TITLE:関数の入れ子
*関数の入れ子 [#e3a0e47b]
**合否判定の処理 [#wca8019d]
次に、G列で合格・不合格の判定をします。
先ほどでてきた[[IF>../conditional_branching]]関数を使います。
F列の値(確定後の成績)を使って、条件判断をすることにします。
もし成績(確定後)の点数が60点以上なら「合格」と表示し、
そうでなければ「不合格」と表示するようにします。
-条件:成績(確定後)の点数が60点以上
--真の場合(60点以上):「合格」と表示
--偽の場合(60点未満):「不合格」と表示
まず、
先ほどの[[IF>../conditional_branching]]関数の説明を見直して、
F2セルの値から合格・不合格の判定の処理をG2セルでしてください。
G2セルでの処理ができたら、
それをG3〜G31セルにコピーしてください。
**関数の入れ子とは [#fec54613]
IF関数は、「もし〜なら」という1つの条件だけを判定します。
しかし、実際には「売上が60万円以上で、3月の売上が25万以上」というように、
''2つ以上の条件を判定''しなければならない場合もあります。
それには、条件判断をする''関数の引数に別の関数を入力''します。
このように、関数のなかで関数を使って組み合わせる(入れ子)ことを、
「''関数の入れ子''」や「関数のネスト」といいます。
たとえば、売り上げの処理で
「売上(B2セル)が60万円以上なら"◎"を表示し、
売上が25万円以上ならば"○"を表示し、
そうでないなら"△"を表示する」という条件を、
数式として書いてみると、次のようになります。
#pre(novervatim){{
=IF(B2>=600000,"◎", &color(Red){IF(B2>=250000,"○","△")};)
}}
次の図で、
処理の流れをあらわすことができます。
#ref(2009/8th/nest_function/is0824.png,nolink,IF関数の入れ子の処理)
**関数の入れ子による評価の処理 [#f42755b6]
それでは、
H列(H2〜H31セル)に、
IF関数の入れ子を使って、
評価の処理をします。
評価の処理は、次のような条件とします。
-成績(確定後)の点数(F列)が、80点以上なら「優」と表示
-成績(確定後)の点数(F列)が、70点以上80点未満なら「良」と表示
-成績(確定後)の点数(F列)が、60点以上70点未満なら「可」と表示
-成績(確定後)の点数(F列)が、60点未満なら「不可」と表示
まず、H2セルに、IF関数の入れ子を使って、
「優・良・可・不可」のいれずれかの評価を表示する数式を入力してください。
ここでは、次のヒントを参考にして自分で数式を考えてください。
-ヒント1:上で説明した売り上げの処理を参考にすること
-ヒント2:IF関数は3回使用する
H2セルでの処理ができたら、
それをH3〜H31セルにコピーしてください。
&br;
ここまでできると、次のようになります。
#ref(2009/8th/nest_function/is0825.png,nolink,途中経過)
&br;
&navi2(2010/8th,next);進んでください。
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#navi2(2010/8th,prev,toc,next)
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