2009/7th/reference のバックアップ(No.1)

相対参照と絶対参照

セル番地を数式などで使うことを「参照」といいます。たとえば、数式ならば、次のようにしてA1、B1、C1セルの値を参照して、計算した結果を表示します。

=(A1+B1+C1)/3

セルの値を参照するのに、「相対参照」と「絶対参照」の２つのやり方があります。

「相対参照」とは、セルの位置を相対的に参照することです。いいかえると「自分のいる位置から上下左右にどれくらいずれた位置にあるセルの値を参照する」という形式です。

そのため、数式をコピーすると、どのセルを参照すればよいかが自動的に調整されます。

下の図のように、D2に入力されている数式をコピーすると、コピーする方向にあわせて、コピー先のセルの数式が自動的に調整されます。

「絶対参照」とは、相対参照とは違って、セルの位置を絶対的に参照することです。いいかえると、「自分のいる位置に関係なく、特定の位置にあるセルの値を参照する」という形式です。

そのため、数式をコピーしても、絶対参照の部分は変更されません。絶対参照を使用するには、セル番地の列番号や行番号の前に「$」マークをつけます。つまり、セルをコピーしても「$」マークのある列番号や行番号は変わりません。

下の図のように、C4に入力されている数式をコピーしても、数式のなかの絶対参照の部分だけはコピー先のセルでも同じままです。

相対参照と絶対参照をまとめると次の表のようになります。

「複合参照」とは、相対参照と絶対参照を組み合わせて、行番号だけ、または、列番号だだけを固定するセルの参照です。テキスト E-22 下の説明も参照してください。

なお、「F4」キーを押すだけでセル番地に「$」をつけることができます。「F4」キーを押すごとに、「$E$15」→「E$15」→「$E15」→「E15」を繰り返します。

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