RIGHT:[[授業のページへ戻る>Lecture/InfoPrac2003]] *情報処理演習 第9回 [#k2e12f48] -今回のテーマ「日付/時刻関数」「条件付き書式」 --関数を探して、計算式をつくれるようになる --条件付き書式設定をマスターする **前回までの課題の提出 [#z85ce3f2] [[こちらの連絡事項>../Info]]を見て、前回課題の提出状況を確認してください。 -前回(第8回)の課題は、今回の課題と一緒にチェックします。 -まだ提出していない人は、課題を作成して提出してください。 -再提出するように指示があった人は、[マイドキュメント]にあるファイルの修正をして、提出用フォルダに再提出してください。 **前回の課題 [#z5ac6e31] 前回の課題は、説明に訂正箇所が数ヶ所ありました。すいませんでした。 あと1つ訂正がありましたので、連絡します。 ***前回の訂正 [#ld5cbd87] 「条件判定」のところで、成績をつけるときの条件を計算式で入力しますが、 次の説明が間違っていました。 -条件:''「出席回数が6回以上かどうか」'' --6回以上(真):''「成績を課題、テスト、出席回数から計算する」'' --6回未満(偽):''「0とする」'' この条件で、IF関数を使った計算式が、次のようになると説明しましたが、''これは誤りです''。 IF(O2>6, ROUND(M2*0.4+N2*0.4+O2*10*0.2,0), 0) 条件に合う、正しい計算式は次のとおりです。 IF(O2>=6, ROUND(M2*0.4+N2*0.4+O2*10*0.2,0), 0) ^^^^^ 前回の説明の内容は、すでに修正しました。 こちらの説明が間違えていましたので、 課題を修正しなくてもかまいませんが、余裕があるようであれば、正しい計算式を設定してください。 ***度数分布 [#s16112d2] この計算式は難しかったようですので、解説をします。 度数分布とは、「0点以上、10点未満の人の数」「10点以上、20点未満の人の数」のように、度数(値の一定の範囲)にどのくらいデータが分布しているかを見るものです。~ 前回の課題では、''「0〜100点までの10点ごとの分布の状況を調べる」''というものでした。 次のように、点数が分布している表を考えてみましょう(人数は10人です)。 これを''COUNTIF''関数を使って計算します(範囲は「点数」としておきます)。 |名前|Aさん|Bさん|Cさん|Dさん|Eさん|Fさん|Gさん|Hさん|Iさん|Jさん| |点数| 9 |15 |20 |22 |34 |38 |39 |41 |50 |57 | : 0点以上、10点未満の人の数| COUNTIF関数で使う検索条件は「10点未満」になりますから、 計算式は次のようになり、Aさん一人であるのがわかります。 = COUNTIF(点数の範囲, "<10") :10点以上、20点未満の人の数| 表をみれば、Bさん一人なのはすぐにわかりますが、計算式を次のように使えば、計算できます。~ まず、10点以上の人の数を考えましょう。BさんからJさんまでの「9人」であることがわかります。20点以上の人の数を考えてみましょう。CさんからJさんまでの「8人」のはずです。~ 10点以上の人の中には、20点以上の人も含まれています。したがって、''10点以上の人の数から、20点以上の人の数を引けば''、「10点以上、20点未満の人の数」が求められます。計算式は次のようになります。 = COUNTIF(点数の範囲, ">=10") - COUNTIF(点数の範囲, ">=20") :20点以上、30点未満の人の数| 上と同じように考えればよいだけです。~ まず20点以上の人はCさんからJさんまでの「8人」、 そして30点以上の人はEさんからJさんまでの「6人」です。 20点以上の人の中には、30点以上の人も含まれていますから、 20点以上の人の数から、30点以上の人の数を引けば、条件に合う人数(2人)を求められます。 = COUNTIF(点数の範囲, ">=20") - COUNTIF(点数の範囲, ">=30") あと、「80点以上90点未満」まで、同じように計算をしていけばいいだけです。 |