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健康統計の基礎・健康統計学 - 対応のない2組の平均値の差の検定(母分散が既知)
Last-modified: Tue, 11 Mar 2014 19:49:35 JST (3696d)
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AND
OR
対応のない2組の平均値の差の検定(母分散が既知)
▲
▼
検定の対象
対応のない(独立した)2つの母集団について考える。それぞれの母数は次のとおり。
母集団1
母集団2
母平均
母分散
標本の標本数
標本平均
▲
▼
平均値の差のz検定
標本数の和が
の場合にも使われることがある
▲
▼
帰無仮説と対立仮説
対応のない(独立した)2組の母集団の平均に差があるかどうかを調べる。
帰無仮説
は「2組の母集団の平均に差はない」 :
対立仮説
は「2組の母集団の平均に差がある」 :
▲
▼
検定統計量の算出
標本平均の差は、第1組の標本平均から第2組の標本平均の差になる
標本平均の差の分散は、各組の母分散を標本数で割ったものの総和になる
なお、標本平均の差の分散の平方根をとったものを、「標本平均の差の標準誤差」という
これらの式から、標準正規分布にしたがう、検定統計量
を次の式から算出する
▲
▼
仮説の判定(両側検定)
検定統計量
と、有意水準
の有意点の値(標準正規分布表などから求める)を使って、判定をする
帰無仮説
を棄却 :
「有意に差がある」「検定の結果、有意である」
帰無仮説
を採択 :
「有意に差はない」「検定の結果、有意でない」「差があるとはいえない」
▲
▼
例題
ある製品の製造工程で、ある1週間に製造された製品200個の重さの平均は530g、標準偏差は6gであった。次の1週間に製造された製品180個の重さの平均は529g、標準偏差は5gであった。これらの結果から、それぞれの週に作られた製品の重さの平均に差はあるか?
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