*オートSUM [#db6ce573] 次に、月ごとの合計や平均を求めることにします。 ここでは、「''関数''」を使って、計算することにします。 そして、関数を手軽に利用するための「''オートSUM''」も利用します。 **関数とは [#e54f9a38] 「関数」とは、数学の関数と同じような働きをします。 「''数字や文字など『値』を与えると、いろいろな『処理』をして、'' ''新しい値を『結果』として返す''」ような仕掛けのことです。 たとえば、自動販売機も関数に例えることができます。 自動販売機という「関数」に、お金と商品ボタンという「値」を与えて、 処理させると、ジュースやコーヒーという「結果」が返ってきます。 #ref(Lecture/InfoPrac2004/4th/auto_sum/function.png,nolink,関数の例) Excelには、数学、財務・会計、統計、データベースなど、 多くの関数が備えてあります。 **オートSUM [#r9209a89] 合計や平均、セルの個数などは、非常によく使われる関数です。 「''オートSUM''」とは、 「合計」「平均」「データの個数」「最大値」「最小値」の、 よく使われる5つ関数を、 マウスの操作で簡単に利用できるようにしたものです。 このオートSUMを使って、関数の使い方の初歩を練習します。 ***合計の計算 [#zc1944e5] まず、平成12年の相談件数の合計を求めましょう。 オートSUMを利用するには、「''オートSUM''」ボタンを使います。 +A9セルに、「合計」と入力 +B9セルをクリック(計算結果を表示するセルを指定) +ツールバーの「''オートSUM''」ボタンの右にある▼をクリック +「合計」をクリック +計算する範囲が点線の枠で表示されるので、範囲を確認して&keyboard{Enter};キーを押す #ref(Lecture/InfoPrac2004/4th/auto_sum/excel08.png,nolink,オートSUM(合計)) B9に入力される計算式は、次のようになります。 <pre> =SUM(COLOR(blue):B2:B8COLOR(black):) </pre> -「SUM」は、カッコ内の数値やセルの合計を求める関数 -「B2:B8」は、「B2からB8の範囲のセルの値」という意味 ***平均の計算 [#l3f8c660] 次に、平成12年の相談件数の平均を求めましょう。 +A10セルに、「平均」と入力 +B10セルをクリック(計算結果を表示するセルを指定) +ツールバーの「''オートSUM''」ボタンの右にある▼をクリック +「平均」をクリック +B2〜B8セルをマウスでドラッグして計算する範囲を指定&br; (そのままでは合計まで含めて計算してしまう) +範囲を確認して&keyboard{Enter};キーを押す #ref(./excel05.png,nolink,オートSUM(平均)) 計算する範囲に、十分注意しましょう。 合計まで計算範囲に含めないでください。 B10に入力される計算式は、次のようになります。 <pre> =AVERAGE(COLOR(blue):B2:B8COLOR(black):) </pre> -「AVERAGE」は、カッコ内の数値やセルの合計を求める関数 -「B2:B8」は、「B2からB8の範囲のセルの値」という意味 **のこりの月の合計と平均 [#i79d8fd0] のこった平成13年〜平成16年と全体の合計についても、 それぞれの合計と平均を、 オートSUM機能を使って、計算してください。 計算できたら、次のように結果の表示を設定してください。 -B9〜G9セルは、「桁区切りスタイル」ボタンを使って、 桁区切りを設定してください。 -B10〜K10セルは、「小数点表示桁上げ」「小数点表示桁下げ」ボタンを使って、 小数点以下第1位まで(たとえば100.1)表示するように設定してください。 #ref(Lecture/InfoPrac2004/4th/auto_sum/excel10.png,nolink,「小数点表示桁上げ」「小数点表示桁下げ」ボタン) &br; &navi2(Lecture/InfoPrac2005/4th,next);進んでください。 ---- #navi2(Lecture/InfoPrac2005/4th,prev,toc,next) |