1 > 2nd
AND OR
  • 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
  • 2012zemi1/2nd へ行く。

TITLE:第2回 「学習のスキル」
*第2回 「学習のスキル」 [#h1019ef5]


**学習活動とは [#y1058d2f]
大学での授業の取り組み方を通じて、大学での学習活動について考えてみましょう。
-高校までの授業と大学での授業の違い
-高校までの「勉強」と大学での「学び」の違い


***基礎的知識 [#ed48e960]
-大学での学習(授業のスタイル、授業外学習、自主学習)
-ノートの活用(なぜノートをとるのか)
-資料の活用(資料の種類や特徴の違い)
-大学でのレポートの目的(正解があるとは限らない)
-事実と意見の区別(事実を自分の主張に置き換えない)

***学習スキル(スタディ・スキル) [#w02d849b]
-ノートの取り方(ノートテイキング)
-テキストの読み方(クリティカル・リーティング:批判的読解)
-文献や資料の検索(図書館やデータベースの利用)
-要約のしかた(パラグラフ、キーワードやキーセンテンス)
-考えのまとめ方(事実と意見の区別、発想の展開)
-レポートの書き方(全体の構成、文献の引用)
-発表のしかた(発表資料の作り方、口頭発表)


**ノートテイキング(ノートの作り方)【基礎編】 [#c7c0eac9]
ノートの書き方・使い方は、教えてもらったからといって、
最初からうまくはいきません。
上手にノートをマネしたり、試行錯誤を繰り返して、
少しずつ「''自分にとって役に立つ''」ノートの作り方を身に付けてください。

>
実際に3つのスタイルの模擬授業を行ってみますから、
それぞれのスタイルで何に注意すればいいか、
どのような工夫をすればよいかを考えながら、
ノートを取ってみてください。
-教科書やプリントに沿った授業
-板書を中心とする授業
-スライドを利用した授業
<

***なぜノートを取る/作るのか? [#db44a273]
ノートを取ったり作るのは、何の目的のためにするのか、
あらためて考えてみましょう。
たとえば、次の3つの目的でノートを取る/作るときに、
どのようなことに注意するとよいでしょうか?
-授業での学習
-予習・復習
-自学自習、独学(他から教わらずに、自分一人で学ぶ)

***【ポイント】ノートを活用するには? [#tb4dd263]
-授業内容を再現できるように:板書をそのまま写すのではなくポイントを押さえる
-キーワードや要点を逃さない:一言一句書き取っていては聞き逃す
-授業内容を立体的にとらえる:記号や矢印、イラストなどをうまく使う
-余白を多くつくって活用する:追加情報を記入する場所をあらかじめ用意しておく


>
積極的にノートを活用するには、''定期的に読み返す''ことが重要です。
ただし、試験前などに清書するのは二度手間です。
しばらくして読み返してときに授業を思い出せる程度に
''丁寧に書く''のがおススメです。
<

***図解の活用 [#xff52e27]
ノートを作るときには、文字で書くことだけが重要ではありません。
物事の関係や考え方・情報の構造などを図で書いた''図解''があれば、
視覚的に内容を理解・確認するのに役立ちます。

#ref(2010zemi1/3rd/zukai.png,nolink,72%,図解の例)



**ノートテイキング(ノートの作り方)【応用編】 [#yad7fe55]
''ノートを作る''(≠書く、取る)ときに、
目的や状況に合わせて、どのような工夫をすればよいでしょうか。
また、ノートを作るときに使う''文房具''の利用についても考えてみましょう。

***ノートの取り方のポイント [#hc86e079]
ある「[[優れたノートの作り方の例:http://www.bunshun.co.jp/toudai_note/index.html]]」を参考にして、
役に立つノートの特徴や作り方のポイントを整理してみましょう。

例えば、インプット型・アウトプット型の授業でのポイントは、
次のようになります。
-インプット(知識説明)型授業
--復習を重視し、キーワードや要約を書く余白をあらかじめ作る(例:コーネル大学式ノート)
-アウトプット(問題演習)型授業
--予習を重視し、自分の考えや調べたことと模範解答を比べられるようにする


***ノートをとるときに役立つ文房具 [#n8e302d0]
-筆記用具
--蛍光ペン:キーワードを中心に、コピーしても写らない
--ボールペン:速記に便利、3色ボールペン(色で重要度や情報の意味を使い分ける)
---(例)赤…もっとも重要な箇所、青…まあ重要な箇所、緑…面白い・興味を抱いた箇所
---(例)赤…重要な情報、青…疑問点(授業でわからないところ)、緑…そのほかの情報
-付箋の活用
--いろんな付箋:サイズ(大・中・小)、素材(紙、透明フィルム)
--メモや情報の整理に:大きめの付箋に書く、あとで内容ごとにグループに整理する
--読書ときの目印:気に入ったフレーズに張る、疑問に思ったところに張る
-さまざまなフォーマットの市販ノート
--罫線に目盛りがあることで、字下げなど文字の配置がしやすい
--目盛りを使えば、フリーハンドでも図表やグラフの作成がしやすい
--ページの分割がしやすい(例:コーレル大学式ノート)

**今日からはじめる工夫を宣言 [#t9e1a425]
今回のゼミを通じて、
今日から実際に取り組んでみるノートテイキングの工夫を2つ宣言しましょう。
|CENTER:|650|c
|~宣言(1)|&br;&br;|
|~宣言(2)|&br;&br;|

宣言した工夫がどのくらいできたか、また改善すべきところがあるか、
次回説明してもらいます。



**参考文献 [#zf128919]
-齋藤孝「三色ボールペン情報活用術」(角川oneテーマ21 B-43), 角川書店 (2003.06).
-田村仁人「アタマが良くなる合格ノート術」, ディスカヴァー・トゥエンティワン (2007.04).
-堀公俊, 加藤彰「ファシリテーション・グラフィック」, 日本経済新聞社 (2006.09).
-太田あや「[[東大合格生のノートはかならず美しい>http://www.amazon.co.jp/dp/4163706208/]]」, 文藝春秋 (2008.09).
-永田豊志「[[頭がよくなる「図解思考」の技術>http://www.amazon.co.jp/dp/4806135496/]]」, 中経出版 (2009.11).
-学習技術研究会編著「知へのステップ 第3版」, くろしお出版 (2011.03)
-南田勝也・矢田部圭介・山下玲子「ゼミで学ぶスタディスキル」, 北樹出版 (2011.04)


**次回(4月25日):「資料の収集」 [#qef35cc8]
-ゼミ単位での図書館ツアーをするため、9:00に2304教室に集合
--集合時間に間に合わない場合は、図書館の入口前に直接来ること(9:10まで!)
-次回までの宿題
--(1)近所の図書館について調べておく(図書館の名前、場所、雰囲気、特徴など)
--(2)実際に授業でノートを取るときに今回宣言した工夫をする
--(3)実際の授業のノートを持ってくる(どの授業でもよい、どんな工夫をしたかを紹介)

メニュー

  • トップページ
  • 参考書籍
  • 2015年度の基礎ゼミI
  • 2014年度の基礎ゼミII
  • 2014年度の基礎ゼミI
  • 2013年度の基礎ゼミII
  • 2013年度の基礎ゼミI
  • 2012年度の基礎ゼミII
  • 2012年度の基礎ゼミI

2015年度の基礎ゼミⅠ

  • スケジュール
  • 第1回
  • 第2回

ケータイで教員にメール

mkawano%40ed.hyogo-dai.ac.jp

今日の5件
  • FrontPage(63)
  • 2014zemi1/7th(7)
  • 2012zemi2/2nd(5)
  • 2013zemi1/4th(5)
  • 2010zemi1/4th(4)
最新の10件
2015-07-28
  • 2015zemi1/15th
  • 2015zemi1
2015-07-21
  • 2015zemi1/14th
2015-07-14
  • 2015zemi1/13th
2015-07-07
  • 2015zemi1/12th
2015-06-30
  • 2015zemi1/11th
2015-06-23
  • 2015zemi1/10th
2015-06-10
  • 2015zemi1/9th
2015-05-29
  • 2015zemi1/8th
2015-05-27
  • 2015zemi1/pre8th

total: 4351
today: 2
yesterday: 0
now: 1

リロード   差分   ホーム 一覧 検索 最終更新 バックアップ リンク元   ヘルプ   最終更新のRSS
http%3A%2F%2Fhs-www.hyogo-dai.ac.jp%2F~kawano%2Fkisozemi%2F%3F2012zemi1%25252F2nd
Founded by Minoru Kawano.
Powered by PukiWiki Plus! 1.4.7plus-u2-i18n. HTML convert time to 0.035 sec.
Valid XHTML 1.1