第10回 レポートの書き方Ⅱ (2)最終レポートとプレゼンテーション
レポートを書くレポートの構成たいていのレポートは「序論」「本論」「結論」の三部構成になっている。【前回の復習】自分の考えをまとめて相手に伝える
「考えが伝わる文章」の構成伝えたいことを、相手に確実に伝える文章にするために、 次の構成でまとめてみましょう。
トゥールミンの三角ロジックイギリスの哲学者のトゥールミン(Stephen Toulmin)による、 自分の主張を論証する論法(ロジック)である、 三角ロジックも利用してみましょう。レポート作成の手順(タイトルの決定から資料の収集へ)
テーマを決める方策「考えが伝わる文章」の構成と対比してみましょう。
レポートのテーマを検討するテーマを決める方策
アイデアをひき出す・整理するアイデア(発想)をひき出したり整理する方法として、 以前紹介したマインドマップのほかに、次の方法があります。
皆でアイデアをひき出す(ブレインストーミング:ブレスト)【復習】アイデアを広げてまとめるたくさんのアイデア(発想)や考えを広げたり(発散)、 引き出したアイデアを整理したり系統だててまとめたりする(収束)、 発想を支援する方法を実際にやってましょう。【発散】ブレインストーミング(ブレスト)引き出されるアイデアの「質」よりも「量」に重点をおいて、 短時間で、場合によっては多人数でアイデアを引き出す手法を、 プレインストーミングといいます。ポイントは、 「質より量」「突飛さを歓迎」「ネガティブな判断はあとで」「他の人に便乗」などがあります。
自分でアイデアを整理する(KJ法、親和法)
【収束】アイデアを整理してまとめる(KJ法、親和法)引き出したアイデアは玉石混淆の状態です。 そのたくさんのアイデアを整理して、アイデア間の隠れた共通の概念や構造をあきらかにするのが、「KJ法」です。 (川喜田二郎「発想法―創造性開発のために」中公新書, 1967)
参考文献
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