TITLE:個数を数える関数 *個数を数える関数 [#t57f0cad] 次に、3種類の個数を数える関数を使って、 さまざまな個数の数え方を行ってみましょう。 **数値の入力されたセルの個数を数える [#uab251e9] まずは、 受講した学生数を関数を使って数えます。 番号(A列)を利用して、数えましょう。 「数値の入力されたセルの個数」を数えるには、 ''COUNT''関数を使います。 > :COUNT(数値が入ったセルの個数を計算する)| --書式 : COUNT(数値1, 数値2, ...) --引数 : 数値1, 数値2, ... :個数を計算するセルの範囲 --例:C1〜C10セルまでの数値が入ったセルの個数を数える #pre(novervatim){{ =COLOR(red):COUNTCOLOR(black):(C1:C10) }} < では、次のようにして、関数を使ってみましょう。 +C38セルをクリックして選択する +数式バーの「''関数の挿入''」ボタンをクリックする #ref(2009/7th/ranking_function/is0725.png,nolink,「関数の挿入」ボタン) +利用する関数の選択する #ref(2009/7th/counting_function/is0728.png,nolink,「関数の挿入」) --「関数の分類」から「統計」を選択する --「関数名」から「COUNT」を選択する --「OK」ボタンをクリック +引数を設定する #ref(2009/7th/counting_function/is0729.png,nolink,「関数の引数」) --「値1」の入力欄をクリックし、A3〜A32セルをドラッグして範囲選択する~ (自動的に「A3:A32」と入力される) --「OK」ボタンをクリックすると、結果が表示される **空白でないセルの個数を数える [#e7cd92fa] 次に、 科目ごとの成績一覧から、 科目ごとの受験者数を関数を使って数えます。 COUNT関数では、数値の入ったセルの個数しか数えられません。 そこで、「空白でない(値が入った)セルの個数」を数える、 ''COUNTA''関数を使います。 > :COUNTA(空白でないセルの個数を計算する)| --書式 : COUNTA(数値1, 数値2, ...) --引数 : 数値1, 数値2, ... :個数を計算するセルの範囲 --例:D1〜D10セルまでの空白でない(値が入った)セルの個数を数える #pre(novervatim){{ =COLOR(red):COUNTACOLOR(black):(D1:D10) }} < まず、国語の受験者数を求めましょう。 次のようにして、関数で求めます。 +C39セルをクリックして選択する +数式バーの「''関数の挿入''」ボタンをクリックする #ref(2009/7th/ranking_function/is0725.png,nolink,「関数の挿入」ボタン) +利用する関数の選択する #ref(2009/7th/counting_function/is0728.png,nolink,「関数の挿入」) --「関数の分類」から「統計」を選択する --「関数名」から「COUNTA」を選択する --「OK」ボタンをクリック +引数を設定する #ref(2009/7th/counting_function/is0730.png,nolink,「関数の引数」) --「値1」の入力欄をクリックし、C3〜C32セルをドラッグして範囲指定する~ (自動的に「C3:C32」と入力される) --「OK」ボタンをクリックすると、結果が表示される C39セルに国語の受験者数を計算できたら、 C39セルの数式をD39〜H39セルにコピーして、 他の科目の受験者数を計算しましょう。 [[オートフィル>../auto_fill]]機能を使って、 マウス操作でコピーするとよいでしょう。 ***受験率の計算 [#i9835078] 学生数と科目ごとの受験者数を求めることができたら、 科目ごとの受験率を計算してください。 受験率の計算は、次のようになります。 受験率=その科目の受験者数÷学生数 上の式をもとに、Excelの数式をC40〜H40セルにつくってください。 ただし、計算結果は「0.93...」と小数点表示になるので、 次のようにして、小数点以下第1位までのパーセンテージ表示にしてください。 +C40〜H40セルをマウスでドラッグして範囲選択する +「ホーム」タブの「数値」グループにある、「パーセントスタイル」ボタンをクリックして、パーセンテージ表示にする #ref(2009/7th/counting_function/is0731.png,nolink,パーセントスタイル) +「ホーム」タブの「数値」グループにある「小数点以下の表示桁数を減らす」ボタン・「小数点以下の表示桁数を増やす」ボタンを使って、小数点以下第1位までが表示されるように調整する #ref(2009/7th/auto_SUM/is0720.png,nolink,小数点以下の表示桁数の設定) **特定の条件を満たすセルの個数を数える [#laf47e50] 次に、 個人ごとの全科目の平均点をもとに、 「60点以上を合格」として、合格者数を関数を使って数えます。 このように、 特定の条件を満たすセルの個数を数えるには、 ''COUNTIF''関数を使います。 > :COUNTIF(指定された範囲のセルのうち、検索条件に一致するセルの個数を返す)| --書式 : COUNTIF(範囲, 検索条件) --引数 : 範囲 : 個数を求めるセルの範囲 --引数 : 検索条件 : 個数を求めるセルの検索条件 --例:E1〜E10セルまでの内容が「☆」のセルの個数を数える #pre(novervatim){{ =COLOR(red):COUNTIFCOLOR(black):(E1:E10,"☆") --例:W1〜W10セルまでの内容が「80より大きい」のセルの個数を数える #pre(novervatim){{ =COLOR(red):COUNTIFCOLOR(black):(W1:W10,">80") }} < 検索条件には、次のような''比較演算子''を使います。 条件を満たす場合は「TRUE」(真)、 満たさない場合は「FALSE」(偽)と判断します。 |CENTER:演算子|CENTER:式|CENTER:内容|CENTER:例|CENTER:結果|h |=(等号)|CENTER:A=B|AとBが等しい|1=2|FALSE| |<>(不等号)|CENTER:A<>B|AとBが等しくない|3<>4|TRUE| |>(〜より大きい)|CENTER:A>B|AがBより大きい|5>6|FALSE| |<(〜より小さい)|CENTER:A<B|AがBより小さい|7<8|TRUE| |>=(〜以上)|CENTER:A>=B|AがB以上である|9>=10|FALSE| |<=(〜以上|A<=B|CENTER:AがB以下である|11<=11|TRUE| 実際に、 COUNTIF関数での検索条件は、 次のように指定します。 文字列を条件にする場合は、 「"」(ダブルクォーテーション)で囲みます。 |CENTER:例|CENTER:内容|h |COUNTIF(A1:A10,"☆")|A1〜A10セルで、値が「☆」のセルの個数| |COUNTIF(A1:A10,"<=10")|A1〜A10セルで、値が「10以下」のセルの個数| ***合格者数を計算する [#x644c35d] まず、合格者数を求めましょう。 次のようにして、関数で求めます。 +C43セルをクリックして選択する +数式バーの「''関数の挿入''」ボタンをクリックする #ref(2009/7th/ranking_function/is0725.png,nolink,「関数の挿入」ボタン) +利用する関数の選択する #ref(2009/7th/counting_function/is0728.png,nolink,「関数の挿入」) --「関数の分類」から「統計」を選択する --「関数名」から「COUNTIF」を選択する --「OK」ボタンをクリック +引数を設定する #ref(2009/7th/counting_function/is0732.png,nolink,「関数の引数」) --「範囲」の入力欄をクリックし、I3〜I32セルをドラッグして範囲指定する~ (自動的に「I3:I32」と入力される) --「検索条件」の入力欄に、「>=60」と入力する --「OK」ボタンをクリックすると、結果が表示される ***不合格者数を計算する [#e7bbea96] 次に、 不合格者数を求めましょう。 次のようにして、関数で求めます。 +C44セルをクリックして選択する +数式バーの「''関数の挿入''」ボタンをクリックする +利用する関数の選択する --「関数の分類」から「統計」を選択する --「関数名」から「COUNTIF」を選択する --「OK」ボタンをクリック +引数を設定する --「範囲」の入力欄をクリックし、I3〜I32セルをドラッグして範囲指定する~ (自動的に「I3:I32」と入力される) --「検索条件」の入力欄に、「<60」と入力する --「OK」ボタンをクリックすると、結果が表示される &br; ここまでできると、次のようになります。 #ref(2011/6th/counting_function/cap0604.png,nolink,途中経過) &br; &navi2(2012/6th,next);に進んでください。 ---- #navi2(2012/6th,prev,toc,next) |