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基礎ゼミ - 2014zemi1/12th のバックアップ(No.3)

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  • 2014zemi1/12th へ行く。
    • 1 (2014-06-23 (月) 19:25:19)
    • 2 (2014-06-30 (月) 19:22:13)
    • 3 (2014-07-08 (火) 18:20:01)

第12回 成果の発表 (1)

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今後のスケジュール

 
第12回 (2014-07-02)アウトライン(骨組み)を考える、レポートを作成する
第13回 (2014-07-09)レポート(下書き)を提出して添削を受けるプレゼンテーションを作成する
第14回 (2014-07-16)レポートを修正するプレゼンテーションを練習する
第15回 (2014-07-30)最終レポートを提出する本番のプレゼンテーションをして、相互評価する
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アウトラインの作成

レポート全体のアウトライン(大まかな内容;骨組み)をまとめて、 書くことの方針を決めておくと、 レポート作成がスムーズに進みます。

  • テーマに関するキーワードを選び出し、基礎的な情報を十分調べておく
  • アウトライン作りは試行錯誤して行う(テーマや問い・主張の変更があってもよい)
    • 序論:「テーマ」について「問い」(クイズ文形式)を立て、答えの予想(仮説)を考える
    • 本論:答えの予想を支える「理由」として複数の「事実」、「用語・概念の解説」を積み重ねる
    • 結論:全体を短くまとめ、「問い」をより深めるための「今後の展望」を考えておく
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引用のしかた

「引用」とは、レポートや論文のなかで自分の意見を明確にするために、 他の文献の意見や考えを紹介することです。

引用で一番注意すべきことは、 どの部分が引用なのかをわかるように書くことです。 他人の意見を自分の意見のように書くことは、 他人の文章を盗んで自分のものとして発表する「盗作」、 いわゆる「剽窃」は絶対に行ってはいけません。

また、引用だけで自分の意見を述べるのではなく、 引用は必要最低限にとどめて書くことも大事です。

  1. 要約して引用:必要かつ十分な長さで要約する
  2. 短い引用(2行以内):引用文をカギカッコ(「」)でくくる
    安田(1997)は、人々から組織の関係をとらえるのに「現象から記号(すなわち)
    モデルを投資するような柔軟性を備えなければならない」と述べている。
    
  3. 長い引用(3行以上):引用文の前後に1行空けて、左側を2〜3文字分字下げする
     安田は、『ネットワーク分析』のなかで、次のように述べている(安田 1997)。
    
        言葉をかえて言うならば、「行為者の行為を、個人的な属性からでは
        なく、その行為者を取り囲むネットワークによって説明する」ための
        分析をおこなうのが、ネットワーク分析です。
    
     つまり……
    

なお、2番目や3番目のような引用では、元の文章と一字一句正確に同じであることが大事です。 勝手に加筆・訂正してはいけません。

引用するときは必ず、 (次に説明する)どの参考文献から引用したかがわかるように、 「河野(2014)は」「河野(2014)によれば」や「…である(河野, 2014)。」のように 著者の名字と発行年(出版年)を書いて、引用元を明らかにします。

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参考文献の示し方

引用したり参考にした資料・文献があれば、 その出典(情報の出所)を「参考文献」として書きだしておきます。

なお、参考文献として示すのに必要な情報は、 書籍の場合は奥付(巻末の著者・出版社などの情報が書かれた部分)に、 論文や記事の場合は余白部分などに書かれています。

  1. 単行本(単著、共著)
    • 書式:著者名(出版年)『書名』,出版社.
      • 例:安田雪 (2001) 『実践ネットワーク分析』,新曜社.
      • 例:増田直紀・今野紀雄 (2005)『複雑ネットワークの科学』,産業図書.
  2. 単行本(編著)
    • 書式:編著者(出版年)『書名』,出版社。
      • 例:佐藤嘉倫・平松闊編 (2005) 『ネットワーク・ダイナミクス』,勁草書房.
  3. 翻訳書
    • 書式:原著者名(出版年)『書名』,翻訳者名,出版社.
      • 例:アルバート=ラズロ・バラバシ (2002) 『新ネットワーク思考』,青木薫訳,NHK出版.
  4. 学術雑誌の論文・記事
    • 書式:著者名(発行年)「論文名・記事タイトル」『雑誌名』,巻・号,ページ.
      • 例:中山洋・大和雅俊・山口正二・玉田和恵・松田稔樹 (2007) 「情報ののぞき見を題材とした情報モラル指導教材へのVRの活用に向けた実験的研究」『教育システム情報学会誌』,Vol.24 No.1,pp. 26-34.
  5. インターネット上の情報
    • 書式:著者名または発行者名「ウェブページの題名」,URL(参照 閲覧した西暦での日付).
      • 例:総務省「平成25年度 情報通信白書」,http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/h25.html (参照 2014年6月25日).
  6. 新聞・雑誌の記事
    • 掲載紙(紙)名(発行年)「記事の題名」発行日時 朝刊・夕刊と面数.
      • 例:朝日新聞 (2014) 「日本語版ネット無料講義開始 有名大教授らの授業」2014年4月18日 朝刊34面.

参考文献のリストを書くときには、次のことに注意してください。

  • 複数の参考文献を書くときは、著者名の名字のアルファベット順に並べる
  • 同じ著者で、同じ発行年(出版年)の文献を挙げる場合は、発行年の後に a、bとアルファベットを追記しておく
  • 参考文献の示し方には、分野や年代によって書き方の違いがあること(ただし、何を書くかはだいたい同じ)
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参考文献

  • 科学技術振興機構「参考文献の役割と書き方 科学技術情報流通技術基準(SIST)の活用」,http://sti.jst.go.jp/sist/pdf/SIST_booklet2011.pdf (参照 2013-07-01).
  • 藤田哲也編著「大学基礎講座 改増版」, 北大路書房(2006.03)
  • 南田勝也・矢田部圭介・山下玲子「ゼミで学ぶスタディスキル」, 北樹出版 (2011.04)
  • 学習技術研究会編著「知へのステップ 第3版」, くろしお出版 (2011.03)
  • 石坂春秋「レポート・論文・プレゼン スキルズ」, くろしお出版 (2003.03).
  • 佐藤望編著, 湯川武, 横山千晶, 近藤明彦「アカデミック・スキルズ」, 慶応義塾大学出版会 (2006.10).
  • 小笠原喜博「大学生のためのレポート・論文術」(講談社現代新書 1603), 講談社(2002.04).
  • 河野哲也「レポート・論文の書き方入門 第3版」, 慶応義塾大学出版会 (2002.12).
  • 泉忠司「90分でコツがわかる!『論文&レポート』の書き方」, 青春出版社 (2009.07).
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プレゼンテーションの作成

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プレゼンテーションの構成

  • レポートは「序論」「本論」「結論」の構成だが、プレゼンテーションは「序論+結論」「本論」「結論」になる
    • 「序論+結論」では、結論をごく簡単に説明する(最初に結論を説明することで、話がわかりやすくなる)
    • 「本論」では、いくつかの話のまとまりを説明する
    • 「結論」では、本論で説明した内容のまとめと、自分の意見や考察を説明する
【例:6枚のスライドで構成されるプレゼンテーションの場合】
1枚目: タイトル用スライド
 ↓
2枚目: 序論(はじめに)
     タイトルに関連する背景の説明(事例やデータの紹介と解説)
 ↓
3枚目: 序論+結論(本レポートの目的)
     問題点の指摘(問題提起)、自分の主張(簡単に説明)
 ↓
4枚目: 本論(○○について等)
     主張についての説明(理由、事例やデータなどの根拠を示す)
     自分の意見を示す(事例やデータに基づいて)(結論のための理由その1)
 ↓
5枚目: 本論(○○について等)
     用語や事例の解説、問題点等の解説とそれに対する自分の意見
     反対意見を想定し、それに対する対応を説明(結論のための理由その2)
 ↓
6枚目: 結論(まとめ)
     本論で書いた内容のまとめ(各スライドの内容を1行程度)、
     自分の主張をはっきりと説明し、また提案があれば示す
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スライドの構成と分量

  • スライドを作成するときには、1枚のスライドに1つの内容だけ説明する
  • スライドを説明する時間は、1枚あたり1分以上が目安(10分間の発表なら10枚程度)
  • 説明する内容が多い場合は、切りのいいところで複数のスライドに分ける
    • 例えば2枚に分けて説明する場合は、タイトルに「(1/2)」や「(2/2)」と書いておく
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スライドの文字と文章

  • 原則として、フォントはゴシック体(角ばったフォント)を使用する
  • 文字は大きく書く(最低でも、20ポイント以上の文字サイズ)
  • 文章は、1行程度に簡潔にまとめる(細かく書きすぎずにポイントをまとめる)
  • 文章には、読点(。)は使わず、「である体」や体言止めを使う
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口頭発表

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口頭発表のポイント

  1. 特定の人だけに視線を向けないで、まんべんなく視線を動かす
  2. 無駄な動きや腕組み・後ろでなどはせず、うまく身振りでも表現をする
  3. 1枚のスライドでしゃべる時間は、1分程度(目安として)
    • 聞き取りやすいようにはっきり話す
    • 早口にならず、ゆっくり目に話したり、適当に間を空けたりする
    • 声に強弱をつけたり、特定の言葉を繰り返して、強調したいところにメリハリをつける
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発表する側への注意

自分のレポートをもとに、プレゼンテーションをしてもらいます。

  • 時間配分:発表8分、質疑応答3分
  • 発表に使ったプレゼンテーションの資料は印刷すること(10部印刷)
  • 発表に使ったプレゼンテーションのファイルは、提出すること
  • 発表と質疑応答が終わったら、チェックシート(発表者用)にチェックをすること
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発表を聞く側への注意

  • ひとつの発表につき、最低1つ質問をすること(評価に含める)
  • 発表と質疑応答が終わったら、チェックシート(聴き手用)にチェックをすること
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プレゼンテーションの提出と口頭発表

添削したレポートを清書をもとに、プレゼンテーションを作成する。

  • 提出日:2013年7月17日(水) 授業開始まで(時間厳守)
  • 次回の授業で発表をする(持ち時間5分+質疑応答3分)
    • PowerPointのスライドを作っておくこと
    • 発表練習を事前に十分しておくこと
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参考文献

  • 科学技術振興機構「参考文献の役割と書き方 科学技術情報流通技術基準(SIST)の活用」,http://sti.jst.go.jp/sist/pdf/SIST_booklet2011.pdf (参照 2013-07-01).
  • 藤田哲也編著「大学基礎講座 改増版」, 北大路書房(2006.03)
  • 南田勝也・矢田部圭介・山下玲子「ゼミで学ぶスタディスキル」, 北樹出版 (2011.04)
  • 学習技術研究会編著「知へのステップ 第3版」, くろしお出版 (2011.03)
  • 中澤務・森貴史・本村康哲編「知のナヴィゲーター」, くろしお出版 (2007.04)
  • 石坂春秋「レポート・論文・プレゼン スキルズ」, くろしお出版 (2003.03).
  • 佐藤望編著, 湯川武, 横山千晶, 近藤明彦「アカデミック・スキルズ」, 慶応義塾大学出版会 (2006.10).

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