簡単な計算(1)第2回でも行いましたが、 Excelで計算をするには、 セルに「計算式」を入力します。 (⇒ テキスト: 168〜168ページ) 計算式とは計算式とは、数学のような計算の式や用意されている関数などを使って、 設定した値や他のセルの値を計算(処理)し、 その結果を表示するものです。 たとえば、次は計算式の例です。 =(20+40)*3 (数値の計算)
=A1+B2*3 (セルの値を使った計算)
=SUM(C1:C10) (関数を使った計算)
</pre>
計算式は、セルに入力します。入力するときのルールは、次のとおりです。
-最初は「=」ではじめる
-他のセルの値が使える (セル番地で指定する)
-四則演算が使える (半角で入力)
|CENTER:|CENTER:|CENTER:|c
|演算|数学での記号|Excelでの記号|h
|足し算|+|+|
|引き算|−|-|
|掛け算|×|*|
|割り算|÷|/|
**合計の計算 [#v45cf60d]
地方ごとの、1月から9月の件数の合計を計算しましょう。
***計算式を考える [#ld5187f5]
計算式を入力する前に、どのような計算をすればよいか、考えてみましょう。
地域ごとの合計を計算するには、
次のような式が考えられます。
#pre(novervatim){{
(ある地域の合計)
= (1月の件数)+(2月の件数)+(3月の件数)+(4月の件数)
+(5月の件数)+(6月の件数)+(7月の件数)+(8月の件数)+(9月の件数)
</pre>
***計算式を組み立てる [#y6979ec8]
計算式が考えられたので、実際に計算式を入力してみましょう。
まず、「北海道地方」の合計を計算することにしましょう。
上の式に、実際のセル番地を当てはめてみると、
次のような計算式になるのがわかります。
#pre(novervatim){{
=B2+C2+D2+E2+F2+G2+H2+I2+J2
</pre>
***計算式を入力する [#b4069604]
では、上の計算式を入力しましょう。
まず、「合計」を入力してから、計算式を入力することにします。
+K1セルに「合計」と入力
+K2セルに「=B2+C2+D2+E2+F2+G2+H2+I2+J2」と入力し、&keyboard{Enter};キーを押す
計算式を入力して、&keyboard{Enter};キーを押すと、計算結果がセルに表示されます。
***計算式を確認する [#p7dfe2fe]
計算式が入力できているか確認してみましょう。
K2セルをクリックすると、数式バーにセルの内容(計算式)が表示されます。
さらに、数式バーをクリックすると、計算式を編集できます。
そうすると、計算式に入力されている番地のセルに、
色つきの枠が表示されます。
この枠は、入力中にも表示され、
どのセルを計算式で扱っているか、
Excelがわかりやすく表示してくれているものです。
#ref(excel07.png,nolink,計算式の確認)
**のこりの地方の合計を求める [#te75042c]
のこりの地方の合計も計算してください。
次に示しているセルに、それぞれの地方の合計を計算してください。
-K3セル: 東北地方の合計の計算
-K4セル: 関東地方の合計の計算
-K5セル: 中部地方の合計の計算
-K6セル: 近畿地方の合計の計算
-K7セル: 中国地方の合計の計算
-K8セル: 四国地方の合計の計算
-K9セル: 九州地方の合計の計算
計算ができたら、ツールバーの「桁区切りスタイル」ボタンで、
桁区切りを設定してください。
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