関数の利用関数とは(再掲)「関数」とは、数学の関数と同じような働きをします。
「数字や文字など『値』を与えると、いろいろな『処理』をして、
新しい値を『結果』として返す」ような仕掛けのことです。
Excelには、数学、財務・会計、統計、データベースなど、 多くの関数が備えてあります。 関数を、自動販売機に例えてみましょう。 自動販売機という「関数」に、お金と商品ボタンという「値」を与えて、 処理させると、ジュースやコーヒーという「結果」が返ってきます。
また、「値」が変わると、関数が返す「結果」は変わってきます。 自動販売機では、投入する金額や商品ボタンが違えば、でてくる商品やおつりの金額が変わってきます。
関数の場合は、 数字や文字のデータだけでなく、セルの番地を値として与えることができます。 このような関数に与える値のことを「引数」といいます。 引数(数字や文字、他のセルの番地)→関数→結果 関数の使い方関数は、具体的には、次のような計算式として入力します。 使い方(書式)や 引数の数は、関数によって変わります。
セルに入力できる計算式は1つだけです。 しかし、いくつかの関数を組み合わせたい場合には、 ある関数の引数として別の関数を使う、関数の「ネスト(入れ子)」をします。 たとえば、関数Aの2番目の引数に関数Bを使う場合は、次のような計算式を入力します。
ウィルスの届出件数の順位を調べる関数を使って、月ごとのウィルスの届出件数の順位を調べてみましょう。 A21〜K27セルに、次のように入力してください。
では、「RANK」という関数を使って、 順位を求めてみましょう。 RANK関数は、次のような関数です。
つまり、月ごとに ''「あるウィルスの届出件数(数値)が6つのウィルスの届出件数の中(範囲)で 大きいものから何番目か(順序)」''を調べることができます。 したがって、関数は次のようになるはずです。
まず、
1月のNetskyの順位を計算しましょう。
関数を利用するには、次のようにします。
同じような操作を、 B23〜B27セルに繰り返して、 それぞれのウィルスの順位を求めてください。 計算ができると、次のようになります。
1月分の順位の計算ができたら、 前回や 割合を計算したのと同じように、 その計算式をコピーして、 2月〜10月分を順位の計算をしましょう。
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