第1回 「オリエンテーション」
- 担当者: 河野 稔(かわの みのる)健康システム学科 准教授
- メンバーの紹介
ゼミの進め方
ゼミ(ゼミナール)形式の授業の一番の特徴は、
少人数でテーマについて資料を講読したり、報告したり、議論をすることです。
つまり、講義のように教員からの一方向の学習ではなく、
教員と学生や学生同士の双方向の学習になります。
次のような内容に取り組んでもらう予定です。
- 大学での学習のための基礎知識と学習スキルを習得する
- ノートの取り方、文献・資料の探し方、文献の要約(書評)、引用の仕方
- レポートの書き方、発表(プレゼンテーション)の方法
- ペアやグループを作って、自由に意見を出しあって、問題点や解決策を見つけ出す
- 自分が調べたこと/まとめたことを説明/発表する
- 他の人の説明/発表に質問したり自分の意見を述べる
このゼミのテーマの基礎知識
情報倫理:情報化社会の光と影
- 情報化社会の現状
- インターネットが生活の一部に:携帯電話の契約数は1億2千以上(2012年2月末現在)
- インターネットが既存のメディアに迫っている(例:広告効果はテレビや新聞に次ぐ)
- 光の側面
- ソーシャルメディア(LINE、Twitter、Facebookなど)で誰もが情報を発信・共有できる(総表現者社会)
- 大勢の個人の知識を集約できる(群衆の叡智、例:ウィキペディア)
- 手軽に専門知識を得たり専門スキルを修得できる(知識の高速道路)
- 影の側面
- 情報漏えい、誹謗中傷、有害情報、迷惑メール(精神的な被害)
- 知的財産権の侵害、売買のトラブル(経済的な被害)
- 名誉毀損、違法/危険物販売、ネット詐欺、コンピュータウィルス(犯罪による被害)
- 情報化社会を支える三本柱
- 技術:情報技術による対策(フィルタリング、バイオメトリックス:生体認識、等)
- 規制:法律の整備(不正アクセス禁止法など)、警察による監視、民間の自主規制
- 倫理:個人の自覚・自律を高める(情報教育、啓蒙活動)
参考文献
- 情報教育学研究会 情報倫理教育研究グループ編「インターネットの光と影 Ver.5」, 北大路出版 (2014).
- 情報教育学研究会 情報倫理教育研究グループ編「(新課程)インターネット社会を生きるための情報倫理」, 実教出版 (2013).
授業計画
回 | 日付 | テーマ | キーワード |
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第1回 | 4月9日(水) | オリエンテーション | メンバーの紹介 |
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第2回 | 4月16日(水) | 学習のスキル | 学習スキル、発想支援、マインドマップ |
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第3回 | 4月23日(水) | 資料の収集 | 図書館の利用、資料・文献の検索 |
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第4回 | 5月7日(水) | ノートテーキング (1) | ノートテイキングの技術 |
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第5回 | 5月14日(水) | ノートテーキング (2) | ノートテイキングの技術 |
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第6回 | 5月21日(水) | レポートの書き方Ⅰ (1) | 要約(短い文章)、キーワード、キーセンテンス |
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第7回 | 5月28日(水) | レポートの書き方Ⅰ (2) | 要約(論理的な文章)、クリティカル・リーディング |
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第8回 | 6月4日(水) | レポートの書き方Ⅰ (3) | 要約(書評)、レポートの構成 |
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第9回 | 6月11日(水) | レポートの書き方Ⅱ (1) | 論理的な文章の書き方 |
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第10回 | 6月18日(水) | レポートの書き方Ⅱ (2) | レポートのテーマ、ブレインストーミング |
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第11回 | 6月25日(水) | レポートの書き方Ⅱ (3) | レポートの構成、資料・文献の整理、引用・参考文献の示し方 |
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第12回 | 7月2日(水) | 成果の発表 (1) | 口頭発表(プレゼンテーション) 構成 |
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第13回 | 7月9日(水) | 成果の発表 (2) | 口頭発表(プレゼンテーション) 準備・練習 |
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第14回 | 7月16日(水) | 成果の発表 (3) | 口頭発表(プレゼンテーション) 本番 |
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第15回 | 7月23日(水) | まとめ | 学習全体のまとめ |
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- 第3回「資料の収集」は図書館ツアーの予定(60分程度)。
- 第4回と第5回は学習支援センターによる説明・指導。
次回の予定
- 図書館ツアーの場合…
- 2つのゼミ合同で、図書館ツアーを実施(情報メディアセンターによる説明)
- 集合:5号館図書館前に、9:00 集合
- 図書館ツアーでない場合…「学習のスキル」を予定
- 2301教室(2号館3階)に集合
- 自分が「ノートを取るのに役立つ」と思う筆記用具を用意(ノート、カラーペンなど)