まずは、3種類の個数を数える関数を使って、 さまざまな個数の数え方を行ってみましょう。
まずは、 チーム数を関数を使って数えます。 さっき入力した、 チームの番号を使って数えましょう。
「数値の入力されたセルの個数」を数えるには、 COUNT関数を使います。
=COUNT(C1:C10) </pre> では、次のようにして、関数を使ってみましょう。 +A20セルに「チーム数」と入力 +B20セルをクリック +数式バーの「関数の挿入」ボタンをクリック #ref(Lecture/InfoPrac2004/6th/count/ex04.png,nolink,「関数の挿入」ボタン) +利用する関数の選択 --「関数の分類」から「統計」を選択 --「関数名」から「COUNT」を選択 --「OK」ボタンをクリック #ref(Lecture/InfoPrac2004/6th/count/ex05.png,nolink,関数の選択) +引数の設定 --「値1」の入力欄をクリックし、A2〜A19セルをドラッグして範囲指定~ (自動的に「A2:A19」と入力される) --「OK」ボタンをクリック #ref(excel02.png,nolink,引数の選択) **試合数を数える [#a6b0831e] 次に、 チームごとの、 試合を関数を使って数えます。 COUNT関数では、数値の入ったセルの個数しか数えられません。 そこで、「空白でない(値が入った)セルの個数」を数える、 COUNTA関数を使います。 :COUNTA(空白でないセルの個数を計算する)| --書式 : COUNTA(数値1, 数値2, ...) --引数 : 数値1, 数値2, ... :個数を計算するセルの範囲 --例:D1〜D10セルまでの空白でない(値が入った)セルの個数を数える #pre(novervatim){{ =COUNTA(D1:D10) </pre> まず、最初のチームの試合数を求めましょう。 次のようにして、関数で求めます。l +U2セルをクリック +数式バーの「関数の挿入」ボタンをクリック +利用する関数の選択 --「関数の分類」から「統計」を選択 --「関数名」から「COUNTA」を選択 --「OK」ボタンをクリック +引数の設定 --「値1」の入力欄をクリックし、C2〜T2セルをドラッグして範囲指定~ (自動的に「C2:T2」と入力される) --「OK」ボタンをクリック #ref(excel03.png,nolink,COUNTA関数の引数の設定) 同じようにして、 U3〜U19セルに、 残りのチームの試合数を求めましょう。 :注意| 関数を使うときに、 引数に設定するセルの範囲(それぞれのチームの対戦結果)を 選びことに注意しましょう。 **勝敗を数える [#q1cf6342] 次に、 チームごとの、 勝敗(勝ち・引き分け・負け)を関数を使って数えます。 対戦表では、 勝ち・引き分け・負けは、 「○」「△」「●」であらわされています。 それぞれの記号の数を数えれば、勝敗の状況がわかります。 このように、 特定の条件を満たすセルの個数を数えるには、 COUNTIF関数を使います。 :COUNTIF(指定された範囲のセルのうち、検索条件に一致するセルの個数を返す)| --書式 : COUNTIF(範囲, 検索条件) --引数 : 範囲 : 個数を求めるセルの範囲 --引数 : 検索条件 : 個数を求めるセルの検索条件 --例:E1〜E10セルまでの内容が「☆」のセルの個数を数える #pre(novervatim){{ =COUNT(E1:E10,"☆") </pre> 検索条件には、次のような比較演算子を使います。 条件を満たす場合は「TRUE」(真)、 満たさない場合は「FALSE」(偽)と判断します。 |CENTER:演算子|CENTER:式|CENTER:内容|CENTER:例|CENTER:結果|h |=(等号)|CENTER:A=B|AとBが等しい|1=2|FALSE| |<>(不等号)|CENTER:A<>B|AとBが等しくない|3<>4|TRUE| |>(〜より大きい)|CENTER:A>B|AがBより大きい|5>6|FALSE| |<(〜より小さい)|CENTER:A<B|AがBより小さい|7<8|TRUE| |>=(〜以上)|CENTER:A>=B|AがB以上である|9>=10|FALSE| |<=(〜以上|A<=B|CENTER:AがB以下である|11<=11|TRUE| 実際に、 COUNTIF関数での検索条件は、 次のように指定します。 文字列を条件にする場合は、 「"」(ダブルクォーテーション)で囲みます。 |COUNTIF(A1:A10,"☆")|A1〜A10セルで、値が「☆」のセルの個数| |COUNTIF(A1:A10,<>"")|A1〜A10セルで、値が空白("")以外ののセルの個数| |COUNTIF(A1:A10,<=10)|A1〜A10セルで、値が「10以下」のセルの個数| まず、最初のチームの勝ち数を求めましょう。 次のようにして、関数で求めます。 +V2セルをクリック +数式バーの「関数の挿入」ボタンをクリック +利用する関数の選択 --「関数の分類」から「統計」を選択 --「関数名」から「COUNTIF」を選択 --「OK」ボタンをクリック +引数の設定 --「範囲」の入力欄をクリックし、C2〜T2セルをドラッグして範囲指定~ (自動的に「C2:T2」と入力される) --「検索条件」の入力欄に、「"○"」と入力~ (「○」は「まる」で変換できる) --「OK」ボタンをクリック #ref(excel04.png,nolink,COUNTIF関数の引数の設定) 次に、最初のチームの引き分け数を求めましょう。 +W2セルをクリック +数式バーの「関数の挿入」ボタンをクリック +利用する関数の選択 --「関数の分類」から「統計」を選択 --「関数名」から「COUNTIF」を選択 --「OK」ボタンをクリック +引数の設定 --「範囲」の入力欄をクリックし、C2〜T2セルをドラッグして範囲指定~ --「検索条件」の入力欄に、「"△"」と入力~ (「△」は「さんかく」で変換できる) --「OK」ボタンをクリック さらに、最初のチームの負け数を求めましょう。 +X2セルをクリック +数式バーの「関数の挿入」ボタンをクリック +利用する関数の選択 --「関数の分類」から「統計」を選択 --「関数名」から「COUNTIF」を選択 --「OK」ボタンをクリック +引数の設定 --「範囲」の入力欄をクリックし、C2〜T2セルをドラッグして範囲指定~ --「検索条件」の入力欄に、「"●"」と入力~ (「●」は「まる」で変換できる) --「OK」ボタンをクリック **計算式のコピー [#v9577075] これで、最初のチームの勝敗がわかりました。 他のチームの勝敗を求めるために、 最初のチームの勝敗を求める計算式をコピーしましょう。 計算式(つまりセル)をコピーするのに、 オートフィル機能を使います。 (⇒ テキスト: 147〜148ページ) +V2〜X2セルを範囲指定 +範囲指定の枠の右下にある■(フィルハンドル)にマウスポインタを合わせる +19行目までマウスを下方向にドラッグ #ref(./ex09.png,nolink,オートフィルでコピー) オートフィルができると、 残りのチームの勝敗が求められます。 次へに進んでください。 ---- #navi2(Lecture/InfoPrac2005/6th,prev,toc,next)