TITLE:数値を切り上げる関数 *数値を切り上げる関数 [#r43c26ac] 次に、小テストの平均をもとに、 個人ごとの小テスト分の点数を決めることにします。 平均は小数点以下の値を含んでいるので、 小数点以下の''桁を切り上げて''、点数を決めます。 **数値を任意の桁で切り上げる [#a0d01aa4] 数値を任意の桁で切り上げるには、「&color(Red){ROUNDUP関数};」を使います。 > :ROUNDUP(任意の桁数で切り上げる)| --書式 : ROUNDUP(数値, 桁数) --引数 : 数値 : 切り上げ対象となる数値 --引数 : 桁数 : 数値を切り上げ結果の桁数 ---0か省略なら、最も近い整数に切り上げ ---正の整数なら、数値は小数点の右 (小数点以下) の指定した桁に切り上げ ---負の整数なら、数値は小数点の左 (整数部分) の指定した桁 (1 の位を 0 とする) に切り上げ :例:C8セルの数値を小数点以下1桁まで表示するように、小数点以下第2位で切り上げる| #pre(novervatim){{ =COLOR(red):ROUNDUPCOLOR(black):(C8,1) }} < ***桁数について [#h7d00df8] 任意の桁数で切り上げる(または、切り下げる、四捨五入する)関数で 指定する「桁数」は、次のようなことを表します。 -正の値であれば、小数点以下第何位までの数値にするか -負の数であれば、1の位や10の位等の数値をどこまで0にするか これらを表にすると、次のようになります。 |CENTER:|LEFT:|RIGHT:|c |CENTER:~桁数|CENTER:~計算結果|CENTER:~例(12345.6789の切り捨て)| |3|小数点以下第3位まで|12345.678| |2|小数点以下第2位まで|12345.67| |1|小数点以下第1位まで|12345.6| |0|1の位まで|12345| |-1|10の位まで|12340| |-2|100の位まで|12300| |-3|1000の位まで|12000| **小テスト分の点数の計算 [#ke86359d] それでは、 平均(D列)の値の小数点以下第1位を切り上げて、 C列に小テスト分の点数を求めてみましょう。 +C2セルをクリックして選択する +数式バーの「''関数の挿入''」ボタンをクリックする #ref(2012/6th/ranking_function/cap0626.png,nolink,「関数の挿入」ボタン) +利用する関数の選択する #ref(2009/8th/roundup/is0803.png,nolink,「関数の挿入」) #ref(2012/7th/roundup/cap0704.png,nolink,「関数の挿入」) --「関数の分類」から「数学/三角」を選択する --「関数名」から「ROUNDUP」を選択する --「OK」ボタンをクリック +引数を設定する #ref(2009/8th/roundup/is0804.png,nolink,「関数の引数」) #ref(2012/7th/roundup/cap0705.png,nolink,「関数の引数」) --「数値」の入力欄をクリックし、D2セルをクリックして選択する~ (自動的に「D2」と入力される) --「桁数」の入力欄をクリックし、「0」と入力する --「OK」ボタンをクリックすると、結果が表示される 計算ができたら、 ''小数点以下を表示しないように設定''して、 [[オートフィル>../../6th/auto_fill]]機能を使って、 C2セルの数式をC3〜C31セルにコピーしてください。 &br; ここまでできると、次のようになります。 #ref(2009/8th/roundup/is0805.png,nolink,途中経過) #ref(2012/7th/roundup/cap0706.png,nolink,途中経過) &br; &navi2(2012/7th,next);進んでください。 ---- #navi2(2012/7th,prev,toc,next) |