*コンピュータ演習 第2回 [#v660d5b1] **OSとWindows [#nce21aa8] ''OS''(Operating System)は、コンピュータ(ハードウェア)全体を管理するソフトウェアで、基本ソフトとも呼ばれます。 WindowsはもともとMS-DOSというOSのGUI(Graphical User Interface:グラフィカルな画面でマウスで各種操作ができるインターフェース)でしたが、Windows 95からは独立したOSとなりました。 |>|>|CENTER:ユーザ(人間)| |CENTER:ソフトウェア|>|アプリケーションソフト(ワープロ、表計算)| |~|>|OS(基本ソフト:Windows、Mac OS)| |CENTER:ハードウェア|入力装置(キーボード、マウス)|出力装置(ディスプレイ、プリンタ)| |~|記憶装置(メモリ、ハードディスク)|演算・制御装置(CPU)| **Windowsの基本操作 [#aca331f6] ***マウスの操作 [#q39f054a] -''マウスポインタ'': マウスの動きと連動して動くマーク(矢印やIなど) -''クリック'': 左ボタンを1回押す(選択やボタンを押す) -''ダブルクリック'': 左ボタンを素早く2回押す(データを開いたり、プログラムを起動) -''右クリック'': 右ボタンを1回押す(ショートカットメニューを表示) -''ドラッグ&ドロップ'': 左ボタンを押したままマウスを動かし(ドラッグ)、適切なところでボタンを離す(ドロップ) ***Windowsの画面 [#k48a550e] -''デスクトップ'':机の上にみたてた、作業を行なうスペース -''[スタート]ボタン'': アプリケーションソフトの起動やWindowsの各種機能を利用するためのメニューがある -''タスクバー'': 現在実行しているソフトがボタン形式で表示される -''アイコン'': ソフトやファイル(データ)を実行するための絵 --''マイ ドキュメント'': 作成したファイルを記憶する自分専用のスペース --''マイ コンピュータ'': コンピュータの中のファイルの一覧や記憶装置の状況がわかる --''ごみ箱'': 削除したファイルやアイコンが一時的に保存される(空にするれば完全に削除) -''ウィンドウ'': ファイルの一覧やプログラムなど、実際の作業スペース --''タイトルバー'': ソフトの名前やファイルの名前が表示される --''メニューバー'': ソフトの機能をメニュー形式で選択できる --''ツールバー'': よく使う機能がボタン形式で並んでいる --''スクロールバー'': スライドさせると、隠れている内容を表示できる --''ステータスバー'':機能やボタンの説明などが表示される ***ウィンドウの操作 [#z4cbe38a] -ウィンドウを開く: アイコンをダブルクリック -ウィンドウを閉じる: 「閉じる」ボタン(ウィンドウ右上角)をクリック -ウィンドウを移動する: タイトルバーをドラッグ -ウィンドウの大きさを変える: ウィンドウの外枠をドラッグ -ウィンドウの最大化・元に戻す: 「最大化」(または「元のサイズに戻す」)ボタン(ウィンドウ右上角の中央)をクリック -ウィンドウの最小化: 「最小化」ボタン(ウィンドウ右上角の左端)をクリック(タスクバーのボタンをクリックすれば元に戻る) -ウィンドウの切り替え: タスクバーのボタンをクリックするか、[Alt]+[Tab]キーを押す ***課題 ウィンドウの操作 [#v04df72d] +3つのウィンドウを並べる --デスクトップの「マイドキュメント」と「マイコンピュータ」を開く --[スタート]ボタンから[プログラム]→[アクセサリ]→[メモ帳]を起動 --3つのウィンドウ(マイドキュメント、マイコンピュータ、メモ帳)をデスクトップいっぱいに3つ並ぶように、大きさを調整してください。~ できたら、手を上げて、担当者かSAのチェックを受けてください。 +4つのウィンドウを並べる --追加として、[スタート]ボタンから[プログラム]→[アクセサリ]→[ペイント]を起動 --4つのウィンドウ(マイドキュメント、マイコンピュータ、メモ帳、ペイント)をデスクトップいっぱいに4つ並ぶように、大きさを調整してください。~ できたら、手を上げて、担当者かSAのチェックを受けてください。 **日本語の文章の入力 [#z78bdbdf] ***キーボードについて [#le20fa33] -[Shift]キー: 他のキーと同時に押すと、アルファベットの大文字や記号が入力できる -[Caps]キー: [Shift]キーと同時に押すと、「Caps Lock」ランプが点灯しアルファベットが大文字になる -[Num Lock]キー: 「Num Lock」ランプが点灯し、テンキーで数字が入力できるようになる(もう一度押すと解除) -[Home][End]キー: 文書の先頭・末尾に移動 -[Page Up][Page Down]キー: 1ページ分上下に移動 -[Print Screen]キー: 画面の内容をキャプチャ(取り込む) ***文章の入力 [#s370d610] パソコンでは、''IME''(Input Method Editor)というソフトを使って、日本語を入力します。 キー入力のしかたには「''ローマ字入力''」と「''かな入力''」を選べます。授業では、主流である「ローマ字入力」を説明します。 -入力の切り替え(英語←→日本語) --[半角/全角]キーを押す --言語バーの「入力モードボタン」をクリックする(変換には「ひらがな」を選択、通常は「直接入力」) -変換のしかた --かな漢字変換:スペースキーまたは「変換」キー(もう一度キーを押すと変換候補を表示) --変換する文節をかえる: [←][→]キー --変換する範囲をかえる: [Shift]+[→](または[←])キー --変換中に修正する: [Esc]キー --その他の変換 ---ひらがな変換: [F6]キー ---カタカナ変換: [F7]キー ---半角変換: [F8]キー ---英数変換: [F9]キー ---半角英数変換: [F10]キー -文章の編集 --文字の削除: [Backspace]キー(カーソルの右を削除)または[Delete]キー(カーソルの左を削除) --改行: [Enter]キー -入力するときの注意 --半角文字と全角文字に注意しましょう。 --変換に慣れるまでは短い文節で変換しましょう。 --言語バーの「CAPS」や「KANA」を確認しましょう。 **タイピング練習 [#je0ca4fc] **タッチタイピング [#v28bea7c] ''タッチタイピング''とは、キーボードを見ずに文字の入力をすることです。 慣れてくれば、画面や資料などを見ながら入力できるようになり、 キー操作が早くなります。 ***ホームポジション [#n5896ef6] ''ホームポジション''とは、キーボードをタイピングするときの、指を置く正しい位置のことで、親指以外のそれぞれの指を最初に決められたキーに置きます。 一般的なキーボードでは、左手の小指から順に「A」「S」「D」「F」、 右手の人差し指から「J」「K」「L」「;」に指をおき、 親指はスペースキーにおきます。 #ref(homeposition.png) ***タイピングの練習のポイント [#adf832fb] :両手でキーボードを操作する| できるだけ、両手の指を使って、キーボードを操作するように心がけましょう。 指1本の入力では、なかなか操作に慣れることができません。 :キーを押す指以外は、ホームポジションから動かさない| ただし、「1」「2」などの最上段のキーなど、 ホームポジションから遠いキーを押す場合は、多少ホームポジションから離れてもかまいません。 :キーを押したら、必ず指をホームポジションに戻す| 指の使い方を覚えるために、キーを操作したら、必ずホームポジションに指を戻してください。 :最初のうちは、ゆっくり・正確にキーを押す| 練習のうちは、キーの位置を覚えるために、ゆっくりと、正確にキーを押してください。 キーボードを見てもかまいません。 :1回の練習は短時間で・できるだけ毎日繰り返す| 慣れないうちは、長時間練習するとかなり疲れてしまいます。 1回の練習時間は15〜20分を目安にしましょう。 また、できるだけ毎日繰り返して練習すれば、 人によって多少の違いはありますが、短期間で操作を覚えることができます。 ***タイピングの練習 [#q13c65b9] タイピングの練習が次のサイトでできます。 ''Internet Explorer''でアクセスしてください。 Netscape Navigatorでは、練習することができません。((Javaのバージョンの問題です。)) -e-typing http://www.e-typing.ne.jp/ --アクセスしたら、「腕試しレベルチェック」をクリック --「START」(画面中央)をクリック --新しい開いたウィンドウの「スタート」をクリック、または「S」キーを押す --データ受信後、スペースキーを押して、タイピングを始める --タイピング終了後、ウィンドウ右上の「スコア」の数字を記録しておく **次回の予定 [#p1ca15fe] -電子メールの操作を練習します。 -電子メールのしくみとマナーについて説明します。 |