RIGHT:[[授業のページへ戻る>Lecture/InfoPrac2003]] *情報処理演習 第3回 -今回のテーマ「きれいな表を作成し印刷する」 --セルの書式設定をマスターする --印刷の調整をマスターする **次回の連絡 -ノートパソコンに関する講習を行います(1年生全員) --時間は1時間程度 --ノートパソコン一式を''必ず''持参すること(当日チェックします) --通常の授業も行う予定 **作業のポイント -前回作成した課題ファイル(「1008」+学籍番号+「.xls」)を開いてください。 訂正の連絡がでている人は、すみやかに内容を訂正をしてください。 -Excel 2002では、普段使わない機能はメニューバーやツールバーから隠されています。次のような操作をして、すべての機能を表示しておきましょう。 ++メニューバーから[ツール]→[ユーザ設定]を選択 ++オプションタブを選択し、上2つのチェックボックスをチェック ++[OK]ボタンをクリック -授業ではブラウザに表示される内容を見ながら、表計算ソフトを操作します。次のような操作をして2つのウィンドウを同時に表示するとよいでしょう。 ++タスクバーを右クリックする ++「上下に並べて表示」を選ぶと、デスクトップを縦に分割するように、2つのウィンドウが同時に表示される ++「左右に並べて表示」を選ぶと、デスクトップを横に分割するように、2つのウィンドウが同時に表示される -同時に表示しない場合は、次のような操作をすれば、簡単にウィンドウを切り替えることができます。 --[Alt]+[Tab]キーを押す --タスクバーにあるウィンドウ名のボタンをクリックする **簡単な表の作成(つづき) ***データの入力と計算 前回の復習もかねて、前回作成した課題ファイル(「1008」+学籍番号+「.xls」)に新しいデータを追加します。次の図のようにデータを入力してください。なお、2003年のデータは1月〜6月までのデータです。 #attach #ref(excel02.png,nolink) 次に、前回のように、計算式を入力して合計や割合を計算をしましょう。詳しくは、テキスト「インフォメーション・リテラシ」や[[前回の内容>../2nd]]を見てください。 2001年度の場合は、次のような操作になります。 -セルD6に「=D2+D3+D4+D5」と入力して合計を計算~ (「セルD2とD3とD4とD5の内容を足した結果を表示する」という意味) -セルE2に「=D2/$D$6」と入力 (割合=各項目の値/全体の値) -セルE2にマウスポインタをあわせて、マウスの左ボタンを押したまま、セルE6までドラッグ(計算式のコピー) すべての計算式を入力すると次のような表ができます。 #attach #ref(excel03.png,nolink) ***行・列の操作 ここまでにできた表には、次のような問題点があります。 -「割合」が4つあるが、何年の割合か具体的に書いていない -2003年のデータが何月までのデータなのかわからない -そもそも表のタイトルがない このような問題点を解消するために、「行の挿入」をしましょう。次の操作を繰り返して、空白の行を3行挿入してください。 なお、同じような操作をすれば、列を挿入することができます。 また、複数の行や列を選択してから、挿入の操作をすれば、選択した数だけの行や列を挿入できます。 -行番号「1」をクリック -メニューバーから[挿入]→[行]を選択 行を挿入できたら、次のようにデータを入力・編集してください。 -A1セルに、「コンピュータウィルスの感染経路」と入力 -I2セルに、「(2003年は1〜6月まで)」と入力 -B3,D3,F3,H3セルに、それぞれ「2000年」「2001年」「2002年」「2003年」と入力 -「○○○○年の件数」をすべて「件数」と修正 入力・編集すると次のような表ができます。 #attach #ref(excel04.png,nolink) ***表示形式と配置の設定 [[前回>../2nd]]のように、セルを右クリックして「セルの書式設定」を選択し、次のように表示形式を設定してください。複数のセルを範囲指定してから、右クリックすると、一度に複数のセルに設定することができます。 -件数のデータに、表示形式に「数値」を選び「桁区切り」を設定 -割合のデータに、表示形式に「パーセンテージ」を選び、小数点以下は1桁に設定 次にセル内の文字の配置を、次のように設定してください。 -A4〜A9のセルを、「中央揃え」に設定 -I2セルを、「右揃え」に設定 -B4〜I4のセルを、「中央揃え」に設定 -件数と割合のデータのセルを、すべて「右揃え」に設定 ***フォントの設定 表としての体裁を整えるため、表のタイトルと各項目名を目立たせましょう。 ここでは、タイトルと項目名にフォントの設定します。 セルを右クリックし、「セルの書式設定」から「フォント」を選択して、次のように設定してください。ツールバーの「フォント」や「フォントサイズ」ボックスでも設定できます。 -タイトル:スタイルを太字、サイズを14 -項目名:スタイルを太字 -I2セル:サイズを9 ここまで設定すると次のような表ができます。 #attach #ref(excel06.png,nolink) ***行の高さ・列の幅の設定 印刷したときに、セル内の文字や数字が読みやすいよう、行の高さや列を幅を設定します。設定するには、行番号を右クリックし「行の高さ」を選択します(列は列番号を右クリックして「列の高さ」を選択)。次のように設定してください。 -行の高さ --1行目は、24に設定 --3〜9行目は、16に設定 -列の幅 --A列は、18に設定 --B〜I列は、8に設定 ***セルの結合 「2000年」のような年をあらわす項目は、「件数」と「割合」の2つの項目を含んでいます。このように、複数のセルをまとめた内容をあらわすには、「セルの結合」を使います。次のように設定してください。 #attach #ref(excel09.png,nolink) -B3とC3セルを範囲指定 -ツールバーの「セルを結合して中央揃え」ボタンをクリック -D3とE3、F3とG3、H3とI3のセルにも同じように設定する -A3とA4のセルにも同じように設定する ***罫線と塗りつぶしの設定 最後に表らしく見えるように、セルに罫線を設定します。 罫線を設定するには、ツールバーの「罫線」ボタンか、セルを右クリックして「セルの書式設定」を選択し「罫線」を選択します。 -表の全体は「格子」 -項目名の部分は「外枠太罫線」 また、項目名のセルには塗りつぶしを設定して、色を塗って目立たせましょう。ツールバーの「塗りつぶし」ボタンか、セルを右クリックして「セルの書式設定」を選択し「パターン」で設定できます。好きな色で設定してください。 すべて設定できれば、次のような表が完成します。 #attach #ref(excel11.png,nolink) **表の印刷 今回の授業では、実際の印刷は行いません。 しかし表は、画面で確認するよりも、紙に印刷して確認することが多いでしょう。 ***ページ設定と印刷プレビュー まず最初に、どのように印刷するのかを「ページ設定」を使って設定します。 メニューバーから[ファイル]→[ページ設定]を選択します。 レイアウトや印刷の仕方など、次のような設定ができます。 -用紙の向きや大きさ(倍率) -上下左右の余白 -ヘッダー(用紙の最上部)とフッター(用紙の最下部)の設定 実際に印刷する前には、「印刷プレビュー」でどのように印刷されるかを確認します。 メニューバーから[ファイル]→[印刷プレビュー]を選択します。プレビューを終わるときには「閉じる」ボタンをクリックします。 ***改ページプレビュー 印刷プレビューで確認したときに、表やグラフがうまく用紙におさまらないことがあります。プレビューを閉じて、シートを確認すると、点線が表示されるのに気がつくでしょう。これは、ページの区切りをあらわしています。この区切りの点線を都合の良い位置に調整しなければなりません。 そのような場合には、ページ設定で拡大/縮小を設定するか、「改ページプレビュー」で微調整をします。「改ページプレビュー」を使うには、メニューバーから[表示]→[改ページプレビュー]を選択します。 #attach #ref(excel12.png,nolink) この画面では、シートのどの部分が何ページ目に印刷されるかを確認しながら、データを入力したりセルの調整ができるようになっています。青い太枠や点線の枠をドラッグして位置を調整することで、印刷する範囲を設定することができます。 ここまでに作った表を改ページプレビューの画面で調整して、1枚の紙におさまるようにしてみましょう。改ページプレビューを終了するには、メニューバーから[表示]→[通常]を選択します。 ここまでできたら、[[課題の説明>../3rdExercise]]にすすんでください。 |