RIGHT:[[授業のページへ戻る>Lecture/InfoPrac2003]] *情報処理演習 第11回 -今回のテーマ「文字列関数」 --文字列関数を探して、計算式をつくれるようになる **前回までの課題の提出 [[こちらの連絡事項>../Info]]を見て、前回課題の提出状況を確認してください。 -まだ提出していない人は、課題を作成して提出してください。 -再提出するように指示があった人は、[マイドキュメント]にあるファイルの修正をして、提出用フォルダに再提出してください。 **今回の内容 前回は、日付/時刻関数を使って、誕生日までの時間を求めました。 また、一部文字列を操作する関数も利用しました。 今回は、文字列関数の中で、よく使われるもの、覚えておくと便利なものを中心に、実習します。最後に、名簿のデータを、文字列関数を使って、新しい表にします。 こちら(1210.xls) を右クリックしてください。 「リンクを名前を付けて保存」や「対象をファイルに保存」を選んで、「マイドキュメント」に保存してください。 保存できたら、ダウンロードしたファイルを開いてください。 **文字列の操作 最初のシート「文字列関数」で、いくつかの文字列関数の使い方を覚えましょう。 ***文字列を結合する [[前回>../10th]]でもやったように、文字列やセルの値の結合をしてみましょう。 文字列を結合するには、「&」記号やCONCATENATE関数を使います。 セルC4とC5に、それぞれ「私の名前は○○です。」(○○は自分の名前を入れる)と表示するようにしてみましょう。「私の名前」はC2セルに、「です。」はC3セルに入力されているので、これを利用しましょう。 「&」記号を使い方は、たとえば、次のような計算式の結果は「AAABBBCCC」や、(A1セルの内容が「木曜日」の場合)「明日は、木曜日です」となります。 文字列は「"」(ダブルクォーテーション)で囲っていることに注意してください。 = "AAA" & "BBB" & "CCC" = "明日は、" & A1 & "です" これを参考にすると、セルC4の計算式は次のようになります。 ○○には自分の名前を入力してください。 = C2 & "○○" & C3 次に、文字列やセルを結合する、''CONCATENATE''関数を使って、C5セルに計算式を入力しましょう。 -''CONCATENATE''(複数の文字列を結合して、ひとつの文字列にまとめる) --書式 : CONCATENATE(文字列1, 文字列2, ...) --引数 : 文字列1, 文字列2 : まとめたい文字列やセルの値(30個まで) +C5セルをクリックしてアクティブにします。 +「関数の挿入」ボタンをクリックします。 +利用する関数を選びます。~ 利用したい関数の分類を選んだあと、関数名を選びます。「関数の分類」から「''文字列操作''」か「すべて表示」を選び、「関数名」から「''CONCATENATE''」を選びます。「OK」ボタンをクリックします。 +次に、関数に与える引数を設定します。 ++「文字列1」の入力欄をクリックした後、C2セルをクリックします。 ++「文字列2」に、自分の名前を入力します。 ++「文字列3」の入力欄をクリックした後、C3セルをクリックします。 ++「OK」ボタンをクリックします。 それができたら、D4とD5セルに「来年まで、あと○日です。」と表示するようにしてみましょう。D4セルには「&」記号を、D5セルにはCONCATENATE関数を使ってください。 来年までの日数は、D2セルで計算式を入力して求めてください。 :ヒント|[[前々回>../9th]]で紹介した、DATE関数を使って来年の元日のシリアル値を求め、今日の日付は[[前回>../10th]]紹介したTODAY関数で今日のシリアル値を求め、その2つを計算します。 ***文字列の長さを求める C8〜C10のセルに入力されている文字列の長さを求めましょう。 文字列の長さ(文字数)を求めるには、''LEN''関数を使います。 -''LEN''(文字列の長さ(文字数)を返す) --書式 : LEN(文字列) --引数 : 文字列 : 長さを求めたい文字列やセルの値 まず、C8セルの長さを、D8セルに計算しましょう。 +D8セルをクリックしてアクティブにします。 +「関数の挿入」ボタンをクリックします。 +利用する関数を選びます。~ 利用したい関数の分類を選んだあと、関数名を選びます。「関数の分類」から「''文字列操作''」か「すべて表示」を選び、「関数名」から「''LEN''」を選びます。「OK」ボタンをクリックします。 +次に、関数に与える引数を設定します。 ++「文字列」の入力欄をクリックした後、C8セルをクリックします。 ++「OK」ボタンをクリックします。 同じようにして、C9セルの文字列の長さをD9セルに、C10セルの文字列長さをD10セルに計算してください。 ***文字列を取り出す ある文字列から指定した長さだけ文字を取り出す関数があります。 ''LEFT''関数、''MID''関数、''RIGHT''関数を使います。 -''LEFT''(文字列の先頭(左側)から指定された数の文字を返す) --書式 : LEFT(文字列, 文字数) --引数 : 文字列 : 取り出す文字を含む文字列やセルの値 --引数 : 文字数 : 取り出す文字の数(文字列の先頭からの文字数) -''MID''(文字列の先頭から指定された数の文字を返す) --書式 : MID(文字列, 開始位置, 文字数) --引数 : 文字列 : 取り出す文字を含む文字列やセルの値 --引数 : 開始位置 : 取り出す文字の先頭の位置(もとの文字列の先頭の文字を1とする) --引数 : 文字数 : 取り出す文字の数 -''RIGHT''(文字列の末尾(右側)から指定された数の文字を返す) --書式 : RIGHT(文字列, 文字数) --引数 : 文字列 : 取り出す文字を含む文字列やセルの値 --引数 : 文字数 : 取り出す文字の数(文字列の末尾からの文字数) ***文字でグラフを作る // ここまでできたら、[[課題の説明>../11thExercise]]にすすんでください。 |