TITLE:Excelで散布図と回帰直線を作成 *Excelで散布図と回帰直線を作成 [#f55166d6] 2組のデータの関係性を視覚的に把握するには、 「''散布図''」を用います。 また、表計算ソフトのExcelでは、 作成した散布図を利用して、 「''回帰直線''」(単回帰直線)を描いたり、 回帰式を表示することができます。 **Excelで散布図の作成 [#o04d9514] ***散布図の作成 [#i18efcc4] eラーニングの画面からダウンロードできるExcelのファイルを利用してみます。 「【練習】相関と回帰」というシートで作成します。 次のようにして、散布図を作成してみましょう。 +マウスをドラッグして、B2〜C22セルを範囲選択する #ref(2010/4th/Excel2/HS0401.png,nolink,範囲選択) +「挿入」タブの「グラフ」グループにある「散布図」ボタンをクリックする +メニューから「散布図(マーカーのみ)」を選択する #ref(2010/4th/Excel2/HS0402.png,nolink,「散布図(マーカーのみ)」ボタン) +グラフが作成される 作成できたら、グラフに次の設定をしてください。 -凡例は表示を「なし」にする -グラフのタイトルを「最高気温とアイスクリーム店の客数」設定する -縦軸の軸ラベルを「客数(人)」と設定する -横軸の軸ラベルを「最高気温(℃)」と設定する #ref(2010/4th/Excel2/HS0403.png,nolink,散布図) ***軸の設定 [#bbeea3e6] 横軸(最高気温)が「0度」から表示されているため、 データの分布がグラフの右端に偏ってしまっています。 そこで、横軸の範囲を「''26度〜36度''」の範囲に変更してみましょう。 +メニューの「グラフツール」の「レイアウト」にある「軸」→「主横軸」→「主横軸オプション」を選択する #ref(2010/4th/Excel2/HS0404.png,nolink,主横軸オプション) +「軸の書式設定」が表示されるので、次のように設定する --「最小値」を「固定」に選択して、入力欄に「26.0」と入力 --「最大値」を「固定」に選択して、入力欄に「36.0」と入力 --「目盛間隔」を「固定」に選択して、入力欄に「1.0」と入力 #ref(2010/4th/Excel2/HS0405.png,nolink,軸の書式設定) +「閉じる」をクリックすると、横軸の表示が変更される #ref(2010/4th/Excel2/HS0406.png,nolink,散布図(横軸の設定後)) あとは、 必要に応じて、 縦軸の範囲も設定したり、 デザインの変更をすると良いでしょう。 **Excelで回帰直線の作成 [#ib01b189] Excelでは、「近似曲線」という機能で、 回帰直線を描くことができます。 +メニューの「グラフツール」の「レイアウト」にある「近似曲線」→「その他の近似曲線オプション」を選択する #ref(2010/4th/Excel2/HS0407.png,nolink,近似曲線オプション) +「近似曲線の書式設定」が表示されるので、次のように設定する --「近似または回帰の種類」を「線形近似」に選択する --「予測」の「前方補外」・「後方補外」の入力欄に、それぞれ「0.5」と入力 --「グラフに数式を表示する」と「グラフにR-2乗値を表示する」のチェック欄をクリックしてチェックする #ref(2010/4th/Excel2/HS0408.png,nolink,近似曲線の書式設定) +「閉じる」をクリックすると、散布図のグラフに回帰直線(と回帰式)が表示される #ref(2010/4th/Excel2/HS0409.png,nolink,回帰直線) これで、回帰曲線と同時に、回帰式(傾き、y切片)、決定係数(R^2値)が表示されます。 |