TITLE:情報リテラシ実習 *「情報リテラシ実習」−入学前フォローアッププログラム− [#n65c9e8f] -日時:2008年2月20日(水)13:00〜13:50 -場所:兵庫大学 2号館 XXX教室 -場所:兵庫大学 2号館 203教室 -担当:河野 稔(兵庫大学健康科学部健康システム学科講師) **はじめに [#v23bd7fc] ''兵庫大学健康科学部健康システム学科''の 入学前フォローアッププログラムへようこそ。 この実習では、 午前中の基礎講座「''からだの健康''」「''こころの健康''」で提示された、 レポート作成に必要な、 ワープロを活用した文書作成について実習をします。 **実習内容と使用するソフト [#f2d915c1] この実習では、ノートパソコンを使用して、次のような内容を行います。 +[[レポート全体の設定>./word]] +[[ワープロの機能の利用>./function]] +[[文書作成のポイント>./point]] +[[引用と参考文献>./cite]] +[[文書の校正>./emend]] +[[レポートの書式チェック>./check]] 使用するワープロソフトは、「''Microsoft Word 2003''」です。 -「スタート」ボタン(画面左下)をクリックして&br; 「すべてのプログラム」→「Microsoft Office」→「Microsoft Word 2003」の順に選択 #ref(./word2003.png,nolink,Word 2003 の画面) **レポートの書き方 [#eadcd902] 実は、レポートの書き方に「絶対これじゃないとダメ!」というのはありません。 分野はもちろん、教員によって、レポートの書き方への指示が異なります。 ここでは、大半のレポートに共通した書き方に配慮して、 「読みやすさ」をポイントをおいて説明します。 &br; &br; *レポート全体の設定 [#s9e17849] レポートに使用する用紙全体の設定をしましょう。 次のように操作してください。 +メニューから「ファイル」→「ページ設定」をクリック +「用紙」タブをクリックして、「用紙サイズ」に「''A4''」を選択 #ref(./page01.png,nolink,ページ設定(1)) +「余白」タブをクリックして、上・下・左・右とも「''25mm''」に設定 #ref(./page02.png,nolink,ページ設定(2)) +「文字数と行数」タブをクリックして、「''文字数と行数を指定する''」をクリック。&br; さらに、文字数を「''40''」に、行数を「''35''」に設定 #ref(./page03.png,nolink,ページ設定(3)) +「OK」ボタンをクリック *ワープロの機能の利用 [#s51e5f55] 文書を作成するのに欠かせない、 いくつかのワープロの機能を利用しましょう。 ここで紹介するのは、 とくに複数ページのレポートを作成する場合に役立ちます。 **表示の設定 [#b101a774] 実際の用紙に文字を入力するように、画面表示の設定をしましょう。 +メニューから「表示」→「印刷レイアウト」をクリック そのほかのレイアウトは、次のような意味があります。 -下書きレイアウト:デザインを気にしないで、文字入力に集中するのに適したレイアウト -閲覧レイアウト:文書を読むのに適したレイアウト(複数ページを一度に見ることもできる) -アウトライン:文書の構造(例:章→節→項)を意識しながら、文書を作成するのに適したレイアウト **ヘッダーとフッター [#d1615388] 「''ヘッダー''」と「''フッター''」は、 ページの上側と下側の余白部分の部分で、 日付やページ番号など、文書に関する情報を書いておく場所です。 ヘッダー部分に、情報を入力してみましょう。 +メニュバーから「表示」→「ヘッダーとフッター」をクリック&br; 「ヘッダーとフッター」ツールバーが表示され、ページ上側にヘッダーが表示される #ref(./header_footer.png,nolink,「ヘッダーとフッター」ツールバー) +ヘッダー(上側の余白)に「''健康システム学科入学前フォローアッププログラム''」と入力 +「Enter」キーを押して、次の行に改行 +「ヘッダーとフッター」ツールバーの「日付の挿入」ボタンをクリック #ref(./header_footer_date.png,nolink,「日付の挿入」ボタン) +今日の日付(2008/02/20)が挿入される +ツールバーの「右揃え」ボタンで、日付を右端に揃える #ref(./right.png,nolink,「右揃え」ボタン) **ページ番号 [#k4f4014a] 次に、フッター部分にページ番号を入れてみましょう。 新しいページが増えた場合は、自動的にページ番号が追加されます。 +メニュバーから「挿入」→「ページ番号」をクリック +位置を「ページの下」、配置を「中央」に設定して、「OK」をクリック #ref(./page.png,nolink,ページ番号の挿入) &br; *文書作成のポイント [#oea5f612] ワープロで文書を作成する上で、 活用すると良いポイントを紹介します。 **編集機能を活用する [#qdc31ab8] ワープロの最大のメリットは、 「''編集が自由にできる''」ことです。 文書を順番に書く必要はありません。 思いついた順に文章を入力した後で、 書き換えたり、順番を入れ替えたりすればよいのです。 文字のコピーや削除は、メニューやボタンで操作できますが、 キーボードからでもできます。 |LEFT:|LEFT:|LEFT:|LEFT:|c ||CENTER:~メニューの操作|CENTER:~ボタンの操作|CENTER:~キーボードの操作|h |~コピー|「編集」→「コピー」を選択|&ref(./copy.png,nolink,[コピー]);ボタンをクリック|「Ctrl」キーと「C」キーを同時に押す| |~貼り付け|「編集」→「貼り付け」を選択|&ref(./paste.png,nolink,[貼り付け]);ボタンをクリック|「Ctrl」キーと「V」キーを同時に押す| |~削除|「編集」→「切り取り」を選択|&ref(./cut.png,nolink,[切り取り]);ボタンをクリック|「Ctrl」キーと「X」キーを同時に押す| **フォントを使い分ける [#g124c8c9] 「''フォント''」とは、コンピュータ上での書体(文字の形)です。 フォントの種類は、大きく2種類に分けられます。 それぞれの特長を生かして、使い分ければ、より読みやすい文書ができます。 -''明朝系'':筆で書いたようなデザイン(本文でよく使用される) --日本語フォント:MS明朝、HG教科書体など --欧文フォント:Century、Times Newなど -''ゴシック系'':角ばったデザイン(見出しやキーワードでよく使用される) --日本語フォント:MSゴシック、HG創英角ゴシックUBなど --欧文フォント:Arial、Verdanaなど #ref(./font_sample.png,nolink) **マメに保存する [#pd5de11f] ファイルは、''適当なところで保存する''ようにしましょう。 保存しておかないと、 パソコンが突然動作しなくなったときに、作業が無駄になってしまいます。 文書をファイルに保存するには、次のように操作してください。 -最初に保存するとき: --メニューから、「ファイル」→「上書き保存」をクリック --保存先やファイル名を設定して、「保存」ボタンをクリック -2回目以降に保存するとき: --メニューから、「ファイル」→「上書き保存」をクリック *引用と参考文献 [#ia6e9d56] **引用のしかた [#a94e3393] **参考文献 [#dd239c51] **提出する前のチェック [#wf202364] -文体は統一されているか -段落の最初の文字は、1文字字下げされているか -校正はしっかりおこなったか **文書の校正 [#xb37a442] -○読みやすさ --余白、行送り、文字数の調整 -○語調 --「である」調 --「です・ます」調はダメ --体言止めを避ける --句読点は「、」「。」 -○表記の統一 --漢数字、算用数字(アラビア数字)、ローマ数字などの使い方には、 原則を定めて、首尾一貫する -○引用 --自分の意見と、参考にした本からの内容をわける --(どの部分が引用なのか、それがわかるように書く) --短い引用:「」でくくる --長い引用:引用部分を2、3文字分字下げ -○短い文章で --長い文章だと、冗長になって、意味や文脈がわかりにくくなる。 --句読点で、区切る(句点は1文に1つくらい) -○参考文献 --まず、本の奥付をみる(巻末にある、著者や出版社、出版地などを記載した部分) ---1)単行本 ---著者(複数の場合は全員)『書名』、出版社、出版年。 ---2)翻訳書 ---原著者(複数の場合は全員)『書名』、翻訳者、出版社、出版年。 ---→翻訳者は「○○訳」 -○レポートのルール --表紙をつける ---担当者名、授業名、タイトル(中央揃え) ---提出日 ---所属、学年・組、学籍番号、氏名(右揃え) --タイトルをつける -○校正機能を活用する --誤字脱字のチェック --変換ミス --語調や送りがなのチェック --用語の統一 |