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基礎ゼミ - 2011zemi1/3rd のバックアップ(No.2)

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  • 2011zemi1/3rd へ行く。
    • 1 (2011-04-22 (金) 02:00:08)
    • 2 (2011-04-24 (日) 11:16:15)

第3回 「文献検索、資料収集」

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ノートテイキング(ノートの作り方)【復習】

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大学の授業スタイルの違い

前回は、実際に3つのスタイルの模擬授業を受けてもらい、 ノートを取りながら、 それぞれのスタイルの違いや注意点について考えてもらいました。

  • 教科書やプリントに沿った授業
  • 板書を中心とする授業
  • スライドを利用した授業
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なぜノートを取る/作るのか?

ノートを取ったり作るのは、何の目的のためにするのか、 あらためて考えてみましょう。 たとえば、次の3つの目的でノートを取る/作るときに、 どのようなことに注意するとよいでしょうか?

  • 予習・復習
  • 自学自習
  • 独学
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【ポイント】ノートを活用するには?

  • 授業内容を再現できるように:板書をそのまま写すのではなくポイントを押さえる
  • キーワードや要点を逃さない:一言一句書き取っていては聞き逃す
  • 授業内容を立体的にとらえる:記号や矢印、イラストなどをうまく使う
  • 余白を多くつくって活用する:追加情報を記入する場所をあらかじめ用意しておく
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ノートテイキング(ノートの作り方)【応用編】

ノートを作る(≠書く、取る)ときに、 目的や状況に合わせて、どのような工夫をすればよいでしょうか。 また、ノートを作るときに使う文房具の利用についても考えてみましょう。

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ノートの取り方のポイント

ある「優れたノートの作り方の例」を参考にして、 役に立つノートの特徴や作り方のポイントを整理してみましょう。

例えば、インプット型・アウトプット型の授業でのポイントは、 次のようになります。

  • インプット(知識説明)型授業
    • 復習を重視し、キーワードや要約を書く余白をあらかじめ作る
      (例:コーネル大学式ノート)
  • アウトプット(問題演習)型授業
    • 予習を重視し、自分の考えや調べたことと模範解答を比べられるようにする

ノートを活用するためには、定期的にノートを読み返すことが重要です。 ただし、授業の後や試験の前にノートを清書するのは、二度手間です。 授業の直前や授業後しばらく(数週間程度)して読み返して、 授業を思い出せるように、丁寧に書くことをおススメします。

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図解の活用

ノートを作るときには、文字で書くことだけが重要ではありません。 物事の関係や考え方・情報の構造などを図で書いた図解があれば、 視覚的に内容を理解・確認するのに役立ちます。

図解の例
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文房具の利用

ノートを作るときには、文房具が欠かせません。 どんな道具があると良いか、 その道具をどのように利用するか、考えてみましょう。

  • 筆記用具
    • ボールペン:速記に便利、3色ボールペンで情報を分類
    • 蛍光ペン:キーワードを中心に、コピーしても写らない
    • ただし何色も使えばいいわけではない:色で重要度や情報の意味を使い分ける
  • 付箋の活用
    • いろんな付箋:サイズ(大・中・小)、素材(紙、透明フィルム)
    • 読書ときの目印:気に入ったフレーズに張る、疑問に思ったところに張る
    • メモや情報の整理に:大きめの付箋に書く、後でグループにまとめる
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参考文献

  • 齋藤孝「三色ボールペン情報活用術」(角川oneテーマ21 B-43), 角川書店 (2003.06).
  • 田村仁人「アタマが良くなる合格ノート術」, ディスカヴァー・トゥエンティワン (2007.04).
  • 堀公俊, 加藤彰「ファシリテーション・グラフィック」, 日本経済新聞社 (2006.09).
  • 太田あや「東大合格生のノートはかならず美しい」, 文藝春秋 (2008.09).
  • 永田豊志「頭がよくなる「図解思考」の技術」, 中経出版 (2009.11).
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次回の予定

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「学習活動の基礎的知識(1) 問題意識から研究課題へ」

  • 文献検索、資料収集
    • 5月12日(水)15:25〜16:10の図書館ツアーに向けての準備をはじめます
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準備するもの

  • キャンパスガイド(学生便覧)
  • 前回までに配布したプリント資料
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宿題

  • 自分の地元の図書館について、報告してください(口頭で)。
    • 図書館の名前、だいたいの場所
    • 雰囲気、特徴など
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文献検索、資料収集

5月19日(水)14:40〜15:25の図書館ツアーに向けての準備として、 文献の検索のしかた、資料の収集などについて学習します。

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文献検索(図書館の利用)

実際に図書館へ行って、図書館の利用について説明を受けます。

  • 兵庫大学図書館: http://media.hyogo-dai.ac.jp/lib/
  • 兵庫大学 OPAC(オンライン蔵書目録): http://harmonis.lib.hyogo-dai.ac.jp/mylimedio/
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大学図書館のサービスの利用

  • 資料の貸出
  • レファレンス・サービス(「調べもの、探しもの、お手伝いします」)
  • コピー・サービス
  • 他大学の図書館などの利用
    • 閲覧:他大学の図書館を利用できるように「閲覧依頼書」を発行
    • 複写:文献のコピーを取り寄せる
    • 借用:文献そのものを借りる
  • 購入リクエスト
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図書館での資料の分類

  • 日本十進分類法(NDC : Nippon Decimal Classification)
    • 資料の背に張られたシールに書かれている番号
    • 資料のテーマ(主題、分野)ごとに分かれている
      (例)芸術→スポーツ、体育→球技 : 「783」
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資料収集

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資料の種類

  • 参考図書(レファレンス・ブック)
    • 辞書、事典、百科事典、年間、統計資料、白書、文献目録など
      • 学問全般について知りたい場合は、事典類(百科事典、分野別の事典)が役立つ
  • 新聞
    • 一般紙(全国紙:毎日、読売、朝日、産経、日本経済、地方紙:神戸新聞など)
    • スポーツ紙・レジャー紙(日刊スポーツ、サンケイスポーツなど)
    • 専門誌、業界紙、機関紙、広報紙
      • 比較的新鮮な情報を入手することができるが、情報が断片的な場合がある
  • 図書/単行本:参考図書でも雑誌でもない図書
    • 文庫本、新書、専門書など
      • 特定分野の知識が体系的にまとまっている
      • そのかわり、できあがるのに時間がかかるために情報が古い場合も
    • 一次資料:オリジナルな内容を伝える資料
    • 二次資料:オリジナルな情報に基づいて書かれた資料(年鑑、索引、蔵書目録も含む)
  • 雑誌、逐次刊行物(定期刊行物)
    • 一般雑誌(月刊誌、週刊誌など)
    • 学術雑誌(学術雑誌、論文誌、講演論文集、学術定期刊行物など)
      • 一般にいう雑誌よりも意味が広い
      • 特定分野の現状や新しい情報について、詳しい情報が得られて、内容もコンパクト
      • そのかわり、前提知識がないと、内容が読み解けない場合も
  • CD-ROM、DVD-ROM(パソコンで利用)
    • 辞書、事典などを電子化(音声、画像、動画によって表現力が豊か)
    • 資料のデータベース(新聞記事などを電子化、検索の工夫が必要)
  • インターネット上の情報(いつでも書き換えられてしまう、再検証しにくい)
    • マスコミのサイト(新聞やテレビなど報道機関)
    • 行政(政府や自治体)、企業・各種団体のサイト
    • 個人のサイト(日記、ブログなど)
    • フリーの百科事典(Wikipediaなど)、まとめサイト
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ネットで資料を探す

大学図書館のサイトから利用できるものもありますから、チェックしておきましょう。 なお、有料サービスのため同時アクセス数が制限されれているものもあります。

  • 全国のOPAC(蔵書カタログ)の検索
    • Webcat plus(国立情報学研究所:http://webcatplus.nii.ac.jp/ )
    • NDL-OPAC(国立国会図書館:http://opac.ndl.go.jp/ )
    • カーリル(日本最大の図書館検索サイト:http://calil.jp/)
  • 書店や古書店のデータベース
    • Books.or.jp(日本出版協会:http://www.books.or.jp/ )
  • 雑誌記事検索
    • NDL-OPACの雑誌記事検索(国立国会図書館:http://opac.ndl.go.jp/ )
    • Web MAGAZINEPLUS(日外アソシエーツ:http://www.nichigai.co.jp/database/mag-plus.html)
  • 電子ジャーナル
    • J-STAGE(科学技術振興機構:http://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja )
    • ScienceDirect (エルゼビア:http://www.sciencedirect.com/ )
  • 白書、統計資料など
    • 情報通信白書(総務省:http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ )
    • 統計調査結果(e-Gov 電子政府の総合窓口:http://www.e-gov.go.jp/link/statistics.html )
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資料の探し方のポイント

資料を探すときに一番役立つのは「知っている人に聞くこと」ですが、 自分でできることも多くあります。 自力で資料(情報)を探すときのポイントを整理しておきましょう。

  1. 自分だけ情報源をつくり、情報を集めるアンテナを立てる
    • 新聞・雑誌やテレビ、インターネットなどで最新情報を入手する
    • 図書館(大学、公立)、書店やインターネット上の書店を利用する
  2. 本格的に調べる前に下調べをする
    • 調べる対象のテーマについて大まかに知識を仕入れる
    • とくに、専門用語は意味を確認して理解しておく
  3. 芋づる式に探す
    • 図書や雑誌の索引・参考文献に書かれている資料を読んでみる
    • 複数の資料が参考文献に挙げている資料は、価値が高い!
  4. 一次資料(オリジナル)を必ずチェックする
    • 資料に書かれている情報をうのみにしない(二次情報かもしれない)
    • 資料から、事実と著者の意見、引用(他の資料を参考にしたもの)を見分ける
  5. 資料としての情報の鮮度と信頼性に注意する
    • 鮮 度:インターネット>新聞>学術雑誌>図書>参考図書
      • インターネットは情報をすぐに公開することができる
    • 信頼性:インターネット<新聞<学術雑誌<図書≒参考図書
      • できあがるまでに多くの人や専門家によるチェックがあるほど、信頼性が高い
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参考文献

  • 学習技術研究会編著「知へのステップ 改訂版」, くろしお出版 (2006.10)
  • 専修大学出版企画委員会編「知のツールボックス」, 専修大学出版局 (2006.04).
  • 佐藤望編著, 湯川武, 横山千晶, 近藤明彦「アカデミック・スキルズ」, 慶応義塾大学出版会 (2006.10).

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