情報処理演習 第5回
演習のすすめ方のポイント
前回までの課題の提出こちらの連絡事項を見て、前回課題の提出状況を確認してください。
今回のデータ今回は、 IPAセキュリティセンターの発表をもとに、 2000年から2002年までのウィルス別の届出状況をまとめたデータを利用します。 それぞれの年の円グラフを作り、最後に年毎の推移の棒グラフを作成します。オートSUM前回の課題でできあがった、ウィルス発見届出状況の表に、関数を使った値を追加してもらいます。前回作成した課題ファイル(「1015」+学籍番号+「.xls」)を開いてください。 &ref(): The style ref(filename,pagename) is ambiguous and become obsolete. Please try ref(pagename/filename);をクリックして、データファイルを[マイドキュメント]に保存してください。保存できたら、ファイルを開いてください。2000年から2002年までデータが、それぞれワークシートに入力されています。関数とオートSUM「関数」とは、数学ででてくる関数と同じ意味で、 「数字や文字など『値』を与えると、いろいろな『処理』をして、新しい値を『結果』として返す」ような仕掛けのことです。 たとえば、自動販売機の仕掛けも関数に例えることができます。 自動販売機という「関数」に、お金と商品ボタンという「値」を与えて、処理させると、ジュースやコーヒーという「結果」が返ってきます。 では、まず2000年のデータを操作します。 Excelには、数学、財務・会計、統計、データベースなど、多くの関数を備えています。 その中でも、よく使われる・簡単な関数を、「オートSUM」としてまとめて用意しています。このオートSUMを使って、関数の使い方の初歩を練習します。並べ替えまず、データを「ある順序で並び替え」ましょう。 ここでは「件数の多い順に上から並べる」ことにします。 次の順に操作してください。
合計の計算前回まで、合計の計算には「=D2+D3+D4+D5」のように数式を使って計算していました。 まず、この部分を関数を使って書き換えましょう。 ここでのポイントは、「その他のウィルス」の項目を含まないことです。 「その他」の項目は、たいてい、表の最後(この場合は一番下)にもってきます。 並び替えるデータを範囲指定しないで、「並び替え」を実行してしまうと、ワークシートの中のデータすべてを並び替えてしまいます。 2000年度の全体合計のセルB9を選択し、アクティブにしてください。 次に、オートSUM機能を使うために、ツールバーのオートSUMボタン(Σマーク)の▼をクリックし、「合計」を選択します。#ref(): File not found: "Excel010.png" at page "Lecture/InfoPrac2003/5th" コピー&ペースト次に、並び替えた表から、上位5つまでのウィルス名称と件数をコピーして、ワークシートの別の場所に新しい表を作ります。 そうすると、B5〜B8のセルが青い点線で囲まれます。B9のセルには、「=SUM(B5:B8)」と表示されます。まず「SUM(...)」は、合計を計算する関数で、括弧にかこまれたセルの合計を計算してその結果を返します。次に「B5:B8」とは、セルの範囲をあらわしていて、「B5からB8までのセルの値」を意味しています。#ref(): File not found: "Excel011.png" at page "Lecture/InfoPrac2003/5th" 上位5つまでのウィルス名称と件数をコピーします。次のように操作してください。
新しい表の作成次に、上位5つ以外の、ウィルス届出件数の合計を計算します。前回使った「オートSUM」機能を使って計算します。
平均、最大、最小の計算オートSUMには、合計のほかに、平均・最大値・最小値・個数が計算できます。 これらも利用してみましょう。 次に、件数の全体合計も計算しましょう。次のように操作します。
次に、B10セルに平均の計算を入力します。B10セルをクリックして、アクティブにしてください。 オートSUM機能を使うために、オートSUMボタン(Σマーク)の▼をクリックし、「平均」を選択します。合計の計算と同じように、青い点線の枠(計算する範囲)が表示されます。「AVERAGE(...)」とは平均値を計算する関数です。 次に、列の幅を設定してください。D列を「18」に、E列を「8」に設定します。 列名(DやEと表示されている部分)を右クリックし、「列の幅」を選びます。幅の大きさを入力して、「OK」を押すと設定されます。 ここまで操作すると、次のような表ができます。 ![]() #ref(): File not found: "Excel013.png" at page "Lecture/InfoPrac2003/5th" グラフの作成次に、新しく作った表を使って、グラフを作成します。 2000年のウィルス別の届出件数から、どのウィルスがどの程度の割合を占めるのか、ひとめでわかるようにするため、円グラフを作成します。Excelでグラフを作成するには、「グラフウィザード」機能を使います。 計算範囲をうまく調整できたら、[Enter]キーを押して、計算を確定してください。 そして、同じように平均の計算を、D10, F10, H10の各セルにします。
#ref(): The style ref(filename,pagename) is ambiguous and become obsolete. Please try ref(pagename/filename) ここまで設定できると、2000年の表とグラフは完成です。(クリックすると図が拡大します)#ref(): The style ref(filename,pagename) is ambiguous and become obsolete. Please try ref(pagename/filename) 2001年と2002年の表とグラフの作成ここまでと同じ操作をして、残りの2001年と2002年の表とグラフを作成します。 Excelの画面左下の、ワークシートの見出しをクリックすると、それぞれのシートが表示されますので、「2001年」「2002年」の見出しをクリックした後、それぞれの年の新しい表とグラフを作成してください。できあがると2001年は次のようになります。(クリックすると図が拡大します) #ref(): The style ref(filename,pagename) is ambiguous and become obsolete. Please try ref(pagename/filename) 2002年は次のようになります。(クリックすると図が拡大します)#ref(): The style ref(filename,pagename) is ambiguous and become obsolete. Please try ref(pagename/filename) ここまでできたら、課題の説明にすすんでください。ウィルス届出件数の推移の表とグラフの作成ワークシートの作成まず新しいワークシートを作成します。
表の作成次に、新しいシートにデータを入力します。次の表を参考に、データを入力してください。このデータは、1995年から1999年までのIPAセキュリティセンターへのウィルスの届出件数です。![]()
この場合は、2000年のワークシートの中の数式(SUM関数を使った合計)が書いてあるセルをコピーしたため、数式がおかしくなってしまいました。 ![]()
グラフの作成
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