TITLE:Excelで度数分布表を作成 *Excelで度数分布表を作成 [#gd08480d] 表計算ソフトの「Microsoft Excel」を使って、 度数分布表を作成する場合、 関数を使わなくても、四則演算(+−*/)だけでも作成できます。 しかし、データ数が多い場合に度数を求めたり、 度数などの合計を求めるときには、 関数を使えばデータを処理しやすくなります。 **度数分布表の作成で使用する関数 [#h7f8f30d] -合計は、''SUM''関数を利用します。 > :SUM(合計を計算する)| --書式 : SUM(数値1, 数値2, ...) --引数 : 数値1, 数値2, ... :平均を計算するセルの範囲 --例:B1〜B10セルまでのセルの数値の平均値を計算する #pre(novervatim){{ =COLOR(red):SUMCOLOR(black):(B1:B10) }} < -「値が60以上のセル」のように、特定の条件を満たすセルの個数を数えるには、''COUNTIF''関数を使います。 > :COUNTIF(指定された範囲のセルのうち、検索条件に一致するセルの個数を返す)| --書式 : COUNTIF(範囲, 検索条件) --引数 : 範囲 : 個数を求めるセルの範囲 --引数 : 検索条件 : 個数を求めるセルの検索条件 --例:W1〜W10セルまでで値が「80以上」のセルの個数を数える #pre(novervatim){{ =COLOR(red):COUNTIFCOLOR(black):(W1:W10,">=80") }} < COUNTIF関数を利用して数式をつくるとと、 「40以上60未満の値があるセルの数」を求めることができます。 ただし、COUNTIF 関数には条件は1つしか設定できないため、 ひとつの数式でCOUNTIF 関数を2つ使います。 #ref(2010/2nd/2nd/is0826.png,nolink,COUNTIF関数を使った処理) たとえば、C1〜C7セルに上の図のように点数の値が入力されているとします。 そのときに、「40以上60未満の値があるセルの数」を求める場合は、 次のような数式になります =COUNTIF(C1:C7,">=40")-COUNTIF(C1:C7,">=60") つまり、「40以上の値があるセルの数」と「60以上の値があるセルの数」の差を求めればよいわけです。 |