情報倫理全般(2)/新聞記事を活用したトレーニング
新聞記事を活用したトレーニング
前回のゼミで説明した、
新聞記事を活用した「メディアリテラシー」のトレーニングを今回からはじめます。
- H2101001(※)
- H2101014
- H2101019(※)
- H2101026
- H2101034
- H2101035
(※)は今回の発表者。
トレーニングの内容
- ステップ1 : 新聞から記事を選びだす
- 好きな記事、または、ゼミで指定されたテーマやキーワードを含む記事を選ぶ
- ステップ2 : その記事を切り抜き、ワークシートに貼る
- 配布するワークシートに、切り抜いた記事(またはコピー)を貼りつける
- ステップ3 : 記事の重要なポイントとそれに対する意見を、ワークシートに書く
- ワークシートを活用して、その記事が伝えたいこと、自分が選んだ理由、感想、意見などをまとめる
- ステップ4 : 記事の内容とそれに対する自分のコメントを発表する
- 30秒から1分程度で、ワークシートにまとめた内容をプレゼンテーションする
- ステップ5 : 全員でディスカッションする
- プレゼンの評価シートを活用して、発表した内容をもとに、ディスカッション(討議)をする
トレーニングの注意点
- ステップ2 : その記事を切り抜き、ワークシートに貼る
- 記事の中で、重要と思われる語句や文章に、ペンなどでマークをつけておく
- ステップ3 : 記事の重要なポイントとそれに対する意見を、ワークシートに書く
- 記事の重要なポイントを、メインメッセージ(記事が伝えたいこと)、補足情報(背景、具体例など)、影響や意義など、3つのポイントにまとめる
- 記事に対するコメントは、記事を選んだ理由、読んだ感想、記事に対する自分の意見やどうあるべきか(定義)などをまとめる
- ステップ4 : 記事の内容とそれに対する自分の意見をプレゼンする
- ワークシートに書いた内容を、順序良くてきぱきと、制限時間内に説明する
- 書いたことをただ読み上げるだけではなく、自分の言葉でうまくまとめる
- メインメッセージ→補足情報→影響・意義→自分の意見の順で話すと良い
- ステップ5 : 全員でディスカッションする
- 聞く側の人は、聞いている間にコメントを用意して、発表の後に意見をいう
- 記事の詳しい内容や意味がわからない用語などの意味を質問してもよい
トレーニングのながれ
時間があれば、プレゼンとディスカッションを、次のようなやり方で行います。
- 発表者1名+聞く側2名のグループを作る
- 発表者は記事のプレゼンをする
- プレゼンの後、聞き手側がコメントをしながら、ディスカッションをする
- ディスカッションのあと、評価シートに書き込む
- 聞く側は別の発表者のところへ行き、グループを変える
- 発表者は、もう一度、記事のプレゼンをする
- プレゼンの後、聞き手側がコメントをしながら、ディスカッションをする
- ディスカッションのあと、評価シートに書き込む
参考文献
- 齋藤孝「新聞で学力を伸ばす」(朝日新書 249), 朝日新聞出版 (2010.08).