Top > 2009zemi1 > 8th
AND OR

第8回「演習課題への挑戦(1)」

前回の宿題

  • レポートの提出:「インターネットや携帯電話は何歳から使わせてよいか?」
    • 添削して、来週返却する予定
  • 前々回の宿題:書評の提出

今後のスケジュール

  • 第8回 (2009-06-24) 「演習課題への挑戦(1)」
    • レポートのテーマを決定し、レポートの方針を決める。
    • 必要な資料を収集する。
  • 第9回 (2009-07-01) 「演習課題への挑戦(2)」
    • 必要な資料を収集する。
    • レポートを作成する。
  • 第10回 (2009-07-08) 「演習課題への挑戦(3)」
    • レポートを作成する。
  • 第11回 (2009-07-15) 「演習課題への挑戦(4)」
    • レポートを作成する。
  • 第12回 (2009-07-18) 「学習成果の表現方法について」
    • 自分のレポートを作成し、添削する。
    • 自分のレポートについて、プレゼンテーションを作成する。
  • 第13回 (2009-07-22) 「成果の発表(1) 文書や口頭」
    • 自分のレポートを完成する。
    • 自分のレポートについて、プレゼンテーションの練習をする。
  • 第14回 (2009-07-29) 「成果の発表(2) 文書や口頭」
    • 自分のレポートについて、プレゼンテーションをする。

テーマの決定から資料の収集へ

  1. 問題提起
    • テーマに関して、具体的に問題点・疑問点や課題となっている事柄、また自分が明らかにしたいと思う事柄を明確にする。
    • 扱う情報量は適切に(大きすぎる問題、専門的すぎる問題は避ける)
  2. 仮説の提示・主張
    • それらの事柄への対応策・解決策に関する自分なりの考えを仮説として述べる。 また、調査や研究の方針があれば示す。
  3. 主題(表題)の決定
    • 問題提起した事柄や自分の仮説(主張)をもとに、主張や内容が伝わる、具体的な表題(レポートの題目)を考える
  4. 資料の収集
    • 問題とした事柄や自分の仮説(主張)を裏付けるような、資料を収集する。

テーマを決める

レポートを書く手順(確認)

  1. 大まかなテーマについての基本的情報を集める(新聞、インターネット、事典など)
    • テーマとなっている問題・課題について大まかな情報や状況を理解する
  2. 基本的な情報から自分が検討する具体的なテーマを決める
    • 大まかなテーマの中から自分が興味を持てる具体的なテーマに絞り込む
  3. 具体的なテーマに関する文献をいくつか集める(専門図書、専門雑誌、論文など)
    • 探した情報は、どこにある情報かを記録して、コピーまたは印刷して保存しておく
      • ネット上の情報:印刷、「お気に入り」に追加
      • 参考図書・文献:コピーをしたり、「文献メモ」を作成
  4. 集めた文献を読んで、情報を整理しまとめる
    • 関連する文献をひとまとめにまとめる
    • 要約をまとめたり、重要なキーワードをピックアップする
    • 情報が足りない、もっと深く調べたほうがよいかどうか検討する
  5. 自分の考えを発表したり意見交換をして、それらをレポートにまとめる

テーマを決める方策

  1. その分野について、自分が知らない・わからない言葉が、テーマの有力候補
    • 「自分の興味のある」ネタでは、思い込みがあったり、つまらないテーマになりがち
  2. レポートの表題を考える
    • テーマの中でできるだけ焦点を絞り込み、表題だけで主張や内容が伝わる、具体的な言葉を考える
    • 「〜について」は駄目(「自分の主張=テーマへの問い」になっていない)
    • 扱う情報量は適切に(大きすぎる問題、専門的すぎる問題は避ける)

アイデアをひき出す・整理する

自分でアイデアをひきだす(マインドマップ)

  1. 大きめの紙と多色ペン(多色のボールペンも可)を用意する
  2. テーマに関連する概念の中心となるキーワードやイメージの図を、紙の中央に描く
  3. 中央のキーワードやイメージから放射状に、関連するキーワードやイメージを(ある程度自由に)繋げながら描いていく
  4. 気がついたことや思いついたアイデアを、樹の枝のように伸ばしながら、発想を展開していく
  5. 離れた枝にあるキーワード同士に関連性があれば線でつないだり、ひとまとまりの枝を枠(雲型)で囲む

自分でアイデアを整理する(KJ法、親和法)

  1. ブレストをして出てきたアイデア全部を一覧できるようにする
  2. アイデアの意味や特徴を確認しながら、似ているものを集める
  3. 集められたカードやポストイットのグループに、名前を付ける
  4. グループに分けたアイデアを参考に、グループごとや全体について、最初からの作業を何回か繰り返す

皆でアイデアをひき出す(ブレインストーミング:ブレスト)

  1. 与えられたテーマについて思いついたことを、カードや大型のポストイットに、1枚につき1件書く
    • 「最低一人○件以上」という条件をつけるとよい
  2. 全員のカードやポスイットを、壁や模造紙などに張って、簡単に説明する
  3. 説明に対してはポジティブに反応し、反対意見がある場合は新しいアイデアとして提案する
  4. 他のひとの意見やアイデアを参考にして、新しいアイデアを出してもよい

参考文献

  • 石坂春秋「レポート・論文・プレゼン スキルズ」, くろしお出版 (2003.03).
  • 佐藤望編著, 湯川武, 横山千晶, 近藤明彦「アカデミック・スキルズ」, 慶応義塾大学出版会 (2006.10).
  • 小笠原喜博「大学生のためのレポート・論文術」(講談社現代新書 1603), 講談社(2002.04).
  • 河野哲也「レポート・論文の書き方入門 第3版」, 慶応義塾大学出版会 (2002.12).
  • 森時彦, ファシリテーターの道具研究会「ファシリテーターの道具箱」, ダイアモンド社 (2008.03).

リロード   差分   ホーム 一覧 検索 最終更新 バックアップ リンク元   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: Tue, 11 Mar 2014 19:42:02 JST (3702d)