第7回 学習活動の基本スキル(2)(前回の復習)要約の手順
文章を読み解く文章を読むときには、 キーワード(カギになる語句)やキーセンテンス(カギになる文章)、 段落をつなげる言葉(接続詞など)に気をつけることが大事です。 さらに、次のような文章の構造にも注目しておきましょう。 トピック・センテンスパラグラフ(意味上のひとまとまりの文章)は、 ひとつの話題(トピック)についてだけ扱うという特徴があります。 これを「1パラグラフ 1トピックの原則」といい、 論理的な文章(レポート、論文など)はこの原則にしたがって書かれています。 そして、 そのパラグラフでどのようなトピックを扱うかを説明する文章を、 「トピック・センテンス」といい、パラグラフの中で重要な部分です。 一般的には、パラグラフの最初に書かれています。 各パラグラフのトピック・センテンスを読んでいけば、 大まかな内容を読み取ることができます。 議論の展開議論の展開(話のつながり)には、さまざまなタイプがあります。 ここでは、よくある議論の展開を3つのみ紹介します。
事実と意見の区別文章には、「事実」と「意見」が混ざっています。 文章を読み解くためには、これらを区別することが重要です。 事実とは、誰もが知っている知識や出来事など、 客観的(誰が見ても同じように受け止めるられる)なものです。 また、意見はどちらかといえば主観的(その人だけが考えたり感じるかもしれない)なものです。 しかし、意見の中にも、 「客観的な事実」を根拠とした意見、つまり「事実に基づいた意見」があります。 この「客観的な事実」と「事実に基づいた意見」を明確にすることで、 書いた人の考えを読み解くことができます。 クリティカル・リーディング(批判的読解)単に文献の内容を正確に理解するだけでなく、 批判的に考えながら読むこと(クリティカル・リーディング)で、内容を吟味し、 自分自身を意見を創り出すことが大切です。
参考文献
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