*個数を数える関数 [#vbadc95b]
まずは、3種類の個数を数える関数を使って、
さまざまな個数の数え方を行ってみましょう。
**チーム数を数える [#n6839b61]
まずは、
チーム数を関数を使って数えます。
さっき入力した、
チームの番号を使って数えましょう。
「数値の入力されたセルの個数」を数えるには、
''COUNT''関数を使います。
:COUNT(数値が入ったセルの個数を計算する)|
--書式 : COUNT(数値1, 数値2, ...)
--引数 : 数値1, 数値2, ... :個数を計算するセルの範囲
--例:C1〜C10セルまでの数値が入ったセルの個数を数える
#pre(novervatim){{
=COLOR(red):COUNTCOLOR(black):(C1:C10)
</pre>
}}
では、次のようにして、関数を使ってみましょう。
+A20セルに「チーム数」と入力
+B20セルをクリック
+数式バーの「''関数の挿入''」ボタンをクリック
#ref(Lecture/InfoPrac2004/6th/count/ex04.png,nolink,「関数の挿入」ボタン)
+利用する関数の選択
--「関数の分類」から「統計」を選択
--「関数名」から「COUNT」を選択
--「OK」ボタンをクリック
#ref(Lecture/InfoPrac2004/6th/count/ex05.png,nolink,関数の選択)
+引数の設定
--「値1」の入力欄をクリックし、A2〜A19セルをドラッグして範囲指定~
(自動的に「A2:A19」と入力される)
--「OK」ボタンをクリック
#ref(excel02.png,nolink,引数の選択)
**試合数を数える [#a6b0831e]
次に、
チームごとの、
試合を関数を使って数えます。
COUNT関数では、数値の入ったセルの個数しか数えられません。
そこで、「空白でない(値が入った)セルの個数」を数える、
''COUNTA''関数を使います。
:COUNTA(空白でないセルの個数を計算する)|
--書式 : COUNTA(数値1, 数値2, ...)
--引数 : 数値1, 数値2, ... :個数を計算するセルの範囲
--例:D1〜D10セルまでの空白でない(値が入った)セルの個数を数える
#pre(novervatim){{
=COLOR(red):COUNTACOLOR(black):(D1:D10)
</pre>
}}
まず、最初のチームの試合数を求めましょう。
次のようにして、関数で求めます。l
+U2セルをクリック
+数式バーの「''関数の挿入''」ボタンをクリック
+利用する関数の選択
--「関数の分類」から「統計」を選択
--「関数名」から「COUNTA」を選択
--「OK」ボタンをクリック
+引数の設定
--「値1」の入力欄をクリックし、C2〜T2セルをドラッグして範囲指定~
(自動的に「C2:T2」と入力される)
--「OK」ボタンをクリック
#ref(excel03.png,nolink,COUNTA関数の引数の設定)
同じようにして、
U3〜U19セルに、
残りのチームの試合数を求めましょう。
:COLOR(red):注意|
関数を使うときに、
引数に設定するセルの範囲(それぞれのチームの対戦結果)を
選びことに注意しましょう。
**勝敗を数える [#q1cf6342]
次に、
チームごとの、
勝敗(勝ち・引き分け・負け)を関数を使って数えます。
対戦表では、
勝ち・引き分け・負けは、
「○」「△」「●」であらわされています。
それぞれの記号の数を数えれば、勝敗の状況がわかります。
このように、
特定の条件を満たすセルの個数を数えるには、
''COUNTIF''関数を使います。
:COUNTIF(指定された範囲のセルのうち、検索条件に一致するセルの個数を返す)|
--書式 : COUNTIF(範囲, 検索条件)
--引数 : 範囲 : 個数を求めるセルの範囲
--引数 : 検索条件 : 個数を求めるセルの検索条件
--例:E1〜E10セルまでの内容が「☆」のセルの個数を数える
#pre(novervatim){{
=COLOR(red):COUNTCOLOR(black):(E1:E10,"☆")
</pre>
}}
検索条件には、次のような''比較演算子''を使います。
条件を満たす場合は「TRUE」(真)、
満たさない場合は「FALSE」(偽)と判断します。
|CENTER:演算子|CENTER:式|CENTER:内容|CENTER:例|CENTER:結果|h
|=(等号)|CENTER:A=B|AとBが等しい|1=2|FALSE|
|<>(不等号)|CENTER:A<>B|AとBが等しくない|3<>4|TRUE|
|>(〜より大きい)|CENTER:A>B|AがBより大きい|5>6|FALSE|
|<(〜より小さい)|CENTER:A<B|AがBより小さい|7<8|TRUE|
|>=(〜以上)|CENTER:A>=B|AがB以上である|9>=10|FALSE|
|<=(〜以上|A<=B|CENTER:AがB以下である|11<=11|TRUE|
実際に、
COUNTIF関数での検索条件は、
次のように指定します。
文字列を条件にする場合は、
「"」(ダブルクォーテーション)で囲みます。
|COUNTIF(A1:A10,"☆")|A1〜A10セルで、値が「☆」のセルの個数|
|COUNTIF(A1:A10,<>"")|A1〜A10セルで、値が空白("")以外ののセルの個数|
|COUNTIF(A1:A10,<=10)|A1〜A10セルで、値が「10以下」のセルの個数|
まず、最初のチームの勝ち数を求めましょう。
次のようにして、関数で求めます。
+V2セルをクリック
+数式バーの「''関数の挿入''」ボタンをクリック
+利用する関数の選択
--「関数の分類」から「統計」を選択
--「関数名」から「COUNTIF」を選択
--「OK」ボタンをクリック
+引数の設定
--「範囲」の入力欄をクリックし、C2〜T2セルをドラッグして範囲指定~
(自動的に「C2:T2」と入力される)
--「検索条件」の入力欄に、「"○"」と入力~
(「○」は「まる」で変換できる)
--「OK」ボタンをクリック
#ref(excel04.png,nolink,COUNTIF関数の引数の設定)
次に、最初のチームの引き分け数を求めましょう。
+W2セルをクリック
+数式バーの「''関数の挿入''」ボタンをクリック
+利用する関数の選択
--「関数の分類」から「統計」を選択
--「関数名」から「COUNTIF」を選択
--「OK」ボタンをクリック
+引数の設定
--「範囲」の入力欄をクリックし、C2〜T2セルをドラッグして範囲指定~
--「検索条件」の入力欄に、「"△"」と入力~
(「△」は「さんかく」で変換できる)
--「OK」ボタンをクリック
さらに、最初のチームの負け数を求めましょう。
+X2セルをクリック
+数式バーの「''関数の挿入''」ボタンをクリック
+利用する関数の選択
--「関数の分類」から「統計」を選択
--「関数名」から「COUNTIF」を選択
--「OK」ボタンをクリック
+引数の設定
--「範囲」の入力欄をクリックし、C2〜T2セルをドラッグして範囲指定~
--「検索条件」の入力欄に、「"●"」と入力~
(「●」は「まる」で変換できる)
--「OK」ボタンをクリック
**計算式のコピー [#v9577075]
これで、最初のチームの勝敗がわかりました。
他のチームの勝敗を求めるために、
最初のチームの勝敗を求める''計算式をコピーしましょう''。
計算式(つまりセル)をコピーするのに、
''オートフィル''機能を使います。&br;
COLOR(red):(⇒ テキスト: 147〜148ページ)
+V2〜X2セルを範囲指定
+範囲指定の枠の右下にある■(フィルハンドル)にマウスポインタを合わせる
+19行目までマウスを下方向にドラッグ
#ref(./ex09.png,nolink,オートフィルでコピー)
オートフィルができると、
残りのチームの勝敗が求められます。
&br;
&navi2(Lecture/InfoPrac2005/6th,next);に進んでください。
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#navi2(Lecture/InfoPrac2005/6th,prev,toc,next)
}}
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