TITLE:フィルタによるデータの抽出 *フィルタによるデータの抽出 [#ma1e924c] > あらかじめ、レコードを「No.」の順に並び替えておいてください。 < **フィルタ機能とは [#o99b6c61] 並び替えの機能を使わなくても簡単にマウス操作だけでレコードを並び替えたり、 特定の条件を満たしたり、トップ10だけのレコードを抽出するには、 「''フィルタ''」機能が便利です。 フィルタ機能を使えば、条件をあったレコードだけを抽出して表示することができます。 なお、条件にあわないデータは一時的に非表示になるだけです。 **フィルタ機能の利用 [#za9c45e4] それでは、フィルタ機能を利用して、 特定の条件にあったレコードだけ抽出してみましょう。 ***フィルタの実行 [#t0827000] フィルタ機能を有効にします。 +A5セルをマウスでクリックする&br;(表の中のセルであれば、どれでもかまわない) +「ホーム」タブの「編集」グループにある、「並び替えとフィルタ」ボタンをクリックする +表示されるメニューから「フィルタ」を選択する #ref(2009/11th/filter/is1107.png,nolink,「並び替えとフィルタ」) +表のフィールド名のぞれぞれのセルに「▼」ボタンが付く #ref(2009/11th/filter/is1108.png,nolink,フィルタの実行) ***抽出条件の絞り込み [#lb7c28c1] それでは、複数の条件を設定して、レコードを絞り込んでみましょう。 まず、ひとつ目の条件を設定します。 +フィールド名の「担当者」の「▼」をクリックする +表示されたメニューから条件を設定する #ref(2009/11th/filter/is1109.png,nolink,フィルタのメニュー) --「すべての選択」のチェック欄(□)をクリックしてチェックを外す --「河野」のチェック欄(□)をクリックしてチェックする +「OK」ボタンをクリックすると、フィルタが実行される 2つ目の条件も設定して、レコードを絞り込みます。 +フィールド名の「商品分類」の「▼」をクリックする +表示されたメニューから条件を設定する #ref(2009/11th/filter/is1110.png,nolink,フィルタのメニュー) --「すべての選択」のチェック欄(□)をクリックしてチェックを外す --「周辺機器」のチェック欄(□)をクリックしてチェックする +「OK」ボタンをクリックすると、フィルタが実行される ここまでできると、次のような状態になります。 #ref(2009/11th/filter/is1111.png,nolink,フィルタの実行後) ***条件のクリア [#r587323f] フィルタに設定した条件をすべてクリアするには、 次のように操作します。 +「ホーム」タブの「編集」グループにある、「並び替えとフィルタ」ボタンをクリックする +表示されるメニューから「クリア」を選択する #ref(2009/11th/filter/is1112.png,nolink,フィルタのクリア) +フィルタがすべてクリアされる フィルタをすべてクリアして、次の操作に移りましょう。 **より詳細なフィルタ機能 [#ff2e7ac3] 次に、フィルタ機能のオプションを利用して、 より詳細な条件にあったレコードを抽出してみましょう。 > 操作をする前に、必ずフィルタをクリアしてください。 < ***数値フィルタ [#y2bf250b] データの種類が数値の場合は、 「''数値フィルタ''」を使用することができます。 数値フィルタを使って、「金額」が高いレコード15件を抽出してみましょう。 +フィールド名の「金額」の「▼」をクリックする +表示されたメニューから、「数値フィルタ」の「トップテン」を選択する #ref(2009/11th/filter/is1113.png,nolink,フィルタのメニュー) +「トップテンオートフィルタ」のウィンドウが表示される #ref(2009/11th/filter/is1114.png,nolink,「トップテンオートフィルタ」) --左側のメニューが「上位」になっていることを確認する --中央の入力欄を「15」に設定する --右側のメニューが「項目」になっていることを確認する +「OK」ボタンをクリックすると、フィルタが実行される ***日付フィルタ [#o55a67ad] データの種類が日付の場合は、 「''日付フィルタ''」を使用することができます。 先ほど数値フィルタで抽出したレコードから、 日付フィルタを使って、「販売日」が「2月」のレコードを抽出してみましょう。 +フィールド名の「販売日」の「▼」をクリックする +表示されたメニューから条件を設定する #ref(2009/11th/filter/is1115.png,nolink,フィルタのメニュー) --「すべての選択」のチェック欄(□)をクリックしてチェックを外す --「2月」のチェック欄(□)をクリックしてチェックする +「OK」ボタンをクリックすると、フィルタが実行される > メニューで、「日付フィルタ」→「指定の範囲内」を選択すると、 「オートフィルタオプション」が表示されます。 #ref(2009/11th/filter/is1117.png,nolink,「オートフィルタオプション」) このオプションを使えば、より細かく抽出する期間を設定することができます。 < ここまでできると、次のような状態になります。 #ref(2009/11th/filter/is1116.png,nolink,フィルタの実行後) ***条件のクリア [#uba5ba06] フィルタに設定した条件をすべてクリアしてください。 次のように操作します。 +「ホーム」タブの「編集」グループにある、「並び替えとフィルタ」ボタンをクリックする +表示されるメニューから「クリア」を選択する #ref(2009/11th/filter/is1112.png,nolink,フィルタのクリア) +フィルタがすべてクリアされる フィルタをすべてクリアして、次の操作に移りましょう。 ***フィルタの解除 [#be1e3b70] フィルタ機能の最後に、フィルタ機能が有効な状態を解除します。 > 操作をする前に、必ずフィルタをクリアしてください。 < +まずデータベース形式になっている表データのいずれかのセルをクリックする。 --データベース形式データとして使用したいデータの範囲をドラッグして指定してもかまいません。 +次のどちらかの操作でフィルタモードを起動する。 --「ホーム」タブの「編集」グループの「並べ替えとフィルタ」ボタンを押して表示されるメニューの中から「フィルタ」を選択する。 --「データ」タブの「並べ替えとフィルタ」グループの中にある「フィルタ」ボタンをクリックする。&br; &ref(filter1.png); &ref(filter2.png); +するとそれぞれの列見出しの右端に &ref(filter3.png); がつき、フィルタモードが起動する。 +この状態でそれぞれの &ref(filter3.png); をクリックすると次のようなメニューが表示される。このメニューを利用することでさまざまな抽出条件を指定することができる。そして一番下の「OK」を押すことで、ここで指定した条件に合うレコードのみが抽出された状態となる。 #ref(filter6.png) --下半分の項目のチェックをつけたりはずしたりすることで特定の値のみ表示するよう指定することができる。 --また、それぞれのフィールドのデータの種類に応じて、より細かい条件指定を行う次のようなメニューも用意されている。 ---''数値フィルタ'':「〜以上」「〜未満」「〜から〜まで」など特定の範囲の値をもつレコードや、「上位10件」など順位に応じたレコードを抽出することができる。(テキスト:E-80) ---''テキストフィルタ'':特定の文字列で始まるレコードや特定の文字列を一部に含むレコードなどを抽出できる。(テキスト:E-81) ---''日付フィルタ'':「今日」「昨日」「今年」「去年」や、ある日付からある日付までなど特定の期間に属するレコードを抽出できる。(テキスト:E-82) --それ以外にも単純な並べ替えも指定できる(データの絞込みは変化しません)。 --このような絞り込み条件の指定は複数の列に対して設定することができる。そのように複数の条件が指定されたときには、指定された全ての条件に合うレコードのみが表示される。 +フィルタに設定した条件を全て解除する場合は次のどちらかの操作を行う。 --「ホーム」タブの「編集」グループの「並べ替えとフィルタ」ボタンを押して表示されるメニューの中から「クリア」を選択する。 --「データ」タブの「並べ替えとフィルタ」グループの中にある「クリア」ボタンをクリックする。&br; &ref(filter4.png); &ref(filter5.png); +フィルタモード自体を解除する場合は最初に押したフィルタボタンを再度クリックすれば良い。これにより一時的に非表示となっていたレコードも全て表示されるようになる。 次のようにして、フィルタ機能を解除してください。 +「ホーム」タブの「編集」グループにある、「並び替えとフィルタ」ボタンをクリックする +表示されるメニューから「フィルタ」を選択する #ref(2009/11th/filter/is1107.png,nolink,「並び替えとフィルタ」) +フィルタが解除される &br; &navi2(2009/11th,next);進んでください。 ---- #navi2(2009/11th,prev,toc,next) |