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基礎ゼミ - 2012zemi1/11th のバックアップ(No.1)

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  • 2012zemi1/11th へ行く。
    • 1 (2012-06-19 (火) 07:59:59)
    • 2 (2012-06-19 (火) 19:10:15)

第11回「演習課題への取り組み(2)」

これまでのゼミの資料は、次のサイトに公開されています。 印刷した資料が必要な場合は、サイトからプリントアウトしてください。

  • http://arena.hyogo-dai.ac.jp/~kawano/kisozemi/
  • ゼミに関係する書籍などの情報もあります。
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自分の考えをまとめて相手に伝える ―論理的な文章のまとめ方―

レポートなどで、 自分の考えを確実に相手に伝え、 それを理解してもらうには、どうすればよいでしょうか。 それには、「問題点を共有し、自分の考え(結論)とその理由を明確にする」 ことが重要です。

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「考えが伝わる文章」の構成

自分が一番伝えたいことを、相手に確実に伝える文章にするには、 次の構成でまとめてみましょう。

  1. 問題 : ひとつの問題を示して問題意識を共有する
    「〜すべきかどうか?」「〜どうすればよいか?」「なぜ〜なのか?」
  2. 結論 : 相手を一つの結論へ導く
    「すべきである/すべきではない」「それには〜がよい」「なぜなら〜だからだ」
  3. 理由 : 結論にいたる筋道を相手に理解してもらう
    「なぜなら〜だからである」
考えが伝わる文章の基本構造

なお、「読みやすい文章」だからといって、 それが「考えが伝わる文章」であるとは限りません。 (エッセイ、コラムなど)

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「自分の考え」を明確にする追加要素

基本形である「問題・結論・理由」に、 次のような要素を加えると、 さらに説得力のある文章になります。

  • 理由を支える証拠 : 相手に理由を納得させる根拠を示す
    「〜について説明する」「〜によると…」
  • 反論への備え : 反対意見を想定してそれに対する再反論を示す
    「〜という考え方があるが…」「〜という反論があるかもしれない。しかし…」
  • 結論の確認 : 全体をまとめる
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今後のスケジュール

第11回 (2011-06-29)レポートのタイトルを決定して、レポートの方針を決める
第12回 (2011-07-06)レポートに必要な資料を収集して、整理する
レジュメ(下書き)を作成して、提出する
第13回 (2011-07-13)自分のレポートを作成して、添削を受ける
第14回 (2011-07-20)レポートを完成して、提出する
プレゼンテーションの練習をして、その内容を見直す
第15回 (2011-07-27)最終のプレゼンテーションして、内容をお互いに評価する
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レポートを作成する

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レポートとは

  • 感想文は、自分の経験や自分の気持ち・感情を書き表したもの(主観的な見方)
    • 印象に残った事柄・文章とその理由を述べる
    • 「もし自分なら」「こういう状況なら」など仮定して考えてみる
  • レポートは、調査や実験の結果わかった『事実』と、それに基づく自分の『意見』をまとめたもの
    • 事実:内容が本当かどうか(真か偽か)客観的に確かめられる
    • 意見:書き手の考え(判断、推測)をあらわしている(客観的な事実に基づく)
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レポート作成の手順

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タイトルの決定から資料の収集へ

  1. 背景の把握
    • 大まかなテーマに関する基本的な情報を集める(新聞、インターネット、事典など)
    • テーマとなっている問題や課題について、全体像や大まかな内容を理解する
  2. 問題提起
    • (与えられた)大きなテーマから、具体的なテーマに絞り込む
    • 社会的な問題点や疑問点、興味・関心のあるの具体的な事柄、また明らかにしたいと思う事柄を明確にする
  3. 仮説の提示・主張
    • それらの事柄への対応策・解決策に関する自分なりの考えを仮説として述べる
    • また、調査や研究の必要性やその方針を検討する
  4. 主題(表題)の決定
    • 問題提起や自分の仮説(主張)をもとに、その主張や内容が伝わる、具体的なタイトルを考える
  5. 資料の収集・整理
    • 問題とした事柄や自分の仮説(主張)を裏付けるような、資料を収集する
    • 専門図書や雑誌・論文など、具体的なテーマに関する文献(先行研究、参考文献)を集めて、整理する
  6. レポートの構成の検討、テーマの再検討
    • 集めた資料をもとに、レポート全体の構成(アウトライン)を検討する
    • 集めた資料から、テーマをさらに絞り込んだり、考えなおしたり、再検討する
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レポート作成のスケジュール

たとえば、2週間程度で書く場合は、次のようなスケジュールになる

  1. 大まかなスケジュールを立てる(1日程度)
  2. 話題(テーマ)を絞り込み、レポートでの主張を決める(5〜6日程度)
    • 資料を集めて整理する(3〜4日程度)
    • 全体の構成やアウトライン(大まかな内容;骨組)を決める(1日程度)
  3. レポートを執筆する(1週間程度)
    • 本文を書く
    • 表やグラフを作成する
  4. レポートを推敲する(1日程度)
  5. レポートを提出する
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レポートの構成

たいていのレポートは「序論」「本論」「結論」の三部構成になっている。

  • 序論 「読む人に向けて、これから何について、なぜ書こうとするのかを知ってもらう」
    • 背景の説明:前提なる知識や事実を紹介
    • 問題の提起:そのテーマのどこに問題点・疑問点を見つけたのか
    • 目的の提示:何を明らかにしようとするのか
  • 本論 「問題提起したことへの答えを出す」
    • 事実の提示:事実を明らかにする(複数の)
    • 意見の提示:事実に基づく意見を述べる
    • 最終的な主張の提示
  • 結論 「全体を通しての主張をまとめる」
    • 全体のまとめ:これまで述べてきたことを整理し、最終的な主張の妥当性を確認してもらう
    • 評価と展望:成果について客観的に評価し、今後どのように発展させるか
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参考文献

  • 南田勝也・矢田部圭介・山下玲子「ゼミで学ぶスタディスキル」, 北樹出版 (2011.04)
  • 学習技術研究会編著「知へのステップ 第3版」, くろしお出版 (2011.03)
  • 中澤務・森貴史・本村康哲編「知のナヴィゲーター」, くろしお出版 (2007.04)
  • 石坂春秋「レポート・論文・プレゼン スキルズ」, くろしお出版 (2003.03).
  • 佐藤望編著, 湯川武, 横山千晶, 近藤明彦「アカデミック・スキルズ」, 慶応義塾大学出版会 (2006.10).
  • 小笠原喜博「大学生のためのレポート・論文術」(講談社現代新書 1603), 講談社(2002.04).
  • 河野哲也「レポート・論文の書き方入門 第3版」, 慶応義塾大学出版会 (2002.12).
  • 泉忠司「90分でコツがわかる!『論文&レポート』の書き方」, 青春出版社 (2009.07).

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