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健康統計の基礎・健康統計学 - 2009/4th/Correlation のバックアップ(No.3)

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    • 2 (2009-04-28 (火) 07:05:16)
    • 3 (2009-04-29 (水) 03:23:40)
    • 4 (2009-04-29 (水) 04:38:39)
    • 5 (2009-04-29 (水) 06:20:42)
    • 6 (2009-05-01 (金) 02:28:40)

相関 (correlation)

2種類のデータのあいだになんらかの関係がある場合、 統計学的な関係がみられるときに、「相関がある」という。

  • データの大小に関して、一方の値が変わるにつれて、もう一方の値も変わる
    • 身長と体重
    • 収縮期血圧と拡張期血圧
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相関係数 (correlation coefficient)

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相関の種類

  • 線形相関:相関(関係)を示すグラフが1本の直線で近似できる
    • 順相関:相関が正の場合(グラフが右肩あがりの直線)
    • 逆相関:相関が負の場合(グラフが右肩さがりの直線)
  • 非線形相関:相関を示すグラフが指数関数や2次・3時間数のように直線状をしていない
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相関係数

  • 相関係数とは、相関の程度をあらわす
  • 相関係数 \normalsize r は、次の値をとる。
    -1 \leq r_s \leq +1
    • 完全相関:相関係数が±1の場合
    • 無相関:相関係数が0の場合

相関係数 \normalsize r は、次のような式で求められる

r=\frac{ S_{xy} }{n \times s_x \cdot s_y}
  • 偏差積和(偏差の積の合計)
    \normalsize\displaystyle S_{xy} = \sum_{i=1}^n d_x \cdot d_y = \sum_{i=1}^n (x_i - \bar{x})\cdot(y_i - \bar{y})
  • 標本数: \normalsize n
  • 標準偏差: \normalsize s_x , \normalsize s_y
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偏差積和

偏差積和(偏差の積和)\normalsize S_{xy} とは、偏差(各データと平均の差)の積の総和である。

\begin{eqnarray}S_{xy} &=& \sum_{i=1}^n d_x \cdot d_y \\&=& \sum_{i=1}^n (x_i - \bar{x})\cdot(y_i - \bar{y})\end{eqnarray}
  • 標本数: \normalsize n
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共分散

共分散 \normalsize s_{xy} は、偏差積和を標本数で割ったもの。

\begin{eqnarray}s_{xy} &=& \frac{1}{n} S_{xy} \\&=& \frac{1}{n} \sum_{i=1}^n (x_i - \bar{x})\cdot(y_i - \bar{y}) \\&=& \frac{1}{n} \sum_{i=1}^n d_x \cdot d_y\end{eqnarray}
  • 標本数: \normalsize n
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相関関係と因果関係

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相関関係から因果関係を確定するときの注意点

  1. 関連の時間性
    • 原因は結果の前にあるか
  2. 関連の密接性
    • 原因が結果に密接に関連するか
  3. 関連の特異性
    • 原因が結果のは性にどの程度かかわっているか
  4. 関連の普遍性
    • 対象や時期、方法などが異なっていても、類似した結果が得られるか
  5. 関連の合理性
    • 従来の理論や経験から考えて矛盾がないか
疑似相関
直接の相関はないが何かある要因が2つの事象と相関しているために、 2つの事象に相関がみられるケースがある。
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相関の程度

相関係数の値から、相関の程度を次のように記述できる。

-1.0≦相関係数r<-0.7強い負の相関
-0.7≦相関係数r<-0.4かなりな負の相関
-0.4≦相関係数r<-0.2やや負の相関
-0.2≦相関係数r≦0.2ほとんど相関がない
0.2<相関係数r≦0.4やや正の相関
0.4<相関係数r≦0.7なかりな正の相関
0.7<相関係数r≦1強い正の相関

なお、標本数が少ない場合は、母相関係数の推定や検定(後日説明)が必要となる。

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順位相関係数

スピアマン(Spearman)の順位相関係数 \normalsize r_s は、 相関係数と同様、次の値をとる。

-1 \leq r_s \leq +1

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