それでは、 まず「試合結果」のシートのデータをもとに、 「得失点差」のシートに、 試合ごとの得失点差を表示する表を作りましょう。
「試合結果」のシートでは、 「3○2」のように、得失点と勝敗の記号が同じセルに入力されています。 まず、 セルから得失点の数字を取り出しましょう。
文字を取り出すには、いくつかの方法があります。 ここでは、LEFT関数とRIGHT関数を使います。
=LEFT(A10,3) </pre> :RIGHT(文字列の右側から指定した数の文字を返す)| --書式 : LEFT(文字列, 文字数) --引数 : 文字列 :文字を取り出したい文字列やセル --引数 : 文字数 :取り出したい文字数(右側から) --例:B2セルの文字列を2文字右から取り出す #pre(novervatim){{ =RIGHT(B2,2) </pre> では、次のようにして、関数の機能を試してみましょう。 +B2セルをクリック +数式バーの「関数の挿入」ボタンをクリック +利用する関数の選択 --「関数の分類」から「文字列操作」を選択 --「関数名」から「LEFT」を選択 --「OK」ボタンをクリック #ref(ex04.png,nolink,関数の選択) +引数の設定 --「文字列」の入力欄をクリックし、「試合結果」のシートの見出しをクリックした後、B2セルをクリック~ (自動的に「試合結果!B2」と入力される) --「文字数」の入力欄をクリックし、「1」と入力 --「OK」ボタンをクリック #ref(ex05.png,nolink,引数の選択) 「1」という文字を取り出すことができましたか? RIGHT関数も使えるか同じように試してみましょう。 #pre(novervatim){{ =RIGHT(試合結果!B2,1) </pre> **関数を組み合わせる [#k97dea0b] 文字を取り出しただけでは、 得失点差をもとめることはできません。 得失点差の計算は次のようになります。 #pre(novervatim){{ 得失点差 = 得点 - 失点 </pre> LEFT関数で求める「得点」と、 RIGHT関数で求める「失点」を使って、 計算式を組み立てましょう。 LEFT関数・RIGHT関数を使うと、 鹿島アントラーズの第1節の 得失点差を求める計算式は、次のようになります。 #pre(novervatim){{ =LEFT(試合結果!B2,1)-RIGHT(試合結果!B2,1) </pre> 得失点差が計算できましたか? 計算ができたら、 計算式を他のセルにコピーしましょう。 第6回の内容を参考に、 「オートフィル」機能を使って、 B2〜P17セルに計算式を、コピーしましょう。 #ref(ex07.png,nolink,得失点差の計算) **得失点差の合計を求める [#q24e4e52] 節ごとの得失点差がわかったので、 これを使って、 チームごとの得失点差の合計を求めましょう。 Q1セルに「合計」と入力してください。 Q2〜Q17セルに、 チームごとの得失点差の合計を計算してください。 「オートSUM」機能や SUM関数を使って、 合計を計算してください。 SUM関数は、関数の分類の中の「数学/三角」にあります。 自分で使い方を調べてみましょう。 次へ進んでください。 ---- #navi2(Lecture/InfoPrac2004/7th,prev,toc,next)