対応のない2組の平均値の差の検定(母分散が未知で等しくない)検定の対象対応のない(独立した)2つの母集団について考える。それぞれの母数は次のとおり。 ただし、母分散の値はわからない。 
 なお、標本平均は不偏分散から求める。 ![]() 等分散の検定(F検定)等分散の検定の結果、 Welchの検定
 帰無仮説と対立仮説対応のない(独立した)2組の母集団の平均に差があるかどうかを調べる。 
 検定統計量の算出
 仮説の判定(両側検定)
 例題
 考え方自分を「おしゃれ」と答えた女子大生と自分を「普通」と答えた女子大生のハイヒールの高さについて、答えた人数やハイヒールの高さの平均と標準偏差についてまとめると、次の表のようになる。 
 まず、母分散が等しいかどうかを調べるため、等分散の検定をする。 F分布にしたがう、等分散の検定の検定統計量は、次のようになる。 ![]() この値を、第1自由度が  t分布にしたがう検定統計量  ![]() 次に、検定のための自由度を求める。 ![]() 整数分だけを自由度として採用すると、  この検定統計量を両側検定で判定する。
有意水準   なお、有意水準    |