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健康統計の基礎・健康統計学 - 2009/5th/Probability のバックアップ(No.4)

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    • 1 (2009-05-10 (日) 06:58:25)
    • 2 (2009-05-10 (日) 08:09:00)
    • 3 (2009-05-10 (日) 14:20:51)
    • 4 (2009-05-12 (火) 07:22:36)
    • 5 (2009-05-12 (火) 08:59:06)

確率

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事象

  • あることが起こった結果を、「事象」という
    • 事象Aを \normalsize A と書く
    • 全体の事象のことを「全事象」 \normalsize \Omega と書く
    • 決して起こらないことを「空事象」 \normalsize \phi と書く
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確率

  • 「確率」とは、あることが起こる結果の割合、つまり起こりやすさの目安である
    • ある事象 A が起こる確率を、 \normalsize P(A) と書く
      • 確率は、0から1の間の値をとる
        0 \leq P(A) \leq 1
    • 全事象の確率は \normalsize P( \Omega ) = 1 となる
    • 空事象の確率は \normalsize P( \phi ) = 0 と書く
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数学的確率

  • あることが起こる結果が何通りあるかを元にしてだす確率を、「数学的確率」という
  • 例えば…
    • サイコロの目の出方は6通り
    • →3の目が出る確率は 1/6
  • 事象Aの確率は、事象Aの起こる場合の数 a を、すべての場合の数(何通りあるかすべて数えたもの)N で割ったものである
    P(A) = \frac{a}{N}
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統計的確率

  • 実際に起こった結果を元にしてだす確率を、「統計的確率」という
  • 例えば…
    • 実際にサイコロを60回投げたら、3の目が13回出た
    • →この時点での、3の目が出た確率は 13/60
  • 事象Aの確率は、事象Aの起こった回数 r を、すべての起こった回数 n で割ったものである
    P(A) = \frac{r}{n}
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大数の法則

  • 試行(あることを実施)する回数を増やせば増やすほど、統計的確率が数学的確率に近づいていくことを、「大数の法則」という
  • 例えば…
    • 実際にサイコロを1,000回投げたら、3の目が1,300回出た
    • →その結果、3の目が出た確率はほぼ 1/3
      \begin{eqnarray}P(A) &=& \lim_{n\to\infty}\frac{r}{n}&=& \frac{a}{N}\end{eqnarray}
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加法定理

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排反前提の場合

  • 2つ、または2つ以上の排反事象(同時に起こりえない事象)が起こる確率は、 それぞれの確率の和である
    \begin{eqnarray}P(A \cup B) &=& P(A) + P(B) \\P(A \cup B \cup C \cdots ) &=& P(A) + P(B) + P(C) + \cdots \\\end{eqnarray}
    • 排反事象
      • 同時に起こりえない(2つ、または2つ以上の)事象
    • \normalsize A \cup B を、AとBの和事象という
  • 例:
    • 52枚のトランプから1枚引いたとき、ハートまたはダイヤを引く確率は、次のとおり
      \begin{eqnarray}P(A \cup B) &=& \frac{13}{52} + \frac{13}{52} \\&=& \frac{1}{4} + \frac{1}{4} = \frac{1}{2}\end{eqnarray}
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一般の場合

  • 2つ、または2つ以上の事象が起こる確率は、 それぞれの確率の和から、それぞれの事象が同時に起こる確率を引いたもの
    P(A \cup B) = P(A) \cup P(B) - P(A \cap B)
  • 例:
    • 52枚のトランプから1枚引いたとき、ハートまたはA(エース)を引く確率は、次のとおり
      \begin{eqnarray}P(A \cup B) &=& \frac{13}{52} + \frac{4}{52} - \frac{1}{52} \\&=& \frac{4}{13}\end{eqnarray}
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乗法定理

  • 2つ、または2つ以上の互いに独立な事象が同時に(または続けて)起こる確率は、 確率の積になる
    \begin{eqnarray}P(A \cap B) &=& P(A) \times P(B) \\P(A \cap B \cap C \cdots ) &=& P(A) \times P(B) \times P(C) \times \cdots \\\end{eqnarray}
    • \normalsize A \cap B を、AとBの積事象という
  • 例:
    • サイコロを2回投げて、2回とも1の目が出る確率(1の目が出た後、1の目が出る確率)は、次のとおり
      \begin{eqnarray}P(A \cap B) &=& \frac{1}{6} \times \frac{1}{6} \\&=& \frac{1}{36}\end{eqnarray}
  • 独立事象
    • ある事象の発生する確率が、他のいずれの事象の影響も受けない
      (他の事象に関係なく発生する事象)
  • 余事象
    • ある事象について、その事象がおこらないすべての場合(の事象)を「余事象」 \normalsize \bar{A} と書く
    • 余事象が起こる確率を \normalsize P( \bar{A}) と書く
P( \bar{A}) = 1 - P(A)

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