数値を四捨五入する関数
成績を決める2つめの段階として、
先ほどIF関数で求めた確定前の成績(E列)の点数を、
小数点以下第1位を四捨五入することにします。
この値を成績(確定後)とします。
数値を任意の桁で四捨五入する
数値を任意の桁で四捨五入するには、「ROUND関数」を使います。
数値を切り上げるROUNDUP関数と同じ仲間の関数です。
- ROUND(数値を四捨五入して指定した桁数にする)
- 書式 : ROUND(数値, 桁数)
- 引数 : 数値 : 四捨五入する数値
- 引数 : 桁数 : 四捨五入する桁数
- 0か省略なら、最も近い整数
- 正の整数なら、指定された小数点以下の桁数になるように四捨五入
- 負の整数なら、指定された整数部分の桁(1の位なら0, 10の位なら-1)で四捨五入
- 例:A10セルの数値を小数点以下2桁まで表示するように、小数点以下第3位を四捨五入する
=ROUND(A10,2)
成績(確定後)の計算
それでは、
確定前の成績(E列)の値の小数点以下第1位を切り上げて、
F列に確定後の成績を求めてみましょう。
- F2セルをクリックして選択する
- 数式バーの「関数の挿入」ボタンをクリックする
- 利用する関数の選択する
- 「関数の分類」から「数学/三角」を選択する
- 「関数名」から「ROUND」を選択する
- 「OK」ボタンをクリック
- 引数を設定する
- 「数値」の入力欄をクリックし、E2セルをクリックして選択する
(自動的に「E2」と入力される)
- 「桁数」の入力欄をクリックし、「0」と入力する
- 「OK」ボタンをクリックすると、結果が表示される
計算ができたら、
オートフィル機能を使って、
F2セルの数式をF3〜F31セルにコピーしてください。
ここまでできると、次のようになります。
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