順位を求める関数
次に、個人ごとの全科目の合計点をもとに、
点数の高い人から順位をつけてみましょう。
データごとの順位を求めるには、RANK 関数を使用します。
RANK関数
RANK関数は、次のような関数です。
なお、Excel2010では同様の機能を持つ「RANK.EQ」という関数が新たに変更されましたが、
従来の「RANK」関数も使用できます。
- RANK(数値が指定された範囲で何番目に位置するかを返す)
- 書式 : RANK(数値, 範囲, 順序)
- 引数 : 数値 : 順位を調べる数値
- 引数 : 範囲 : 調べるセルの範囲
- 引数 : 順序 : 順位の並べ方
- 0か省略なら、大きいもの順に順位をつける(降順)
- 0以外の数字なら、小さいもの順に順位をつける(昇順)
RANK関数を利用した処理
L列に全科目の合計点をもとにした順位を求めてみましょう。
ここでは、絶対参照も利用します。
- L3セルをクリックして選択する
- 数式バーの左側にある「関数の挿入」ボタンをクリックする
- 「関数の挿入」ウィンドウが表示されたら、利用する関数を選択する
- 「関数の分類」から「すべて表示」を選択する
- 「関数名」から「RANK」を選択する(「関数の検索」に「順位」と入力して検索してもよい)
- 「関数の引数」ウィンドウが表示されたら、引数を設定する
- 「数値」の入力欄をクリックし、J3セルをクリックして指定する
(自動的に「J3」と入力される)
- 「範囲」の入力欄をクリックし、J3〜J32セルをドラッグしてして指定する
(自動的に「J3:J32」と入力される)
- 「J3:J32」に「$」マークを入力して、「$J$3:$J$32」とする
- 「順序」の入力欄をクリックし、「0」と入力
- 「OK」ボタンをクリックすると、順位が計算される
「範囲」の指定に絶対参照を利用しています。
絶対参照を利用することで、数式をコピーしても、
絶対参照したセル番地は変わらないので、
正しく順位を求めることができます。
計算ができたら、オートフィル機能を使って、
L3セルの数式をL4〜L32セルにコピーします。
- L3セルをクリックして選択する
- 選択した範囲の右下にある■(フィルハンドル)にマウスのポインタを合わせる
- マウスのポインタが「+」に変わったら、L32セルまでドラッグする
- ドラッグし終えると、L4〜L32セルまでに数式がコピーされて、順位が求められる
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