コンピュータ演習 第2回
OSとWindows
OS(Operating System)は、コンピュータ(ハードウェア)全体を管理するソフトウェアで、基本ソフトとも呼ばれます。
WindowsはもともとMS-DOSというOSのGUI(Graphical User Interface:グラフィカルな画面でマウスで各種操作ができるインターフェース)でしたが、Windows 95からは独立したOSとなりました。
ユーザ(人間) |
ソフトウェア | アプリケーションソフト(ワープロ、表計算) |
OS(基本ソフト:Windows、Mac OS) |
ハードウェア | 入力装置(キーボード、マウス) | 出力装置(ディスプレイ、プリンタ) |
記憶装置(メモリ、ハードディスク) | 演算・制御装置(CPU) |
Windowsの基本操作
マウスの操作
- マウスポインタ: マウスの動きと連動して動くマーク(矢印やIなど)
- クリック: 左ボタンを1回押す(選択やボタンを押す)
- ダブルクリック: 左ボタンを素早く2回押す(データを開いたり、プログラムを起動)
- 右クリック: 右ボタンを1回押す(ショートカットメニューを表示)
- ドラッグ&ドロップ: 左ボタンを押したままマウスを動かし(ドラッグ)、適切なところでボタンを離す(ドロップ)
Windowsの画面
- デスクトップ:机の上にみたてた、作業を行なうスペース
- [スタート]ボタン: アプリケーションソフトの起動やWindowsの各種機能を利用するためのメニューがある
- タスクバー: 現在実行しているソフトがボタン形式で表示される
- アイコン: ソフトやファイル(データ)を実行するための絵
- マイ ドキュメント: 作成したファイルを記憶する自分専用のスペース
- マイ コンピュータ: コンピュータの中のファイルの一覧や記憶装置の状況がわかる
- ごみ箱: 削除したファイルやアイコンが一時的に保存される(空にするれば完全に削除)
- ウィンドウ: ファイルの一覧やプログラムなど、実際の作業スペース
- タイトルバー: ソフトの名前やファイルの名前が表示される
- メニューバー: ソフトの機能をメニュー形式で選択できる
- ツールバー: よく使う機能がボタン形式で並んでいる
- スクロールバー: スライドさせると、隠れている内容を表示できる
- ステータスバー:機能やボタンの説明などが表示される
ウィンドウの操作
- ウィンドウを開く: アイコンをダブルクリック
- ウィンドウを閉じる: 「閉じる」ボタン(ウィンドウ右上角)をクリック
- ウィンドウを移動する: タイトルバーをドラッグ
- ウィンドウの大きさを変える: ウィンドウの外枠をドラッグ
- ウィンドウの最大化・元に戻す: 「最大化」(または「元のサイズに戻す」)ボタン(ウィンドウ右上角の中央)をクリック
- ウィンドウの最小化: 「最小化」ボタン(ウィンドウ右上角の左端)をクリック(タスクバーのボタンをクリックすれば元に戻る)
- ウィンドウの切り替え: タスクバーのボタンをクリックするか、[Alt]+[Tab]キーを押す
課題 ウィンドウの操作
- 3つのウィンドウを並べる
- デスクトップの「マイドキュメント」と「マイコンピュータ」を開く
- [スタート]ボタンから[プログラム]→[アクセサリ]→[メモ帳]を起動
- 3つのウィンドウ(マイドキュメント、マイコンピュータ、メモ帳)をデスクトップいっぱいに3つ並ぶように、大きさを調整してください。
できたら、手を上げて、担当者かSAのチェックを受けてください。
- 4つのウィンドウを並べる
- 追加として、[スタート]ボタンから[プログラム]→[アクセサリ]→[ペイント]を起動
- 4つのウィンドウ(マイドキュメント、マイコンピュータ、メモ帳、ペイント)をデスクトップいっぱいに4つ並ぶように、大きさを調整してください。
できたら、手を上げて、担当者かSAのチェックを受けてください。
日本語の文章の入力
キーボードについて
- [Shift]キー: 他のキーと同時に押すと、アルファベットの大文字や記号が入力できる
- [Caps]キー: [Shift]キーと同時に押すと、「Caps Lock」ランプが点灯しアルファベットが大文字になる
- [Num Lock]キー: 「Num Lock」ランプが点灯し、テンキーで数字が入力できるようになる(もう一度押すと解除)
- [Home][End]キー: 文書の先頭・末尾に移動
- [Page Up][Page Down]キー: 1ページ分上下に移動
- [Print Screen]キー: 画面の内容をキャプチャ(取り込む)
文章の入力
パソコンでは、IME(Input Method Editor)というソフトを使って、日本語を入力します。
キー入力のしかたには「ローマ字入力」と「かな入力」を選べます。授業では、主流である「ローマ字入力」を説明します。
- 入力の切り替え(英語←→日本語)
- [半角/全角]キーを押す
- 言語バーの「入力モードボタン」をクリックする(変換には「ひらがな」を選択、通常は「直接入力」)
- 変換のしかた
- かな漢字変換:スペースキーまたは「変換」キー(もう一度キーを押すと変換候補を表示)
- 変換する文節をかえる: [←][→]キー
- 変換する範囲をかえる: [Shift]+[→](または[←])キー
- 変換中に修正する: [Esc]キー
- その他の変換
- ひらがな変換: [F6]キー
- カタカナ変換: [F7]キー
- 半角変換: [F8]キー
- 英数変換: [F9]キー
- 半角英数変換: [F10]キー
- 文章の編集
- 文字の削除: [Backspace]キー(カーソルの右を削除)または[Delete]キー(カーソルの左を削除)
- 改行: [Enter]キー
- 入力するときの注意
- 半角文字と全角文字に注意しましょう。
- 変換に慣れるまでは短い文節で変換しましょう。
- 言語バーの「CAPS」や「KANA」を確認しましょう。
タッチタイピング
タッチタイピングとは、キーボードを見ずに文字の入力をすることです。
慣れてくれば、画面や資料などを見ながら入力できるようになり、
キー操作が早くなります。
ホームポジション
ホームポジションとは、キーボードをタイピングするときの、指を置く正しい位置のことで、親指以外のそれぞれの指を最初に決められたキーに置きます。
一般的なキーボードでは、左手の小指から順に「A」「S」「D」「F」、
右手の人差し指から「J」「K」「L」「;」に指をおき、
親指はスペースキーにおきます。
タイピングの練習のポイント
- 両手でキーボードを操作する
- できるだけ、両手の指を使って、キーボードを操作するように心がけましょう。
指1本の入力では、なかなか操作に慣れることができません。
- キーを押す指以外は、ホームポジションから動かさない
- ただし、「1」「2」などの最上段のキーなど、
ホームポジションから遠いキーを押す場合は、多少ホームポジションから離れてもかまいません。
- キーを押したら、必ず指をホームポジションに戻す
- 指の使い方を覚えるために、キーを操作したら、必ずホームポジションに指を戻してください。
- 最初のうちは、ゆっくり・正確にキーを押す
- 練習のうちは、キーの位置を覚えるために、ゆっくりと、正確にキーを押してください。
キーボードを見てもかまいません。
- 1回の練習は短時間で・できるだけ毎日繰り返す
- 慣れないうちは、長時間練習するとかなり疲れてしまいます。
1回の練習時間は15〜20分を目安にしましょう。
また、できるだけ毎日繰り返して練習すれば、
人によって多少の違いはありますが、短期間で操作を覚えることができます。
タイピングの練習
タイピングの練習が次のサイトでできます。
Internet Explorerでアクセスしてください。
Netscape Navigatorでは、練習することができません。*1
- e-typing http://www.e-typing.ne.jp/
- アクセスしたら、「腕試しレベルチェック」をクリック
- 「START」(画面中央)をクリック
- 新しい開いたウィンドウの「スタート」をクリック、または「S」キーを押す
- データ受信後、スペースキーを押して、タイピングを始める
- タイピング終了後、ウィンドウ右上の「スコア」の数字を記録しておく
次回の予定
- 電子メールの操作を練習します。
- 電子メールのしくみとマナーについて説明します。