日付・時間の処理情報処理演習 第10回
前回までの課題の提出(準備中)こちらの連絡事項を見て、前回課題の提出状況を確認してください。
前回の復習前回は日付/時刻関数をいくつか使って、カレンダーを作りました。 その他の日付/時刻関数を紹介して、誕生日に関する計算をします。![]()
現在の日付・時刻Excelでの日付/時刻の表現Excelでは、日付のデータ(2003年11月26日など)を、 「1900年1月1日からの日数」として管理しています。 たとえば、2004年12月22日は「1900年1月1日から38343日後」となります。 現在の日付と時刻つきの日付を求めます。ここではTODAY関数とNOW関数を使います。 「38343」のような日付のデータのことを「日付のシリアル値」といいます。 ほかに、時刻のシリアル値もあります。現在の日付・時刻現在の日付と時刻つきの日付を求めます。 ここではTODAY関数とNOW関数を使います。 これらの関数には、引数は必要ないので、「=TODAY()」のような使い方をします。
日付・時刻の表示形式B2セルの日付の表示形式を変更してください。 B2セルを右クリックし、「セルの書式設定」を選んでください。「表示形式」タブをクリックして、「分類」から「日付」を選んでください。 B2セルの日付の表示形式を、次のようにして、変更してください。
コンピュータでの日付や時刻の入力・出力(表示)のしかたには、いろんな種類があります。 和暦か西暦など、次のようなさまざまな入出力のしかたがあります。
シリアル値C2とC3セルの表示形式を変更して、シリアル値がわかるようにしてください。 前回と同じように、表示形式を「標準」か「数値」にします。 シリアル値を表示するには、次のようにします。
シリアル値とは、「1900年1月1日12:00:00からの日数や時間」のことで、「285.5736881」のような数字であらわします。数字にはそれぞれ意味があります。
さきほどの「285.5736881」は、「285日と13時間46分7秒」となるわけです。 誕生日までの日数と時間の計算シリアル値の意味を理解して、誕生日までの日数と時間の計算シリアル値の意味を理解したら、 現在の時刻から、次の自分の誕生日までの時間を計算しましょう。 B6セルに自分の誕生日の日付と(もしわかれば)時刻を次のように入力してください。2004/7/12 00:00:00
表示形式は、「2004/7/12 12:00 AM」という形式にしてください。
B5セルに、来年の自分の誕生日の日付と(もしわかれば)時刻を次のように入力してください。
2005/7/12 00:00:00
表示形式は、「2005/7/12 12:00 AM」という形式にしてください。
誕生日までの日数と時間のシリアル値まず誕生日までの日数と時間のシリアル値を求めます 前回と同じように、誕生日の日付から現在の日付を引けば、日数や時間が求められます。 B7セルにはB2セル(TODAY関数でもとめた現在の日付)との差を、 B8セルにはB3セル(NOW関数でもとめた現在の日付)との差を計算して、表示形式を「標準」か「数値」にして、シリアル値を求めてください。 誕生日の日付から現在の日付を引けば、日数や時間が求められます。 次のように、計算式を入力してください。
誕生日までの時間の表示B7セルの計算結果から、具体的な日数や時間を求めていきます。 まず、B7セルから日数(整数部分)を取り出します。 第9回に ROUND関数を使って小数点以下を四捨五入しましたが、 今度は小数点以下は切り捨てるので、INT関数を使います。
文字列の操作&を使った文字列の結合A14,B14,C14の3つのセルを結合してしてください。第3回でやったように、「セルを結合して中央揃え」ボタンを使います。 できたら、A15,B15,C15の3つのセルも結合しましょう。 次に、誕生日までの残り時間を表示してみましょう。 そこで、 結合されているA14〜C14セルに、 「あと○日と○時間○分○秒」と表示されるようにしましょう。 結合したそれぞれのセルに「誕生日まで、あと○日」や「誕生日まで、あと○日と○時間○分○秒」と表示されるようにしましょう。 文字列やセルの値をつなげて、新しい文字列にするには記号の「&」を使います。 文字列やセルの値をつなげて、 ひとつの文字列にするには「&」記号を使います。 たとえば、次のような計算式の結果は「AAABBBCCC」となります。 文字列は「"」(ダブルクォーテーション)で囲っていることに注意してください。= "AAA" & "BBB" & "CCC" また、A1セルの内容が「木曜日」の場合、次の計算式の結果は「明日は、木曜日です」となります。 = "明日は、" & A1 & "です"では、結合したA14〜C14セルに文字列を設定してみましょう。次のように設定します。
関数を使った文字列の結合次に、A15〜C15セルに「誕生日まで、あと○日と○時間○分○秒」と表示されるように、計算式を入力します。「&」記号を使った場合は、="誕生日まで、あと"&B9&"日と"&B10&"時間"&B11&"分"&B12&"秒"
となりますが、入力がかなりややこしくなります。
計算結果は、[F9]キーを押すと、最新の結果に更新されます。
[F9]キーを押しっぱなしにすると、秒や分の数字が変わるのが確認できます。
そこで、文字列やセルを結合する、CONCATENATE関数を使うことにします。
#ref(): File not found: "excel00.png" at page "Lecture/InfoPrac2004/10th/date_time" 最後に、罫線や塗りつぶし、フォントなどを設定して、見映えをよくしてください。次へ進んでください。
|