小テストの結果の処理
まず「小テスト」という名前のシートのデータから処理をします。
もし違うシートが表示されている場合は、
「小テスト」のシートを選択してください。
小テストの合計の計算
シートには、F列からM列に、小テスト(100点満点)の結果が入力されています。
空白のセルは、小テストを受けていなかったとみなします。
まず、E列に、F列からM列の合計を計算して、
小テストの合計を求めてみましょう。
前回の復習として、関数を使って計算しましょう。
- E2セルをクリックして選択する
- 数式バーの左側にある「関数の挿入」ボタンをクリックする
- 「関数の挿入」ウィンドウが表示されたら、利用する関数を選択する
- 「関数の分類」から「数学/三角」を選択する
- 「関数名」から「SUM」を選択する
- 「OK」ボタンをクリック
- 引数を設定する
- 「数値1」の入力欄をクリックし、F2〜M2セルをドラッグして範囲指定する
(自動的に「F2:M2」と入力される)
- 「OK」ボタンをクリックすると、結果が表示される
前回の実習で利用した、
オートSUM機能を使ってもかまいません。
計算ができたら、前回の実習で利用した、
オートフィル機能を使って、
E2セルの数式をE3〜E31セルにコピーしてください。
小テストの平均の計算
次に、D列に、F列からM列の平均値を計算して、
小テストの平均点を求めてみましょう。
空白のセルは「0」とみなして計算します。
ここでは、平均を計算する関数である、AVERAGE関数は使いません。
その理由は、
AVERAGE関数は空白のセルを除いて平均を計算してしまうからです。
例えば、10個のセルを選択してAVERAGE関数を使って計算するときに、
2個のセルが空白だった場合、8個のセルだけ使って平均を求めてしまいます。
空白のセルを「0」として扱いたい場合は、関数を使わずに計算します。
前回の実習で利用したCOUNTA関数と絶対参照を使います。
- D2セルをクリックして選択する
- 次の数式を入力する
=E2/COUNTA($F$1:$M$1)
- 「OK」ボタンをクリックすると、結果が表示される
上の数式は、
合計(E2セル)をテストの回数(COUNTA関数)で割る、という意味です。
「$F$1:$M$1」と絶対参照を使っているのは、
数式をコピーしたときに、COUNTA関数の値が変わらないようにするためです。
計算ができたら、
小数点以下第1位まで表示するように設定します。
さらに、オートフィル機能を使って、
D2セルの数式をD3〜D31セルにコピーしてください。
ここまでできると、次のようになります。
次へ進んでください。