第6回 レポートの書き方Ⅰ (2)前回(レポートの書き方Ⅰ(1))の復習前回の復習要約してまとめる文献の要点を的確に読み取り、その主張や意見を手短にまとめること。
要約の大まかな手順
文章を読み解く文章を読むときには、 キーワード(カギになる語句)やキーセンテンス(カギになる文章)、 段落をつなげる言葉(接続詞など)に気をつけることが大事です。 さらに、次のような文章の構造にも注目しておきましょう。トピック・センテンスパラグラフ(意味上のひとまとまりの文章)は、 ひとつの話題(トピック)についてだけ扱うという特徴があります。 これを「1パラグラフ 1トピックの原則」といい、 論理的な文章(レポート、論文など)はこの原則にしたがっています。 そして、 そのパラグラフで書いた人が主張したいこと(トピック)を説明する文章を、 「トピック・センテンス」といい、パラグラフの中で重要な部分です。 一般的には、パラグラフの最初に書かれています。 各パラグラフのトピック・センテンスを読んでいけば、 大まかな内容を読み取ることができます。議論の展開議論の展開(話のつながり)には、さまざまなタイプがあります。 ここでは、よくある議論の展開を3つのみ紹介します。
事実と意見の区別文章には、「事実」と「意見」が混ざっています。 文章を読み解くためには、これらを区別することが重要です。 事実とは、出来事や誰もが知り得る情報など、 客観的(誰が見ても同じように受け止めるられる)なものです。 また、意見はどちらかといえば主観的(その人だけが考えたり感じるかもしれない)なものです。 しかし、意見の中にも、 「客観的な事実」を根拠とした意見、つまり「事実に基づいた意見」があります。 この「客観的な事実」と「事実に基づいた意見」を明確にすることで、 書いた人の考えを読み解くことができます。クリティカル・リーディング(批判的読解)単に文献の内容を正確に理解するだけでなく、 批判的に考えながら読むこと(クリティカル・リーディング)で、内容を吟味し、 自分自身を意見を創り出すことが大切です。
参考文献
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